FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第174話 『宝狩』
前書き
更新遅れてスミマセンでした!元07の紺碧の海です☆突然ですが、改名しました。
今回は大魔闘演舞3日目の競技パート。その内容は・・・え?2人で?
このお話はアイディアが全く浮かばず困っていた私に、私の憧れの存在である緋色の空さんの案を頂いて作りました。緋色の空さん、ありがとうございます!
今回もナレーション風です。
それでは、第174話・・・スタート☆
「♪~~~~~ ♪~~~~~ ♪~~~~~ ♪~ ♪~
♪~~~~~ ♪~~~~~ ♪~~~~~ ♪~ ♪~」
夜が明け、クロッカスの街に軽やかなファンファーレが鳴り響く。
チャ「大魔闘演舞3日目!いったい今日はどんな事件が起こるんだぁーっ!?本日の特別ゲストは、評議院第4強行検束部隊隊長、ラハールさんにお越し頂きました。」
ヤ「久スぶりだねぇ。」
ラ「よろしくお願いします。」
ラハールは丁寧に、礼儀正しくヤジマに頭を下げる。元評議院6の席であるヤジマはラハールとは親しいのである。
チャ「これまでの順位で、1位は銀河の旋律、2位は死者の仮面、3位は妖精の尻尾Bという結果になっています。」
ヤ「妖精の尻尾は両チームともどんどん追い上げてくるねぇ。」
ラ「どんどん予想が付かなくなっていきます。」
チャ「それでは早速3日目競技パートに参りましょう!」
すると、どこからか大魔闘演舞のマスコットキャラクター、マトー君が姿を現した。
マト「競技の名は・・・『宝狩』!!」
観客全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」
競技の名を言っただけなのになぜこんなに盛り上がるのだろうか?
ウェ「『宝狩』?」
フ「宝を・・・狩る?」
エ「いわゆる宝探しのようなものだな。」
ト「そ・・そうゆう意味、なんですか?」
エルザは一言で『宝狩』をまとめる。
マト「出場者は、各ギルド2名です。」
ショ「えっ?」
ユ「2人?」
エル「おいおい・・どんな宝探しだよ・・・」
マト「さぁさぁ、早く決めないと失格になるカボよ。」
マトー君に急かされて、『宝狩』について疑問に思いながらも各ギルドのメンバー達は輪になった。
バ「ハルト、イレーネ、お前達が出ろ。」
ハル「えっ!?」
イ「で、でも・・それだったら息ピッタリのアニーとアリーの方が・・・」
アニ「良いの良いの♪」
アリ「私とアニーは、もっと“重要な事”を任せられてるから。」
バ「頑張れよ。ハルト、イレーネ。」
映像魔水晶に映像が映し出された。
チャ「海中の洞穴からは、ハルト・パーカー&イレーネ・ザンピア!!」
ヤ「双子のアニーとアリーじゃないんだねぇ。」
ヒ「ここは僕が出る事にしよう。」
ジェ「ヒビキが出るなら、私も♪」
映像が切り替わり、
チャ「青い天馬からは、ヒビキ・レイティス&ジェニー・リアライト!!」
観女全「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
グ「で、俺達はどうすんだ?」
ナ「そろそろ俺を出させろっ!暇すぎて体が鈍っちまうっ!」
ナツが喚き始める。
ル「分かったから静かにしなさいよ。」
エ「ナツ1人だと心配だからな・・・私が行きたいところだが、まだ少し怪我の具合が良くない。ウェンディ、行ってくれるか?」
ウェ「わ・・私なんかで良いのなら。」
映像が切り替わり、
チャ「妖精の尻尾Aからは、ナツ・ドラグニル&ウェンディ・マーベル!!」
