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ノーゲーム・ノーライフ~3人目の天才(ゲーマー)~

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第8話~次期国王選定ギャンブル大会~

 
前書き
前回のあとがきでも言いましたが・・・・。
つ・い・に!!
ノーゲーム・ノーライフアニメ始まりましたね!!
二話も見ましたけど、白可愛すぎました!!!
ステフも出てきましたね!!
格好がすごかったですけど・・・ww
まぁ、ステフはこの回で出すつもりなのでステフファンの皆様はご安心をww
できるだけ原作のステフにするつもりです!
面白可笑しギャグキャラに仕立て上げたいと思いますので、応援お願いします!! 

 
「次期国王選定ギャンブル大会?」
「そう。前国王が遺言で次期国王は人類最強のギャンブラーに戴冠させるってあってね」
「へー、そうなんだ」
「ほら、だから今もあそこでやってるだろ?」
そう言って指さした先に俺たち三人は目をやる。
そこには――――
「うぅぅぅ」
「早くしてくれないかしら?唸ったところで手札は変わらないわよ」
「しょ、少々お待ちくださいですわっ!」
唸り続ける少女と余裕な態度で勝負に挑む少女がいた。
「あれは――――」
「あの人、負ける」
「そりゃそうだろう。ポーカーフェイス・・・って、そういうことか」
白が指さしたのは特徴的な青い瞳と対照的な赤い髪を持つ唸っていた方。
そして、空は何かに気づいたのか宿を見回す。
暇になった俺は宿屋の主人――と名乗っているだけ――に聞くことにした。
「じゃあ、前国王の息子とか娘とか・・・不憫じゃない?」
「まぁ、そうだな。あそこにいるのが前国王の孫娘のステファニー・ドーラだ。あの唸ってる方な。そして、黒いベールで顔を隠しているのがクラミー・ツェルだな。あのクラミーってのがバカみたいに強いんだよ」
「へぇ~・・・ステファニーさんも大変なんだね」
「みたいだな・・・・というか、お前さんたちはここの人間じゃないだろ?」
その言葉に俺たち三人は一斉に宿屋の主人(仮)へと目を向けた。
「・・・なんで、そう思う」
空が代表して尋ねる。
「簡単な話だ。ここの人間ならあの愚王の娘を知らないわけがないからな」
「愚王?」
「ああ。愚王ってのは先王のことだ。ここの人間なら知らない奴はいない」
「なるほどな・・・。でもなんで先王は愚王なんて呼ばれてるんだ?」
「あぁ、それか。それは先王がゲームに負け続けたからだ。その結果、俺たち人類はここエルキア以外の領土を失ったんだよ。だから俺たちは愚王と呼ぶんだよ。皮肉を込めてな」
そう言えばあの自称神様(テト)も言ってたな。
この世界へと誘われた時、というかこの世界に放り出された時に言っていた言葉を思い出す。
『ここは盤上の世界!ディス・ボード!全てがゲームで決まる世界!人の命も、国境線さえもっ!!』
「・・・人の命も、国境線さえもゲームで決まる世界・・・かぁ」
「確かにそうだな。今はゲームで全てが決まる。“盟約”ができる前は戦争してたらしいからな。今の神様が神様になる前はすごかったらしいからな」
ふ~んと俺たちは納得したので取り敢えず宿を確保することにした・・・のだが。
「ねぇ、空兄ちゃん。お金・・・あるの?」
「それなら問題ない。盗賊から奪ったからな」
「なら、この世界の、通貨、にぃわかる?」
「それはわからんが・・・まぁ大丈夫だ。駆け引きは俺の領分だからな」
一度店を出て話し合い、結論を出した俺たちは再び宿屋の主人(仮)と再び対面した。
「ん?なんだ、またお前たちか・・・今度はどうしたんだ?」
「いや、俺たち宿に泊まりたいんだが・・・ここ空いてるか?」
「あぁ、大丈夫だ。三人一部屋か?」
「それでOKだ。それで・・・これで何泊できる?」
そう言って空が取り出したのは金色に輝く一枚の硬貨。
「・・・一泊だな」
「あ~だめだめ、嘘はよくないよ。・・・じゃぁ、二十泊三食付きでどう?」
「なっ!どうしてそうなった!二泊だ!」
「またまた~・・・間をとって十泊三食付きね」
「な、なんの間をとったらそうなる!」
「はぁ、嘘をつくときは視線と声のトーンに気をつけな。それに、おたく酒場のマスターであって宿屋の主人じゃないでしょ。客からぼったくった金で奢ってくれてもいいじゃん」
「なっ・・・!!」
「嘘をつく相手に気をつけな。あんた程度の嘘、探る必要もない」
「・・・ちっ、四泊だ」
「はい、ごっそさん」
「あんたら名前は?」
「あ~・・・“空白”でいいか?赤葉」
「うん、大丈夫だよ」
「じゃあ、それで」
そうして俺たちは部屋がある二階へと行く。
と、そこで空が未だに唸り続けている愚王の孫娘、ステファニー・ドーラへと近づき・・・。
「・・・おたく、イカサマされてるよ」
「へ?」
それだけ言って俺たち三人は二階へと上がった。

