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【遊戯王GX二次小説】最弱最強!?漆黒のデュエリスト

作者:シェーネ
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第1期
序章
  TURN2 TURN2 十代VS瑓 ストーンデュエル!!

 
前書き
いよいよオリジナルデュエル始動です。

デュエルについての補足
本来ペンデュラムモンスターになるモンスターも筆者が理解していない為、通常・効果モンスターと扱いは同じです。

モンスターのレベルは☆の数で表記しています。
 

 
「それじゃあ・・・・・・」
『デュエル!!』
初期LPはアニメと同じ4000だ。
ゲームだとシングル戦でも8000だけどな。
ハネクリボー型のデュエルディスクの右目がウィンクをする。
「俺の先攻だな。ドロー」

1ターン目

俺がドローすると同時にデュエルディスクからBGMが流れ始める。
これは俺が入れた曲からランダムで再生される。
あと有利、不利で曲が変わるがこれは俺が予め設定しておいた曲が流れる。
「うわっ!? なんだ!?」
「ただの、BGMだ。気にすんな」
「BGMって・・・・・・・」
イマイチ腑に落ちないと言った表情の十代はさておき
(ふむ、今回の曲はクリティウスか、そしてドローしたカードは閃光の騎士ねぇ)
手札は
マジシャンズヴァルキリア
魔導戦士ブレイカー
カースオブドラゴン
ブラックホール
光の護封剣
そして今引いた閃光の騎士。
まずまずの出始めと言ったところか。
「俺は閃光の騎士を攻撃表示で召喚」
【閃光の騎士】
光 ☆☆☆☆
戦士族/ペンデュラムモンスター(上下限7)
ATK1800
DEF600
「更にカードを2枚伏せてターンエンド」
ブラックホールと光の護封剣はまぁ、保険みたいなもんだが
「よし! 俺のターンだな。ドロー」
使い慣れていなはずのデュエルディスクにもかかわらず嬉々としている。
さすが、デュエルバカと言われるだけあるな。
「オレはモンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンドだ。」

2ターン目

(ふぅ・・・・・・なんとか1ターンキルは防げたか)
俺はホッと一息つくと
「俺のターン。ドロー」
引いたカードはワタポンか、これは開闢用に入れてただけだからな・・・・・・ぶっちゃけ、ミスドローと言えばミスドローなんだが
「俺はマジシャンズヴァルキュリアを攻撃表示で召喚。バトルだ! 閃光の騎士でモンスターを攻撃。」
(モンスターはフェザーマンか、融合とスカイスクレイパーがなければ大した脅威ではないな。)
フェザーマンは攻守共に1000
閃光の騎士のATKは1800なので、撃破するが、裏守備表示なので十代にはノーダメージだ。
「続けて、ヴァルキュリアでダイレクトアタック!」
「トラップ発動! 炸裂装甲!!」
「何!?」
【炸裂装甲】

このカードは相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体を破壊する。
「っち、ターンエンド」
ヴァルキュリアが墓地っと、言うか俺の場合は使用済みホルダーになるんだが、
墓地行きになったのは予想外と言えば、予想外だ。
もっとも、この手はゲームで散々やられているので、予想できたといえばできたんだが・・・・・・
「オレのターン。ドロー」
十代は先ほどと全く同じ、モンスターと伏せカードをセットしただけでターンENDだった。

3ターン目

「俺のターン。ドロー」
何か、引き当てるのを待ってるのかと、妙に慎重になってしまうが、俺はいつも通り自分のデュエルをすることにした。
引いたのは融合だったが、生憎俺のエクストラデッキで融合召喚できるのは竜騎士ガイアくらいなものだ。
が、肝心の暗黒騎士ガイアは手札にもフィールドにもいないので召喚できない。
「俺は、魔導戦士ブレイカーを攻撃表示で召喚。モンスター効果でカウンターを1つ載せる。」
【魔導戦士ブレイカー】
闇 ☆☆☆☆
魔法使い族/効果モンスター
ATK1600
DEF1000
「ブレイカーの攻撃力はカウンター1つにつき300UPする。ブレイカーでモンスターを攻撃。」
「トラップ発動! マジックシリンダー」
「またかよ!?」
俺のLPは残り2100
「閃光の騎士でモンスターを攻撃」
現段階では十代のフィールドにあるのは裏守備表示のモンスターが1体と伏せカードが1枚
しかも、伏せている以上なんのモンスターかはわからない。
が、クレイマン以外ならそんなに脅威ではないし、スカイスクレイパーが出なければそこそこいい勝負が出来ると思う。
伏せてあるモンスターはフェザーマンだった。
(またかよ!)
内心でお前一体何枚ずつ入れてるんだとゲームでも突っ込んだが確実に2枚ずつは間違いなく入れてるな。
「ターンエンドだ。」
「オレのターン。ドロー」
十代はまたもやモンスターをセットしてターンエンド。
確かに、サポートするカードやスカイスクレイパーがなければ、EHEROは攻守共に低めだし、レベルが上がれば生贄が必要になる。
かと言って、融合またはフュージョンゲートがなければ、素材がいても融合モンスターは基本召喚できないしな。
至って冷静に考えてるように見えるけど、これでも結構焦ってるんだぜ。
既にLPは半分。
ストーンも亀裂が走ってるし、
このデュエルに勝たなきゃ、社長命令の依頼も遂行できないからな。

