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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第130話 古い道化師

 
前書き
HEY!!07だZ!!
今回は新たに生まれた闇ギルド最大勢力、ビゲスト同盟の1角である鎖の少女(チェーンガール)を潰す事になった妖精の尻尾(フェアリーテイル)の最強チーム。そして、共に鎖の少女(チェーンガール)を潰す事になった新人ギルド、古い道化師(オールドピエロ)と連合を組む事になったっ!
マヤ目線で書いていきますよ。
それでは、第130話・・・スタート!! 

 
ガタガタガタガタ。

ナ「おぉぉぉ・・・・うぷ。」

ハ「ナツ、大丈夫?」

フ「こんな狭いところで吐くんじゃねぇぞ。」

私達は、新たに生まれた闇ギルド最大勢力、ビゲスト同盟の1角の鎖の少女(チェーンガール)を潰す事になったんだ。

ル「ねぇリョウ、一緒に鎖の少女(チェーンガール)を潰す古い道化師(オールドピエロ)ってどんなギルドなの?」

ウェ「それに、鎖の少女(チェーンガール)のギルドの事も気になります。」

ルーシィとウェンディがリョウに聞く。ちなみに、私達は魔道四輪に乗って、集合場所である古い道化師(オールドピエロ)のギルドまで移動中。でも、借りた魔道四輪は中がすごく狭くて、全員は乗れなかったんだ。だから、運転席にはエルザとショール、屋根の上にはグレイとユモ、後の私たちは中に乗ってるけど、ものすごく窮屈。しかも、

ナ「おぷ・・・」

ナツはこのとおりグロッキー状態。それに構わず、ルーシィの質問にリョウが運転席と屋根の上にいるエルザ、ショール、グレイ、ユモにも聞こえるように話し始めた。

リョ「まずはウェンディの質問から答えるな。鎖の少女(チェーンガール)はたった7人で最大勢力の闇ギルドだ。それぞれたった1人で街を1つ消す事が出来る魔力を持っているんだ。」

ト「た、たった7人・・・!」

マ「すごい少ない闇ギルドだね。」

ル「そこじゃないでしょっ!ていうか、そ、そんな危険すぎるギルドを潰すのぉ~!?」

ルーシィは私に突っ込みながらも顔が青ざめている。

ハ「ルーシィ、汁すごいよ。」

ル「汗よっ!」

この2人で漫才(コント)出来るんじゃないかな~?

ショ「それで、ルーシィの質問の俺達と連合を組む古い道化師(オールドピエロ)はどんなギルドなんだ?」

ショールが運転席から身を乗り出して聞く。

リョ「古い道化師(オールドピエロ)は、新人ギルドでありながらも、魔道士はかなりの実力者揃いだ。今回は古い道化師(オールドピエロ)の魔道士6人と連合を組む事になっている。」

