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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第131話 裏切り

 
前書き
駄作者07です☆
今回は遂に鎖の少女(チェーンガール)登場ーーーッ!って、あれ?思わぬ事態が・・・!?
エルザ目線で書いていきますよ!!
それでは、第131話・・・スタート☆ 

 
・・・鎖の少女(チェーンガール)を潰す作戦を聞いたのはいいが、ここからどうしたらいいんだ?私が腕組をして考えていると、

ナ「おしっ!燃えてきたぞっ!俺が7人まとめてぶっ潰してやらーーーーーっ!!」

マ「ちょ、ちょっとナツゥ!?」

ナツが1人でギルドを出て行ってしまった。

グ「あいつ、ちゃんと作戦聞いてねぇだろっ!?」

ユ「耳悪~!」

ル「そこじゃないでしょっ!」

全く、あいつという奴は・・・

エ「仕方無い。私達も行くぞ。」

ル&ウェ&ト「ひぇぇぇぇぇ~~~。」

シャ「ほら、あんたたちも行くのよっ!」

リョ「スグルバたちも急げっ!」

ス「あ、あぁ。」

ハ「ナツ~!待ってよ~!」

私達も、ナツを追ってコロールの森を目指して走り出した。

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しばらく走っていると、遠くの方で走っているナツが見えた。

ハ「ナ~~~ツゥ~~~~~!」

ハッピーの声が聞こえたのかようやくナツは止まった。私達も何とかナツに追い着く事が出来た。

ナ「お前等遅いじゃねぇか。」

フ「お前が速すぎるんだよ・・・」

ショ「ちゃんと作戦聞いてろよ・・・」

全く・・・

マ「あっ!コロールの森だっ!」

マヤが指差した方を見る。うっそうと緑に生い茂った背の高い木々が遠くまで続いている。

ウェ「この森のどこかに、『ブラックテンプラネット』が・・・」

鎖の少女(チェーンガール)の奴等は、『ブラックテンプラネット』を狙っている。何としてでも、それだけは阻止せねば・・・!そう思ったその時、前方から強力な魔力を感じた。この距離からだと、真っ先に直撃するのはルーシィだっ!

エ「ルーシィ、避けろっ!」

ル「えっ?」

リョ「ルーシィッ!!」

ル「キャアアアッ!!」

リョウがルーシィを抱き抱えるようにその場から避ける。ボチャッとルーシィの真上に落ちてきたのは緑色をした液状のゼリー(?)のようなものだった。それが地に落ちると、落ちたところが焼け焦げた。

ル「ひぃぃぃっ!」

リョ「ギ、ギリギリセーフ・・・」

ウェ「ルーシィさん、リョウさん、大丈夫ですかぁっ!?」

幸い、リョウが気づいてくれたのでルーシィには何も害はなかった。ショールが焼け焦げた跡を触って、

ショ「緑色でゼリー状の液体、触れたものを焼き尽くす・・・バーン・リクウィッドだな。」

ト「バーン・リクウィッド?」

グ「何だそりゃ?」

リョ「焼魔法の1種だ。」

エ「木や紙はもちろん、鉄やプラスチック、人間の体までも燃やす事が出来る恐ろしい魔法だ。」

ル&ウェ「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」

こんな恐ろしい魔法を扱える魔道士がいたのかっ!?その時、

ユ「!誰か来る・・・!」

ユモの声に全員が身構えた。大気が微かに震えている・・・

フ「鎖の少女(チェーンガール)の奴等かっ!?」

フレイの予想は的中した。私達の目の前に現れたのは、鎖の少女(チェーンガール)・・・のボス、『光』の支配者、チェスだけだった。

マ「えっ?チェス、だけ?」

ナ「おいっ!他の奴等はどうしたっ!」

するとチェスは、ゆっくりと落ち着いた口調で、

チェ「貴様等のすぐ近くにいるだろ。俺の仲間が・・・」

エ「えっ?」

ハ「どうゆう事?」

その時、

ト「うあっ!」

ウェ&ト以外「!!!??」

ウェ「トーヤさん!?」

驚いて後ろを振り返ると、ホセに羽交い絞めをされ、首筋にナイフを向けられたトーヤがいた。

シャ「ちょっ!いったい何ッ!?」

ショ「トーヤ!?」

グ「お前等!何の真似だっ!」

サ「あっれれ~?まだ気づいてなかったのぉ~?」

レ「妖精もバカだな・・・」

ミ「いくら最強でも、頭はポンコツなのね。」

ミドリは私達をバカにするように不敵な笑みを浮かべる。

ル「え・・・?ちょ、ちょっと、どうゆう事ォ!?」

ス「こうゆう事だ。ルリイ。」

ルリ「OK。変装解除。」

ルリイがパチン!と指を鳴らすと、そこには古い道化師(オールドピエロ)の魔道士は誰もいなく、鎖の少女(チェーンガール)のスバル、サニー、レイニー、ミモリ、ティオ、マリンの6人がいた。ティオはトーヤを羽交い絞めにしている。

