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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第46話『守護騎士活動開始!! ついでにネオのデバイス』

 
前書き
ふー更新完了っと……

更新遅れて申し訳ありませんでした。
午前中に仕上げようと思っていたら友達が遊びに来て
MH4をガッツリやってたせいで12時更新出来ませんでしたw 

 
学校が始まって特に何も問題なく
平和な日々が続いて1月半ほど経過した
新暦67年10月27日

はやての足の麻痺の原因が闇の書のせいだとわかった守護騎士達が
闇の書の蒐集活動を始めた

この時はまだ守護騎士の面々は人を襲うような事はせずに
無人世界の魔力を持つ原生生物から魔力を収集していた


その頃ツバサはと言うと……

「これをこうして……っと……」

現在地はツバサの家の地下深く
ツバサをこの世界に転生させた神様が作った空間
そこでツバサは1冊のデバイスを作っていた

そのデバイスは全体的に黒っぽくて表紙に銀十字があった
まぁ簡単に言えば闇の書……ではなく夜天の書だ

もちろんコレは八神はやての家にある物とは別物で
ツバサが夜天の書をモチーフに同じような物を一から作成したのだ

「うん、完成♪」

そして完成した夜天の書によく似た本型のデバイス
違う点と言えばコレはただのストレージデバイスで
魔力の収集機能は無く、守護騎士システムも無い
機能で似ている所と言えばデバイスに登録出来る魔法の数が多い所だろうか
っと言っても夜天の書の方は収集した魔法なのだが……

「それじゃー適当に魔法を登録していってっと……」

そしてツバサは既存の魔法から自身が作ったオリジナル魔法まで
幅広くデバイスに登録していった

「よしっコレだけ登録しといたら良いかな?」

ツバサがデバイスに魔法のプロセスを登録し始めてから5分ほどが経過し
デバイス内に登録された魔法数は666個になった

「じゃーネオ頑張って使いこなしてね♪」

そしてツバサはそう言いながら隣にいた
ユニゾンデバイスであるネオに渡した

「ありがとございますツバサ」

受け取ったネオは笑顔でそう言いながら一礼した

「んじゃ試運転してみようか」

ツバサはそう言った後

《なのは、フェイト、アリシア、模擬戦やらない?》

念話でいつもの魔法少女3名を模擬戦を申し込んだ

《うん、やろうか……なのはも大丈夫?》
《うん、大丈夫なの》
《よーし、頑張るぞー》

すると3人とも大丈夫なようなので
ツバサは直ぐさま3人に強制転移魔法を使った

《えっ!? ツバサちょっとまっ……》

そして3人の足元に転移魔法陣が展開された所で
フェイトがツバサに待ったをかけようとしたけど
直ぐさま3人はその場から姿を消してツバサの家の地下へと転移した

「……て!?」

そしてツバサの前にはさっき強制転移で呼び出した
私服姿のなのはとアリシアと
何故かびしょ濡れで全裸のフェイトが立っていた

「きゃーー!!」

そしてフェイトはそう叫んで体を手で隠しながらうずくまり

「あ~そーいえばフェイトお風呂入ってたねー」

それを見たアリシアは冷静にそう言って

「にゃはは……」

なのはは苦笑していて

「んじゃ全員揃った所で模擬戦やろっか」

ツバサは特に今の現状を気にせずに模擬戦を始めようと言った

するとなのはとアリシアは直ぐにバリアジャケットを展開して
フェイトも諦めたのか立ち上がりバリアジャケットを展開した

「ツバサ…呼び出す時はこっちの状況を考えて欲しいな」

フェイトが少し睨みながらそう言って来たけど

「ん? 全員の状況なら確認したよ?
なのはとアリシアは自室に居たから問題なかったし
フェイトも別に公衆浴場とかに行ってたわけでも無かったから
一般の人に転移時の姿を見られる事もなさそうだったから問題ないかなって
あーちなみにプレシアさんには念話でフェイト達を呼んだのは伝えてるよ
士郎さんにもなのはがこっちに来ているのはさっきネオが翠屋に言いに言ったし」