セ「『宝狩』かぁ。面白そうだな。よしっ!俺が行くっ!」
シ「待ってよセイン!私も行く~!」
映像が切り替わり、
チャ「月の涙からは、セイン・ロード&シプ・マーノ!!」
ジュ「うむ。そろそろワシが出ても良い頃だな。」
シェ「ジュラさんが出るの?」
ユウ「他のギルドに勝ち目は無いな。」
ト「まだ勝負始まってねェよっ!!」
ユウ「キレんなよ。」
リ「ジュラさんが出るのなら、俺も行かせてもらう。」
シェ「リオンも?」
ト「強すぎるじゃねェかァっ!!」
ユウ「良いんだよそれで。つーかキレんなよ。」
映像が切り替わり、
チャ「蛇姫の鱗からは、ジュラ・ネェキス&リオン・バスティア!!」
ラ「聖十大魔道が登場ですね。」
オ「勝たなかったら回すよ!」
ナデ「ど、どどど・・どどどどどうしますぅ~?」
ス「う~ん・・・やっぱりここは、運動神経抜群のハマナスさんと、パワフルなツツジさんが良いと思います。」
サ「スミレに同感です。」
ハマ「皆さんがそれで良いのなら。」
ツ「喜んで、行きますよ!」
映像が切り替わり、
チャ「幸福の花からは、ハマナス&ツツジ!!」
フ「んで、俺達は誰が行くんだ?」
ショ「もうAチームは決まったみたいだし、急がないとな。」
マ「私が行く~!てか絶対行くっ!もう退屈すぎてつまんない~!」
マヤが喚き始める。さっきのナツのようだ。
ユ「分かった分かった。マヤは決定ね。」
リョ「マヤ1人だと何やらかすか分かんねぇからなぁ・・・かと言って、ショールもユモもフレイも出場したし、俺もこの後ちょっと“用”があるし・・・・」
フ「“用”って何だよ?」
リョ「ん?あ、あぁ。別に大した事じゃねぇ。」
リョ以外「?」
リョ「という事で、マヤをよろしくな。トーヤ。」
リョウがトーヤの右肩にポンッと手を置く。
ト「え。ぼ、僕なんですか?」
映像が切り替わり、
チャ「妖精の尻尾Bからは、マヤ・ララルド&トーヤ・ファイン!!」
観1「え。リョウ・ジェノロじゃねぇのかよ。」
観2「聖十同士の対決、見たかったのに~。」
オー「コネティと俺が行く。」
映像が切り替わり、
チャ「死者の仮面からは、オーガンス&コネティ・ラドゥ!!」
ロ「そろそろ俺達の底力見せ付けねぇとっ!ここは俺とイエーガが行くっ!俺達は、ワイルド・・・」
四つ首全「フォーーーーーッ!!!」
映像が切り替わり、
チャ「四つ首の猟犬からは、ロッカー&イエーガ!!」
ヤ「巻き返スが出来るといいねぇ。」
アチュ「うおおぉおぉぉぉぉぉっ!!『宝狩』、めっちゃ面白そうじゃねぇかぁっ!!おしっ!俺が行くぜっ!」
シェナ「ちょっと!勝手に決めないでよ。」
ウ「大丈夫よ。アチュールも1日目の競技パート以来出番が無かったんだから、久々に暴れさせても悔いは無いわよ。それに、私が付いて行けば安全よ。」
チ「ウララが行くの?」
タ「それなら安心だな。」
映像が切り替わり、
チャ「白い柳からは、ウララ・リネリア&アチュール・マム!!」
キ「妖精の尻尾、Aチームはナツ・ドラグニルとウェンディ・マーベル。Bチームはマヤ・ララルドとトーヤ・ファインか。」
ルチ「微妙な組み合わせだけど、なかなかだね。」
レ「だが、協力体勢だったら俺達の方が断然有利だ。」
そう言いながらレヴルは後ろを振り返る。
カ「私とアンナの友情、ここで発揮しないとね。」
アン「絶対妖精の尻尾なんかに負けないんだから!」
映像が切り替わり、
チャ「銀河の旋律からは、カオリ・スプリング&アンナ・ワンス!!」
ジェニ「おいおい!俺達今めっちゃ崖っぷちの順位だぞっ!だぁーーーっ!俺は『浮上板』のリベンジのつもりで行くぞっ!」
