| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第47話『カートリッジシステム』

 
前書き
微妙に間に合わなかったw 

 
~なのは~

ネオさんとの模擬戦の日から数日経った日曜日
今日は朝からユーノ君と共に魔法の訓練をしていたの

ユーノ君とユーノ君のデバイスであるリーフに結界を張って貰い
その中で私は今シューターの操作練習をしていた
私はシューターを操って空き缶をリフティングのように
それぞれのシューターを順番に空き缶の下部へとぶつけて
地面に着かないように何度も上へと弾く練習をしていた

『981……982……』

そしてその弾いた回数をレイジングハートがカウントしていて

『998……999……1000』

丁度カウント数が目標の数値に達成したので

「これでラスト!!」

私は最後にシューターを空中にある空き缶の側面にぶつけた
すると空き缶はシューターがぶつかった側面がくの字型に変形しながら吹き飛び
その吹き飛んだ先にあるゴミ箱へとキレイに入っ……らずに
ゴミ箱の淵に当たってゴミ箱のすぐ横へと落ちてしまった

「あー最後失敗しちゃったの」
「でもそれまでは完璧だったから問題ないんじゃなかな?」

ユーノ君がそう言って励ましてくれるけど

「ううん……これじゃダメなの!!
ツバサちゃんに一撃入れようと思ったら少しでもコントロールミスしたらダメなの!!」

私の今の目標はフェイトちゃんとアリシアちゃんと共に
ツバサちゃんに一撃でも攻撃を当てる事を目標にしているの
ツバサちゃんが手加減してくれている状態であったとしても……

「それじゃーユーノ君、次はブレイカー撃ってみてもいいかな?」
「うん。じゃー結界の強度を上げるね」

私のお願いをユーノ君は受け入れ
ブレイカーの威力で結界が壊れないように
ユーノ君とリーフが
数ヶ月前に私とフェイトちゃんとツバサちゃんが
ジュエルシード事件での最後の戦いの時に張っていたぐらいの強度の結界を展開したの

「いいよなのは」
「ありがとうユーノ君、今回はちょっとブレイカーのプログラムをイジってみたんだ」
「そうなの? ブレイカーって特性上チャージに時間がかかるからそれの短縮とかかな?」
「ううん、違うよ。その逆でチャージ時間を伸ばして代わりに威力の向上を図ったの!!」

そして私はレイジングハートを握りしめて空へと向け
さっきまで私が訓練で使っていた空気中に漂う魔力素を収束していった

「これは……思ってたより威力が高そうなの!!」
「リーフ!! カートリッジロード!!」

私がユーノ君に注意を投げかけると
ユーノ君の持つ杖の形態をしたリーフから『ガション』と薬莢が飛び出したと思ったら
ユーノ君の纏う魔力が増大して、結界が強化されたの

とりあえず今のに関しては後で聞くことにして
今は……

「それじゃー行くよ! ユーノ君!!」

私は目の前に収束が完了した桜色の球体あり

「スターライト……ブレイカァーー!!」

それに向かってさらに自身の魔力を上乗せして
空へと向かって放ったの

『すみませんマスター、これは無理です』

ユーノ君のデバイス、リーフが
私がブレイカーを放った瞬間に何か言っていた気がしたけど
私の一撃はそのまま空へと進み結界の上部へとぶつかって
大きな爆発音と共に結界を破壊したの

そしてその破壊した衝撃は結界内部にいた私達をも襲ったのだけど
その辺りはレイジングハートとリーフが直ぐに私達を覆うように防御結界張ってくれたので大丈夫だったの

「レイジングハートありがとね。ユーノ君も大丈夫だった?」
「うん。僕の方もリーフが守ってくれたから大丈夫だよ」
「制御にちょっと失敗しちゃったけど威力は上がったよね?」
「それはもちろん!! しかもリーフが言うには結界破壊の付加効果が付いてたそうだよ」
「って事はリーフの結界を破壊出来たのは付加効果のおかげって事かな?」

私は自分の魔法の威力が上がった事で結界を破壊出来たと思ったのだけど違うみたいなの

『当然です。あの威力ぐらいならカートリッジを使用した私の結界が破壊されるわけがありません』
「う~、あっそう言えばカートリッジって何?」

リーフもそう付け加えて言われたので私は少しうな垂れながらも
そう言えばとさっきのカートリッジについて聞いてみたの

私はその後、ユーノ君にカートリッジシステムの事を教えてもらったの
それは私やフェイトちゃん達が使うのとは違う術式で
私達が使うのがミッド式に対してベルカ式と言うらしいの

でもユーノ君とリーフもミッド式のはずなのにカートリッジシステムが付いてるのは
リーフを造ったのがツバサちゃんだからで
ユーノ君が言うには現在の技術だとリーフやレイジングハートのような
インテリジェントデバイスにカートリッジを取り付けるのは
使用者にとってもデバイスにとっても危険らしいんだけど
ツバサちゃんの謎技術でその辺を解決して出来たのがリーフらしいの

「ツバサちゃんに頼んだらレイジングハートにもカートリッジシステム組み込めるかな?」
「う~ん…どうだろ? ツバサに聞いてみない事にはわからないね」

ユーノ君にそう言われたので
私は明日は学校の登校日なので、その時にでも聞いてみようと思ったの


次の日、外は薄暗く『ザーザー』と雨の音が聞こえていたの
私は家族のみんなと朝食を済ませたあと
傘を持っていつも通り学校に向かうために家を出て
通学バスの止まるバス停へと向かったの

バスに乗るといつも通りにアリサちゃんとすずかちゃんが居て
私は『おはよう』と挨拶をしながら2人の元へと行き座ったの

そして次のバス停で
フェイトちゃんとアリシアちゃんが乗って来て
2人も私と同じように挨拶をしながら此方へとやってきたの

ちなみにツバサちゃん雨が降っている日はバスでの登校はしないみたいなの
私が魔法と出会う前にどうやって登校しているのか聞いてみたら
ツバサちゃんは教えてくれなかったけど
その後、私が魔法と出会ってから同じ質問をしてみると
普通に転移系の魔法を使って家から学校まで転移していると教えてくれたの

そして学校に着くとツバサちゃんは既に学校に来ていて
自分の席で本を読んでいたの

「おはようツバサちゃん」
「ん……おはよう……」

私が挨拶をするとツバサちゃんは私達の方を見て挨拶をした後、視線を本に戻したの

その後、念話で昨日ユーノ君に聞いたカートリッジシステムを
レイジングハートに付加出来ないか聞いてみると
ツバサちゃんは『大丈夫』だと返してくれたの

その後、フェイトちゃんとアリシアちゃんも話に加わって
フェイトちゃんのデバイスであるバルディッシュにもカートリッジを付けてもらう事になったの

ちなみにアリシアちゃんのアテネには既にカートリッジは搭載されているらしいの…… 
 

 
後書き
今回はユーノを召喚する事に成功しました!!
ユーノが空気にならないように気を付けなければ……w

次回はこそは
きっとAsの主役である夜天の書の主が登場出来たらいいなーって思ってるけど
多分出てこないような気がしますw

ではまた次回!! 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