ツバサがそう説明すると

「問題あるよ!?」

フェイトがツッコミを入れてきたので
ツバサはアリシアとなのはの方を見ると

「私は別に平気だよ?」
「私は遠慮したいの」

アリシアはツバサと同意見のようで問題なさそうだったけど
なのはの方はフェイトと同意見のようだった

「まぁ別にいっか」

とりあえずツバサはそういった事を考えるのを放棄した

「じゃー模擬戦するんだけど今日はボクは見学なんだ」
「「「?」」」
「今日はなのは・フェイト・アリシアの3人対……」

ツバサが今日の模擬戦の説明をしていると

「ツバサ士郎さん達になのはの事伝えてきました」

ネオが戻ってきて

「丁度いいタイミングだねネオ
じゃーあらためて
今日はみんな対ネオで模擬戦してもらうんだ」

ツバサがそう言うと

「ネオさんと模擬戦?」
「ネオさんって戦えるんですか?」
「ネオってツバサのデバイス何だよねー?」

3人がそう聞いてきたので

「ネオ個人でも戦えるよ
魔力量もネオのがみんなより多いしね」

ツバサが説明すると
なのは達はネオの方を向いて

「そう何ですかネオさん?」
「はい、多分なのは達相手なら油断しない限りは問題ないかと」
「むっ……ネオ手加減しないからね!!」
「負けませんよネオさん」

ネオの言葉を挑発と受け取ったアリシアは少し怒りながら宣言し
フェイトも『絶対に負けない』と言う意思を伝えた

「んじゃ全員の準備が……って忘れてた、ネオ」
「はい、わかりました」

ツバサは全員が準備が整ったので始めようと思ったのだけど
フェイトの姿を見て言葉を止めてネオの名前を呼んだ
するとネオもツバサが何が言いたいかを直ぐに理解し
フェイトの方へと近づきながらツバサに答えた

「えっと…何ですか?」

ネオが近づいてきた理由がわからないフェイトは
今から模擬戦相手となる者が近づいてきた事により
少し警戒していたけど

目の前まで来たネオが自身へと手を伸ばして
淡く光った所でその効果をフェイトは理解した

「フェイト髪とかまだ濡れたままだったからね」

ツバサがそう言う通り
フェイトはお風呂に入っている所を強制的に呼ばれたため
裸でびしょ濡れだった
バリアジャケットを展開した事で服は問題なくなったけど
まだ髪とかは乾いておらず濡れたままの状態だった
そして今ネオが遣ったのは乾燥魔法
元は水が弱点のツバサ用にと覚えていた魔法である
それを使いフェイトの体の濡れている部分を乾かしたのだ

「ありがとうございます」

フェイトはネオにお礼を言い

「それでは始めましょうか」

フェイト達の位置から少し離れたネオは
そう言った後に手に持った本型のデバイスを開いて

「認証登録……名称『黒の書』……起動……」

そう言うと
ネオの持っているデバイス…黒の書が光りだし
その光がネオを包み込んだ
そして光がおさまった後に出てきたネオの姿は
さっきまでと何も変わらない私服姿だった
っと言ってもコレがそのままバリアジャケットだったりするのだ
ネオの持つ黒の書は今着ている服を
そのままバリアジャケットのように変換する事が可能なのだ

「あれ? ネオさんってデバイス持ってたんですね?」
「と言うかネオさん自身デバイスなんですよね?」
「このデバイス黒の書はツバサが作ってくれていて今日完成したんですよ
あと私自身デバイスの身ですが個人で戦闘をするならデバイスを持っていた方が戦いやすいのですよ」
「なるほどー」

なのは達とネオの会話が終った所で

「それじゃみんな始めよっか。今回はネオのデバイス黒の書の試運転がメインだけど
なのは達は全力でやっていいよ……ってかそうしないと直ぐ終わっちゃうしね」

ツバサがそう言うと
ツバサを除く全員が戦闘態勢に入り

「シュート!!」
「ファイア!!」

まずはなのはとアリシアが魔力弾を複数放つ事で牽制し

「行きます!!」

フェイトが鎌状のバルディッシュを手にネオへと向かって行った
対してネオは黒の書を開き少しばかりの詠唱をした後

「フォトンランサーファランクスシフト!!」

元はフェイトの技であるファランクスを発動した
そしてなのはとアリシアの2人を中心に展開される魔力スフィア

「アリシアちゃん!! 2人で防御結界張れ守りきるよ!!」
「うん!! わかった!!」

なのはとアリシアはネオの方に放っていたシューターの操作を放棄し
完全に防御に集中して2人一緒に防御結界を作り出した

そこに放たれるフォトンランサーの雨………
10秒が経ち…30秒経ち……1分…3分………
スフィアの数は100個ほどだけど
1つ1つが毎秒4発のフォトンランサーを放っていて
5分が経過する頃にはその総数は1万発以上にもなっていた