走り出そうとするジェニックの襟首をリートが掴む。
リー「おいジェニック、リベンジなら俺も出場する権利があるぞ。勝手に行こうとするな。」
アナ「もぉ!リベンジなら私も出場権利がある事忘れないでよっ!」
ジェニ「俺は1日目の競技パート以来、一度も出てねぇんだぞ。だから俺が行くっ!」
リー「それだったら俺も2日目の競技パート以来一度も出てねぇよ!」
アナ「私も昨日のバトルパート以来出てないわよ!」
ジェニ「俺だ!」
リー「俺だっての!」
アナ「私よ!」
ジェニックとリートとアナは睨み合う。
ヒリ「ちょ・・ちょっと皆・・・」
ヒリアは困ったように3人を遠ざけようとする。すると、ヒリアの白いバルーンカットソーの裾をラムが引っ張る。
ヒリ「何ラム?」
ラム「僕とヒリアで行こう。」
ラム以外「えっ?」
映像が切り替わり、
チャ「気楽な禿鷹からは、ヒリア・フーガベース&ラム・ビディンガン!!」
会場のど真ん中には、大魔闘演舞3日目の競技パート『宝狩』に出場するナツとウェンディ、マヤとトーヤ、ハルトとイレーネ、ヒビキとジェニー、セインとシプ、ジュラとリオン、ハマナスとツツジ、オーガンスとコネティ、ロッカーとイエーガ、ウララとアチュール、カオリとアンナ、ヒリアとラムが集結した。
ト「す・・すごい、数でやる競技なんですね。」
『宝狩』はナツ達4人を含めた24人で行う競技なのだ。
マ「去年の大魔闘演舞も、こうゆう競技があったの?」
ナ「いや、確か無かったはずだ。」
ウェ「(ナツさんが去年の事を覚えていた!)」
ナツの記憶力にウェンディは心の中で驚嘆の声を上げた。すると、石造りの観客席の下にある出入り口から大魔闘演舞のマスコットキャラクター、マトー君がちょこちょこと歩いて来た。マトー君は『宝狩』の出場者達の前で立ち止まると、
マト「では、大魔闘演舞3日目の競技パート、『宝狩』のルール説明を行いますカボ。えー、まず初めに、各ギルドこのくじを引くカボ。」
どこから取り出したのか、2日目の競技パート、『登塔』の時と似た感じの箱にくじが2つしか入っていない箱を各ギルドのメンバーに引かせる。
くじを引くと、1本のくじは青いホログラム、もう1本のくじには赤いホログラムが浮かび上がった。
ちなみにナツとトーヤは青、ウェンディとマヤは赤のホログラムだ。
ヒ「引いたけど・・・」
ジェ「これは何なの?」
まだ何が何だか分かっていない24人の出場者達は首を傾げる。
マト「青いホログラムのくじを引いた方は隠されている宝を探す側。赤いホログラムのくじを引いた方は宝を探す側の人に指示をする側カボ。くじを引いた後から役目を交換したら即失格になるカボよ。」
それを聞いたマヤの手からポトッと赤いホログラムのくじが落ちた。トーヤはその隣で申し訳無さそうに小さくなっていた。
映像魔水晶の映像にくじによって振り分けられた役目が映し出された。
『指示する側』 『宝を探す側』
海中の洞穴 イレーネ・ザンピア ハルト・パーカー
青い天馬 ヒビキ・レイティス ジェニー・リアライト
妖精の尻尾A ウェンディ・マーベル ナツ・ドラグニル
月の涙 セイン・ロード シプ・マーノ
蛇姫の鱗 ジュラ・ネェキス リオン・バスティア
幸福の花 ハマナス ツツジ
妖精の尻尾B マヤ・ララルド トーヤ・ファイン
死者の仮面 コネティ・ラドゥ オーガンス
四つ首の猟犬 イエーガ ロッカー
白い柳 ウララ・リネリア アチュール・マム
銀河の旋律 カオリ・スプリング アンナ・ワンス
気楽な禿鷹 ヒリア・フーガベース ラム・ビディンガン
フ「ぬぁっ!?マヤが指示する側だとぉ~!!?」