ユ「う、嘘・・・」

シャ「そ、そんな・・・!」

ナ「お前等・・・俺達を騙してたのかよっ!?」

ナツが今にも噛み付きそうな勢いで言うと、

ス「そのとおりだ。今頃気づいたって時すでに遅し。」

ティ「トーヤ・ファインは俺達のものだぜ。」

ト「ぅ・・あ、ぁぁ・・・」

ウェ「トーヤさん!」

リョ「お前等!トーヤをどうするつもりだっ!訳を言うまで、聖剣(エクスカリバー)で斬りつけるぞっ!!」

リョウは腰から聖剣(エクスカリバー)を1本抜くと、

リョ「竜桜切ッ!!」

リョウの背後に青い(ドラゴン)が浮かび上がった。リョウがそのままティオに斬り掛かろうとすると、ティオの前にマリンが飛び出し、

マリ「水拳ッ!」

リョ「!!?」

水を纏った拳でリョウの攻撃を止めた。

マリ「水封泡ッ!」

マリンの両手の中に、水の泡ができ、それが徐々に大きくなる。

マリ「はぁぁぁぁぁっ!!」

リョ「!!?」

ル「リョウ!!」

マリンは大きくなった水の泡をリョウに向かって投げつけた。リョウはその水の泡に体ごと飲み込まれた。ジュビアの水流拘束(ウォーターロック)のようだ。

リョ「ぶはっ!な、何だ、これ・・・」

サ「無駄だよ。マリンの水封泡から絶対に逃れる事は不可能なんだよ☆」

レ「それが例え、聖十大魔道でも・・・」

リョウは必死に手で口を押さえていたが、とうとう水封泡の中で気を失った。

ル「リョウ!!」

ト「リョ・・・リョウ、さん・・・・」

そんなリョウを見てミモリが、

ミ「聖十も大した事無いわね。」

ミモリの発言に、ルーシィが鋭い目つきで睨みつける。

ミ「あ~、怖い怖い。」

チェ「お前達、必要なものは全て手に入った。戻るぞ。」

ス「イエッサー!」

ティ「ほら、お前も来い!」

ト「うぅ・・・!」

ナ「待ちやがれっ!!お前等ァァァァァッ!!!」

ナツが炎を纏った拳で殴りかかろうとするが、

マリ「水剣ッ!」

またマリンに止められた。

チェ「貴様等はここで消えてもらう。バーン・リクウィッド!」

すると、上空から大量のバーン・リクウィッドが私達に向かって雨のように降り注いできた。

ショ「伏せろぉーーーーーっ!!!」

ショールが叫んだのと同時に、

グ&ユ「アイスメイク、(シールド)ッ!!」

グレイとユモがいつもより倍はある巨大な花びら形の(シールド)でバーン・リクウィッドを防ぐ。だが、バーン・リクウィッドは触れたもの全てを焼き尽くす魔法。氷でも長くはもたない。氷の(シールド)はどんどん溶け始める。

グ「くっそぉ~~~!」

ユ「お願い!最後までもって・・・!」

そんなユモの思いが届いたのか、バーン・リクウィッドは2人の氷の(シールド)が完全に溶ける前に終わった。

フ「た、助かった・・のか・・・?」

グレイとユモは小さく安堵し、そのまま膝から崩れるように地面に座り込んだ。今ので2人はかなり魔力を消耗しただろう。

シャ「あいつ等はっ!?」

辺りを見回しても、鎖の少女(チェーンガール)の奴等と、トーヤの姿は影も形も無かった。

ハ「行っちゃった・・・」

ウェ「トーヤさん・・・」

ウェンディは目に涙を浮かべている。

ル「そうだ!リョウはっ!?」

慌てて振り向くと、未だに水封泡の中で意識を失ったままの状態のリョウがいた。

ル「リョウ!!」

ナ「おいリョウ!こんなとこでくたばってんじゃねぇよっ!」

ルーシィとナツが水封泡の中に手を突っ込み、リョウを引っ張る。

エ「古い道化師(オールドピエロ)の奴等にも裏切られ、トーヤも鎖の少女(チェーンガール)の奴等に連れて行かれ、リョウもこの状態・・・」

いったいどうすればいいんだ・・・?私達は、地面が遥か下にある崖っぷちに立たされている気分だった。 
 

 
後書き
第131話終了☆
何と古い道化師(オールドピエロ)の6人の正体は鎖の少女(チェーンガール)の魔道士だったぁ!?トーヤも鎖の少女(チェーンガール)の魔道士達に連れて行かれ、リョウは意識不明の状態・・・まさに崖っぷちの最強チーム!彼等の運命は・・・!?
次回はトーヤを助け出す為、鎖の少女(チェーンガール)の隠れ家を捜す最強チーム!
それでは次回、お会いしましょう~☆ 
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