そしてその間にネオの方へと斬りかかっていたフェイトはと言うと

「きゅ~……」

既にネオにやられて地面で目を回していた

何が起きたかと言うと
ネオがなのは達に攻撃している今がチャンスだと
フェイトはネオへと斬りかかったのだけど
ネオは少し動いて回避し続けざまに切り返して来た斬撃も余裕を持って回避した
そして攻撃を外したことによって生まれたフェイトの隙をついて
黒の書を閉じてそれを片手に持ち
それをフェイトの頭へと叩き落としたのだ
この攻撃でフェイトは一撃でノックアウトしてしまったのだ

そしてファランクスの爆心地では5分が経過した辺りで攻撃が止み
煙が晴れたその先には

「うにゃぁ……」
「無理過ぎるぅ……」

フェイトと同じように目を回した2人がいた

「うん。思ってたよりすぐ終わっちゃったけど黒の書の感じはどうかな?」
「デバイス無しで魔法を発動するよりも早く発動が可能ですね
あと物理的に使用してみましたが耐久力も問題なさそうです」

ツバサは取り敢えずネオに黒の書の使った感想を聞いた後
なのは達の所に向かってなのはとアリシアを回復させ
ネオも同じようにフェイトの方へと向かい回復魔法を使って回復させた

「うぅ…あんなの絶対に無理なの……」
「ネオがツバサ並みにエグかったよー……」
「本で叩き落とされた私って……」

なのは達は回復はしたのだけど
今の戦闘を経験して落ち込んでいた

「って言うかアリシアは防御魔法なんか使わずに
対抗してフォトンランサーを大量展開してスフィアを打ち落とせば良かったのにね」

そしてツバサの何気ないこの言葉を聞いて

「ホントなの!! アリシアちゃん何で撃たなかったの?」
「えー!? 『 2人で防御結界張れ守りきるよ!!』って言ってきたなのはがそれ言う!?」
「…………にゃはは」

アリシアとなのはの問答は置いといて

「まぁ取り敢えず3人共今日はありがと
帰りはボクが転移で送るから場所指定してね」

「んー私はツバサちゃんの家に行ってる事になってるみたいだから
普通にツバサちゃんのお家でいいの」
「私達は母さんに話は通ってるみたいだから家まで送ってくれると嬉しいかな」
「ツバサよろしくー」

なのは達の返答を聞いたツバサは

「オッケー、じゃーフェイトとアリシアまた明日学校でね」
「うん、ツバサ、なのはまた明日。」
「ネオもまた今度リベンジしに来るからねー」
「はい、アリシアまた今度模擬戦を致しましょう」
「フェイトちゃんアリシアちゃんバイバイなの」

そしてフェイトとアリシアの足元に転移魔法陣が現れ
フェイトとアリシアは自宅へと転移して行った

「んじゃボク達も上に戻ろうか」

ツバサがそう言うと
残っていたツバサ、ネオ、なのはの足元にも
フェイト達の時と同じ魔法陣が現れツバサの家へと転移して
その後なのはは普通にツバサの家の玄関から外に出て
翠屋によった後、士郎さん達と共に自宅へと帰って行った

そしてツバサは黒の書の調整を少しした後は
特に何かある訳もなく普通に晩御飯を食べてお風呂に入って眠りについた……
 
 

 
後書き
さて時間を進めて守護騎士達が闇の書の収集を始める所まで行ったけど
いつの間にか前々から作ろうと思っていたネオのデバイスの話になっていた。
しかも何故かネオのデバイスが夜天の書みたいなのになっていた。
ただ本で頭を『バーン』って叩きたかっただけってのは内緒。

さて次回はさらに時間を進めて
なのは襲撃辺りになるかと思います。
もしかしたら日常風景的な何かが入る可能性もありますが……

ではまた次回更新までお別れです。
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