新人でも強い魔道士ばかりなんてすごいな~。

ユ「そういえば、何で集合場所が古い道化師(オールドピエロ)のギルドなの?」

ユモが屋根の上から問う。

エ「それは私が答えよう。鎖の少女(チェーンガール)が隠れ住んでいるという場所から、古い道化師(オールドピエロ)のギルドはとても近いんだ。」

シャ「そんなに近くにいて、今までよく無事だったわね。」

確かに、言われてみればそうかも・・・すると、

グ「噂をすれば、あれじゃねぇか?集合場所の古い道化師(オールドピエロ)のギルドっていうのは?」

グレイの声にナツ以外の皆が窓から顔を出す。森の奥に木で出来た小さな建物が見える。

ウェ「あの建物に間違いないですね。」

エ「皆しっかり摑まっていろ。とばすぞっ!」

ナ&エ以外「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

ナ「マ・・マジ、で・・・?うぷ・・・・」

皆慌てて何かにしがみ付く。その瞬間、魔道四輪がスピードを上げた。

グ「うぉぉおぉぉおおあおあああぁぁああぁぁあああっ!!」

ユ「ひいいぃぃいぃぃいいぃいいいいいいいいいっ!!」

屋根の上にいるグレイとユモは今にも吹っ飛ばされそう。

ル「ちょ、ちょっとナツ!」

マ「そんなに窓から身を乗り出したら落ちちゃうよっ!」

ナ「お・・・落として、くれぇ・・・」

フ「いや、無理だから・・・」

****************************************************************************************

キキーーーーーッ!!!と耳をつんざくような音を立てながら魔道四輪が古い道化師(オールドピエロ)のギルド前で止まった。

ナ「お、おぅ・・・」

ハ「ナツ、しっかりしてよ~。」

ナツがすぐさま降りる。

ショ「エルザ、魔力は大丈夫なのか?SEプラグが膨張してたぞ。」

エ「私の魔力が全て消費したとしても関係ない。いざとゆう時は棒切れでも持って戦うさ。」

エルザが棒切れを持って戦う姿・・・ぷっ、想像してみたらちょっと面白いかも。

ユ「や、やっと着いたぁ~・・・」

グ「死、死ぬかと思った・・・」

ト「だ、大丈夫ですか?」

グレイとユモの手は、屋根にしっかりしがみ付いていたせいか真っ赤になっていた。

ナ「ま、まだ・・着かねぇ・・・の、か・・・・?」

マ「もう着いてるよ。」

エ「とにかく、中に入るぞ。」

ギィィィとエルザが扉を開ける。中はやっぱり狭かった。すると、

?「妖精の尻尾(フェアリーテイル)の最強チームの皆さん、お待ちしてましたっ!」

古い道化師(オールドピエロ)の魔道士と思われる6人の男女がいた。

?2「話はマスターから全部聞いてるよ☆ナツ・ドラグニルさんと、マヤ・ララルドさんと、ハッピーさんと、フレイ・レッドシェルさんと、ルーシィ・ハートフィリアさんと、リョウ・ジェノロさんと、グレイ・フルバスターさんと・・・」

?3「ユモス・クオリナさん、エルザ・スカーレットさん、ショール・ミリオンさん、ウェンディ・マーベルさん、トーヤ・ファインさん、シャルルさん・・・」

見た目は全く違うけど、息ぴったりの女の子と男の子が私達の名前を言う。

ス「俺はスグルバ・リューブルです。今回はよろしくお願いします。」

エ「こちらこそ。」

紺色の髪の毛に赤い瞳が特徴のスバルは、エルザと握手を交わした。

サ「私はサリー・ウィッチャーだよ☆よろしくね~♪」

レ「レムレス・ウィッチャーです・・・」

さっき私達の名前を言った2人は性格も容姿も真逆の双子!サリーは、私より明るいオレンジ色の髪をポニーテールに束ねていて、レムレスは黒いの髪の毛。

サ「マヤさぁ~ん、よろしくお願いしまぁ~すっ!」

マ「うわっ!うわっ!うわっ!」

サリーが私の手を摑んで上下にぶんぶん振り回す。とても握手とは思えない勢い。すると、

?4「こらサリー、マヤさんが困ってるでしょ。」

サ「(いた)。」

サリーの頭をコツンと軽く叩いた若葉色のセミロングを揺らしながら、

ミ「ミドリ・キャンベラです。どうぞよろしくお願いします。」

礼儀正しく頭を下げた。今度は赤毛の短髪の人が、

ホ「俺はホセ・マジューロ。よろしくな、トーヤ。」

ト「えっ?あ、はい!よろしくお願いします!」

リョ「・・・・・」

ホセとトーヤが握手を交わした時、リョウが険しい表情になっていたのを私は見逃さなかった。最後に、栗色の長い巻き毛に、アーモンドみたいな茶色い瞳の人が、

ルリ「私はルリイ・アイレスです。初めまして、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の最強チームの皆さん。」

古い道化師(オールドピエロ)の人達は皆親しみやすくて優しそうな人達ばかり。

ナ「敬語なんて使わなくていいっての。」

ハ「あい。その方がいいもんね。」

復活したナツとハッピーが顔を見合わせながら言う。それに頷くスグルバたち。

ショ「じゃあ、会ったばかりで悪いけど、作戦の説明をしてくれないか?」

鎖の少女(チェーンガール)を潰す作戦は、定例会で集まったマスターたちが話し合って決めたらしい。どんな作戦なんだろう?ワクワクしてきたよっ!

ス「じゃあ、俺達から説明するぜ。」

すっかり敬語じゃなくなったスグルバが話し始める。

ス「鎖の少女(チェーンガール)はこの先にあるコロールの森のどこかに500年以上も封印されている闇魔法を手に入れようとしているんだ。」

ル「500年もぉっ!?」

ホ「その闇魔法の名は『ブラックテンプラネット』」

ユ「『ブラックテンプラネット』・・黒き10の惑星・・・?」

エ「聞いた事ないな。」

ウェ「リョウさんは?」

リョ「いや、俺も初めて耳にした闇魔法だ。」

グ「どんな魔法なんだ?」

ス「それを今説明する。ルリイ。」

ルリ「準備OK。」

ルリイは映像魔水晶(映像ラクリマ)を持っていた。それを宙に放り投げ、ルリイが指を鳴らすと、映像が浮かび上がった。映し出されたのは、真っ黒な光を纏った球体の形をしたもの。