・・・・・
・・・・
・・・
・・


「はぁ~、つっかれた~!」
「僕も、もう、ヘトヘト」
「・・・寝る」
三者三様の言葉を発し――けれども皆同じ気持ちで――脱力したように倒れこむ。
「白、寝るならベッドでな」
「うん」
そして、会話が途切れる。
「しかし―――」
初めに口を開いたのは空だった。
「この世界のイカサマはえげつねぇな」
「・・・にぃ、あれに、勝てる?」
「・・・・あんなやつがゴロゴロいると思うとゾッとするな」
あえて白の言葉を空は無視する。
なぜなら―――
「愚問、だった」
「  」に敗北はありえない。
それはこの世界でも例外ではない。
(「  」か。あの世界で都市伝説にまでなった最強のゲーマー。全てがゲームで決まるこの世界で、そして“魔法”という最強のイカサマが存在するこの世界で―――「  」はどこまで通用するのだろうか)
「・・・・見ものだな」
「ん?何か言ったか?」
「別に何も言ってないよ、空兄ちゃん」
「そうか・・・白も寝るみたいだから俺も寝るが、赤羽はどうする?」
「それじゃぁ、僕も寝るよ」
疲れのせいか三人は直ぐに深い眠りについた。

・・・・
・・・
・・


時刻は夜八時。
三人が眠り始めて二時間近く経った頃。
ペタペタペタペタ
一つの足音が廊下に音を奏でる。
ギシギシ
少しばかり傷んだ床が時折軋む音を奏でる。
そして、歩が止まる。
「ここ・・・ですのね」
特徴的な青い瞳とそれに対照的な赤い髪を持つ、愚王の孫娘と罵られる少女。
ステファニー・ドーラその人は、
その扉を今まさに、叩こうとしていた。 
 

 
後書き
何か中途半端で終わっちゃいましたが八話終了です!
遂にステフでてきましたね(笑)
・・・・最後ホラーっぽいですね(笑)
ま、まぁ何はともあれ皆さんに感謝です!
いつもいつも見てくださってありがとうございます!!
この小説の更新は週末に一話、多くて二話程度を心がけるつもりですので、応援お願いします!!
そして、アニメを見てノーゲーム・ノーライフに興味を持った人は是非原作も見てください!!
相当面白いですので損はしないはずです!!
そして最後に。
いつもいつもありがとうございます!!
お気に入りも何件かしていただいて凄く嬉しいです!!
これを見てくださっている皆様のおかげでこれからも頑張れます!!
本当にありがとうございます!!
そして、
これからもよろしくお願いします!!!! 
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