エル「マ・・マジ、で・・・?」
ル「あっちゃぁ~。」
ユ「マヤ、あんなに楽しみにしてたのに。」
ショ「だ・・大丈夫、かなぁ?」
待機場所にいるルーシィ達も驚嘆の声を上げたり心配そうな声を上げていた。
ト「ス・・スミマセンマヤさん!せっかく楽しみにしてたのに・・・」
トーヤが必死に頭を下げる。
マ「もぉ、トーヤが謝る必要なんてこれっぽっちも無いよ。」
そう言いながら、マヤはトーヤの顔の前で右手の親指と人差し指で1mm以下の間を作る。
マ「それに、もう決まった事だもん。後から後悔したって良い事は帰ってこないもん。」
ナ「そうそう。」
すると、マヤの左肩に手を回したナツが白い歯を見せながら、
ナ「マヤはこんくらいの事でふてくされるほど心狭くねぇぞ。広大な砂漠みてぇに広すぎて、逆に大変だ。」
マ「それって、褒めてんの?貶してんの?」
ナ「どっちもだ!」
マ「ひどっ!」
そんなナツとマヤのやり取りを見てトーヤは少し安心したように小さく微笑んだ。すると、背後からひょこっとウェンディがトーヤの顔を覗き込む。
ウェ「トーヤさん、マヤさんの為にも、チームの為にも、頑張って下さいね。チームは違いますけど、私、トーヤさんの事、応援してますから。」
そう言うとウェンディは微笑んだ。ウェンディの言葉とその笑顔を見て、トーヤは若干頬をピンク色に染めると、
ト「はい!」
嬉しそうに頷いた。
マト「それでは、役目も決まったところで本題に入るカボ。」
マトー君が身振り手振りで話し始めた。
マト「まず宝を探す方達の説明から。」
そう言うと、マトー君は白い手袋をした指をパチン!とならした。すると、ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・と辺りに地鳴りが響いた。
観3「また地鳴りィ!?」
観4「いい加減にしろーっ!」
観5「ひゃああぁああぁぁあああああっ!」
観客席からはブーイングも多い。改めて言うが、「今年の大魔闘演舞は地鳴りが多い」。すると、会場の地面に緑、黄色、黒、水色の巨大な魔法陣が浮かび上がった。緑色の魔法陣からは葉が生い茂る巨木が生え、黄色の魔法陣からは地面に沿って砂が大量に流れ込み、黒い魔法陣からは色とりどりのコンクリート壁の建物が現れ、水色の魔法陣からは地面に沿って純白の雪が大量に流れ込んできた。
その4つの場所を区切るように、今度は地面から灰色の高くて分厚い塀が現れた。
アチュ「なんだこりゃぁ~!?」
ハマ「木に・・砂に・・建物に・・雪に・・塀?」
24人の出場者達は驚きを隠せない。
エ「す、すごいな・・・」
グ「もう「何でもアリ」って感じだな。」
それは待機場所にいたメンバー達も、
マカ「こ・・これは・・・!」
メ「すごすぎますね。」
応援席のメンバー達も、
観6「やりすぎだろ・・・」
観7「主催者側も大変だなぁ。」
観客席でも同じ事だった。
しばらくして地鳴りが治まり、ドムス・フラウの会場には灰色の高くて分厚い塀で区切られた森林、砂漠、街、雪原の4つの舞台が出来上がっていた。
チャ「な・・何と言う事だぁぁぁっ!会場に4つの舞台があっという間に出来上がってしまったぁぁぁぁぁっ!!」
チャパティ・ローラやヤジマ、ラハールやルーシィ達、観客達も驚いているが、一番驚いているのは『宝狩』の24人の出場者達だ。それぞれ2人3組の2人が4つの舞台に分けられていたのだ。自分達は最初の場所から1歩も動いていないというのに・・・
ちなみにナツとウェンディは森林の舞台、マヤとトーヤは街の舞台にいた。