ホ「これは古い道化師(オールドピエロ)の資料庫にあった本の1部だ。」

ハ「もしかして、これが・・・!」

『ブラックテンプラネット』・・・

ミ「元々『ブラックテンプラネット』は、とある科学者が宇宙にある10の惑星を『光』に変える為に創りだした『ホワイトテンプラネット』とゆう魔法だったのよ。」

シャ「『ホワイトテンプラネット』・・白き10の惑星・・・」

マ「なんで『光』の魔法が『闇』になっちゃったの?」

サ「調べによると、科学者が失敗したみたい。」

うわぁ~・・・すっごい単純。(←さすが駄作者07)

レ「『光』から『闇』になってしまった『ホワイトテンプラネット』は暴走し始め、封印する事しか出来なかったんだ・・・」

ルリ「その科学者は、魔道士でもありましたから。」

エ「で、その封印された場所が、コロールの森とゆう事だな。」

ス「そのとおりだ。そして、いつしか『ホワイトテンプラネット』は『ブラックテンプラネット』と呼ばれる伝説の闇魔法になったんだ。」

『光』の魔法が、小さな過ちで『闇』に変わった・・・

ルリ「『ブラックテンプラネット』を手に入れようとしている鎖の少女(チェーンガール)の7人の魔道士は・・・」

すると、映像魔水晶(映像ラクリマ)の映像が切り替わり、黒い髪の毛に、銀色のマントを羽織った男が映った。

ホ「銀河のスバル。」

映像が切り替わり、赤い髪の毛を三つ編みにし、ルビーのような瞳の女の子が映った。

レ「双子の姉、太陽のサニー・・・」

映像が切り替わり、灰色の髪の毛に、光が射していない真っ黒な瞳の男の子が映った。

サ「双子の弟、雨少年のレイニー。」

さっき映ったサニーとレイニーはサリーとレムレスと一緒で全く似てない双子。映像が切り替わり、桃色のセミロングに、エメラルドみたいな瞳の女が映った。

ルリ「美しい森の精、ミモリ。」

映像が切り替わり、茶髪に顔がそばかすだらけの男が映った。

ス「砂漠のティオ。」

映像が切り替わり、少しウェーブのかかった金髪にサファイアのような瞳の女が映った。手には青いガラス球の付いた杖を持っている。

ミ「大海のマリン。」

映像が切り替わり、銀色の髪に、左耳に十字架の形をしたピアスを付けている。濃い紫色の瞳は邪悪なオーラを表している。

ス「そして、鎖の少女(チェーンガール)のボス、『光』の支配者、チェス。」

ホ「敵は7人。こっちは19人。俺達は数的有利を利用して、鎖の少女(チェーンガール)を潰すんだ。」

ホセの言葉に、恐る恐るルーシィが手を上げた。

ル「あ、あのぉ~・・・私は数に入れないでほしいんだけど・・・・」

ウェ「わ、私も・・・」

ト「ぼ、僕も・・・」

シャ「あんたたち、弱音吐かないのっ!」

マ「強い魔道士ばかりだけど、たった7人じゃん。こっちは19人もいるんだから、負けるはずがないよっ!」

私は3人を安心させるように胸を張って言った。

ショ「今回は絶対に戦闘になるよな。」

リョ「その時は、必ず2人以上で戦うんだ。特にナツ!絶対に1人で戦うんじゃねぇぞっ!」

ナ「なんで俺なんだよっ!?」

フ「お前が一番やらかしそうだからに決まってるだろ・・・」

何かやらかすのがナツだもんね~。

エ「とにかく、私達の一番の目的は鎖の少女(チェーンガール)を潰す事だ。」

ユ「それと、『ブラックテンプラネット』の封印を解かれないようにするんだよね。」

ナ「おっしゃーーーーーっ!燃えてきたーーーーーっ!!」

ハ「あいっ!」

グ「言う前から燃えてるじゃねぇか。」

マ&フ「グレイの言うとおり。」

その後、私達は皆で円状になり、

エ「打倒鎖の少女、行くぞっ!!」

全「オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!」 
 

 
後書き
第130話終了ですっ!
鎖の少女は、とある科学者(魔道士)によって500年以上前に封印された伝説の闇魔法、『ブラックテンプラネット』を手に入れようとしていた。それを阻止するため、16人+2匹+1羽が立ち向かう!!
次回は遂に鎖の少女(チェーンガール)が登場・・・ってあれ?衝撃の事態が・・・!?
次回を見逃すなっ!! 
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