4ターン目

「俺のターン。ドロー」
引き当てたのは、星因士シャム。
この時代にはまだないカードな気もするが、タッグフォースでは既にシンクロとか出てたし気にしないで使うこととする。
「俺は、星因士シャムを召喚し、モンスター効果を発動。相手プレイヤーに1000ダメージ与える」
【星因士シャム】
光 ☆☆☆☆
戦士族/効果モンスター
ATK1400
DEF1800
「っぐ」
LP4000→3000
(ふぅ、ようやく減らせたか)
十代が呻いたのは、いつものデュエルの癖だろうか?
「ブレイカーでモンスターを攻撃」
伏せカードはバーストレディだったが、バーストレディのDEFは800
スカイスクレイパーもないので、何ら問題なく撃破。
今は伏せカードもないしな
「更に、閃光の騎士でダイレクトアタック」
十代のLP3000→1200
(残り1200か、このまま行けるか?)
「ターンエンド」
その時、BGMが変わった。
俺が有利になるとなるように設定してある音楽だ。
ちなみ今は十代のテーマ(ってかむしろスカイスクレイパーのテーマ?)に設定してある。
タッグフォース1と同じ仕様だ。
「ってうわっ!? また曲が変わったのか」
「まぁ、有利不利でも曲が変わるようにしてるからね」
「ホント変わったデュエルディスクだな」
十代がしげしげとデュエルディスクを見ている。
別に急ぎはしないが、十代のターンにもう回っている。
「お前のターンだぞ」
「お、おう。ドロー」
十代はモンスターを裏守備表示でセットしてからの、手札から魔法カード「ブラックホール」を発動。
【ブラックホール】
魔法
このカードはフィールド上のモンスターをすべて破壊する。

つまり互のフィールド上にはモンスターはいない。
しかも伏せカードはハネクリボーだと?
ハネクリボーの効果はクリボーと似たような感じだが、どっちかってと和睦の使者に近いか、
墓地へ行く時にプレイヤーへのダメージを0にする。だし、
進化する翼とLV10コンボを使われたらそこそこ強いし、壁モンスターがいなければ例え攻撃力300だろうと立派な脅威だ。
十代はそれで、ターンエンド。
ハネクリボーの効果がもったいないと思わなくもないが、これはチャンスと捉えるべきか

5ターン目

意外と早く勝負が着くかもしれないと思ったのは、このカードを引いたからだ。
やってきました”死者蘇生”
遊戯しかり、十代しかり、俺も昔から再ブームに至った今までお世話になっている。
まぁ、確か制限カードのはずだが、元より1枚しか持ってないし、リビングデッドの呼び声でそこはフォローというところか
「俺は、手札から死者蘇生を発動。閃光の騎士を特殊召喚。更に、閃光の騎士をリリースして、カースオブドラゴンを召喚」
【カースオブドラゴン】
闇 ☆☆☆☆☆
ドラゴン族
ATK2000
DEF1500
カースオブドラゴンは☆5なので、生贄が1体必要だ。
「これで終わりだ! カースオブドラゴンでプレイヤーにダイレクトアタック!!」
十代のLPは0
ストーンも砕け散ったので間違いない。
会場がざわめく、それもそうだろう。
最弱で名高い俺が、本気ではなかったとは言え、クロノス先生を負かした十代相手にまぐれとは言え、勝ったのだから。
とはいえ、今回は勝手がわからなかったからと言えば、次回は十代が勝つ可能性の方が高いわけだし、確率的に言えば、今回はホントに運が良かったとしか言いようがないんだが・・・・・・。
ストーンのおかげで、十代にダメージはないはずだが、十代はうなだれたままだ。
「おい・・・・・・」
と声をかけようとして、落ち込んでいるわけではないと気がついた。
「お前スゲーな!! このデュエルも面白かったし最高だったぜ」
目を輝かせていうものだから、つい
「っふ、ガッチャ! 楽しいデュエルだったよ」
なんてアイツの決めゼリフを茶化し気味に言っていた。
「それ、俺の決めゼリフだぜ」
十代はというと、特に気分を害した感じはなく、むしろ上機嫌なくらいだ。
俺は、十代の近くまで行き、手を差し伸べた。
「しかっし、お前の能力ってホントスゲーのな」
俺たちのデュエルを見届けた生徒たちはぞろぞろと会場を出て行く。
が、それを気に止める様子もなく、デュエルディスクを返しながら十代は俺に話しかける。
「俺も最初にこんな力があるって知った時は驚いたさ」
俺は遠い目をしながらこの能力に気がついたときのことを思い出していた。 
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