そして、出場者1人1人の耳にはピンマイクが装着されていた。
ハル「ど・・どうなってんだ・・・?」
カ「1歩も動いていないのに・・・」
リ「このピンマイクは何だ?」
すると、4つの舞台事に映像魔水晶が現れ、マトー君が映し出された。
マト「驚きましたかカボ?この4つの舞台内にはこの宝が40個隠されているカボ。」
映像に映っているマトー君の白い手袋をした右手にはフィオーレ王国の国章が刻まれた金色の球体。これが宝だ。
マト「宝を探す方達はこの4つの舞台内を行き来して、宝を探してもらうカボ。この宝1個に付き、1ポイント。40個の宝全て見つかったらこの競技は終了カボ。宝の数のポイント数を加える事が出来るカボ~♪」
マトー君は嬉しそうに言う。だが、表情は一切変わらない。
マト「ちなみに、相手に魔法で一撃を与えると宝を1つその相手から奪う事が出来るカボ。」
少し声色を変えてマトー君が言う。
マト「そして、指示する方達は・・・」
そう言うと、マトー君はまた白い手袋をした指をパチン!と鳴らした。すると、赤いホログラムのくじを引いた各ギルドの指示する側の魔道士の体が赤く光りだした、と思うと、すぐにその場から瞬間移動をして、4つの舞台の真上に浮かび上がった巨大な赤い魔法陣の上に飛んで行ってしまった。もちろん、ウェンディとマヤもだ。
ナ「ウェンディーーー!」
ト「マヤさん!」
巨大な赤い魔法陣の上にはウェンディとマヤを含めた12人の魔道士とマトー君が集結していた。
マト「皆さんにはここから下にいる相棒に指示をしてもらうカボ。」
ちなみにこのマトー君の声は下にいる12人の魔道士達にも、それ以外の魔道士達や観客達にも聞こえている。
イ「指示って・・・」
ツ「こ、ここから・・・?」
ラム「どうやって?」
マト「その為にそのピンマイクがあるカボよ。」
マトー君が近くにいたマヤのピンマイクを指差す。
マ「あーあー、おーいトーヤ、聞こえるぅ~?」
マヤが試しにマイク越しに喋ってみると、
ト『うわぁっ!マ、マヤさん!?あぁ、えっと、聞こえます。』
驚いたトーヤの声が聞こえた。
マト「そのピンマイクで指示をするカボよ。」
コ「だが、ここからだと下の様子が全く分からないぜ。イヒヒ。」
コネティが不気味に笑いながら問うと、
マト「皆さんにはこの小型映像魔水晶を使って、会場全体の様子、相棒の様子を確認出来るカボ。」
マヤは渡された小型映像魔水晶を試しに操作してみる。青い点が1個あり、紫色の点が11個ある。青い点は自分の相棒を表し、紫色の点は相手を表している。
ジュ「宝の場所までは表されてはいないみたいようだな。」
マト「そこまで甘くないカボよ。」
リョ「今年の大魔闘演舞はすっげぇ~なぁ。」
リョウが感心したように呟く。
ル「ナツもウェンディもマヤもトーヤも頑張れぇ~!」
ルーシィが待機場所から叫んだ。
チャ「これで全ての準備が整いました。」
上と下にいる24人の出場者達の瞳はすでに燃えていた。
チャ「大魔闘演舞3日目競技パート、『宝狩』・・・開始ッ!!!」
チャパティ・ローラの力強い実況と共に像の上にいる男が銅鑼をゴォォォォォン!!と力強く叩いた。遂に『宝狩』が始まった。
後書き
第174話終了です☆
毎回競技パートは1話で終わってたんですが、今回はあまりにも張り切りすぎて2話書く事になりました。このまま1話で収めたら、余裕で20000文字いきそうなんで・・・
次回は『宝狩』の続きです。そして、何やらトーヤに異変が・・・!?
お楽しみに~☆
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