FAIRY TAIL 友と恋の奇跡
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第99話 白い百合の花
前書き
HEY!テストが木曜日だとゆうのに更新を続ける07だZ!!
今回は・・・なんて説明したらいいのかわからないので・・・スイマセン・・・
途中で目線が変わります。最初はナツ目線からです!!
それでは、第99話・・・スタート!!
リグリション島から帰って来て1週間。俺とハッピーは、リグリション島から帰って来ても元気がないマヤを迎えに行った。
ナ「おーい!マヤ~!」
ハ「ギルドに行こー!!」
・・・返答無し。いないのか?仕方ねぇな。俺はマヤの家の庭に入り、庭の隅っこにある植木鉢の下にある合鍵を取り出す。先に言っとくが、マヤにはちゃんと許可もらってるからな。俺はその鍵でドアを開ける。
ナ&ハ「おっじゃましまっすーーーーー!!」
マヤの部屋に真っ先に入る。オレンジと黄色にまとめられた部屋。部屋の隅にある茶色い棚の一番上には、ニーナとノーナが笑顔で寄り添って飾られている。
ナ「ニーナとノーナ、マヤがどこにいったか知らねぇか?」
当たり前だけど、答えるわけが無い。人形だもんな。
ハ「もしかして、もうギルドに行っちゃったのかもよ。」
ナ「そうだな。俺たちもギルドに行くか。」
ハ「あい!」
俺とハッピーはマヤの家を出て、合鍵を元の場所に戻し、ギルドに向かった。
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ギルドに着くと、いつものようにガヤガヤ騒いでる。だが、マヤはどこにもいない。
ナ「ルーシィ、マヤはまだ来てねぇのか?」
俺はテーブルで本を読んでいたルーシィに聞いてみる。
ル「まだ来ていないと思うけど。」
おかしいいな。家にもいないし、ギルドにもまだ来ていない・・・
ユ「マヤなら、今日はギルドに来れないかもって言ってたよ。」
ミラの手伝いをしてるユモがビールを運びながら来た。
ハ「でも、家にはいなかったよ。」
ユ「マヤの家に勝手に入ったの!?」
ル「不法侵入!!」
そんなに引くなよ!ちゃんとマヤに許可もらってるから平気だっつーの!!
ナ「で、マヤはどこにいるんだ?」
ユ「たぶん、あそこじゃないかな?」
あそこ?あそこってどこだよ?
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『ここからマヤ目線で書いていきます。』
私は列車に揺られながらとある街を目指していた。
マ「シェガルーウィリー・・・」
私は白い百合の花束を抱えていた。列車が駅に着いて、私は飛び降りる。駅を出るとすぐに目に飛び込んで来たのは、たくさんの人々で賑わう商店街。新鮮な野菜や果物、魚介類などがたくさん売られていて、衣服やアクセサリーを売ってる店もある。
マ「ここは私が生まれた街なんだ・・・」
そう。昨日、マスターが私が生まれた街はシェガルーウィリーだってって教えてくれたの。何でマスターが知ってるのかは分からないけど・・・そんな事より、この街にあるホライズンとゆう森に私は用があって来た。でも、全く道が分からないので、街の人たちに聞くしか方法がなかった。
マ「すいませ~ん、ホライズンの森はどこにありますか?」
近くを通った無精髭のおじさんに聞いてみる。
街1「あぁ。ホライズンの森は、この道を少し行ったところを右に曲がって、そのまま真っ直ぐ進めばすぐだよ。」
マ「ありがとうございます!!」
私はお礼を言って、言われたとおりにシェガルーウィリーの街を歩いて、ホライズンの森を目指した。
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無精髭のおじさんが言ったとおりに歩いていくと、確かにホライズンの森はあった。私は森の中に入っていった。少し薄暗いけど、気持ちがいい。こうゆう場所に動物たちはたくさんいるんだよね~。でも、今は動物たちと会ってる場合じゃない!どんどん奥に進んで行くと、見慣れた場所に着いた。そこは、私が14年前に実の親に捨てられた場所。その場所に、自分の背丈と同じくらいの大きな石があった。その石に、「X778年、X月X日、ヤスジ・ララルド&マミ・ララルド ここに永遠の眠りを捧げる」と彫られていた。私はその石の前にしゃがみ込む。
マ「お父さん、お母さん・・・」
そう、この石は、私の実の親のお墓。私はそのお墓の傍に、手に持っていた白い百合の花束を置いて、手を合わせる。
マ「・・・私を守るために、14年前、ここに捨てたの・・・?」
私は聞こえるはずがない実のお父さんとお母さんに話し掛けた。
マ「私はあの後、伝説の不死鳥、鳳凰に拾われて、7年間育ててくれた。でも、ある日姿を消して二度と帰って来なかった。それから私は魔道士として旅をして、憧れだった魔道士ギルド、妖精の尻尾の魔道士になれたんだ。」
あの時は本当に嬉しかったなぁ~。
マ「でも、何で言ってくれなかったの?私の体内に、火炎石ってゆう変な石を埋め込んだ事を。」
私はショートパンツのポケットの中にある火炎石を握り締める。
マ「この石のせいで、私の仲間や、大切な人たちに迷惑を掛けたんだよっ!!」
私は火炎石を握り締めたまま、更に硬く拳を握り締めた。
マ「私は2人を一生恨む。私を捨てた事や、みんなを傷つけた事・・・!」
いくら自分の本当の親だからって、こんな事、許せる訳がないっ!!でも、
マ「私、捨てられてからでも、覚えてる事が2つあった。1つは、私の名前の由来。2人の名前の頭文字をとったんだよね。」
お父さんは「ヤスジ」、お母さんは「マミ」。2つ合わせて、「マヤ」。私の名前になる。
マ「もう1つは、2人が白い百合の花が大好きだって事。」
風が吹いて、静かに百合の花が揺れる。
マ「この2つだけは、なぜか忘れる事が出来なかった。」
また風が吹いて、私の髪の毛が風になびく。
マ「私は2人がいなくいても大丈夫。私には動物たちがいるし、仲間がいるし、新しい家族がいるから・・・2人は、天国から私を見守っててくれるだけでいいから。」
私はそう言うと立ち上がった。
マ「また来るから。今度来る時はおまんじゅうでも持って来るよ。」
くるりと右回りをして、森を出ようとすると、
?『元気でな・・・』
?『体に気をつけてね・・・』
マ「!!?」
後ろを振り返っても誰もいない。でも、今の声は確かに、お父さんとお母さんの声だった。私はもう一度お墓に手を振って、森を出た。また風が吹いて、また静かに百合の花が揺れた。
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再び列車に乗って、マグノリアに帰って来て、そのまま真っ直ぐ家に直行する。
マ「ただいま~。」
フ『お帰り~。』
誰もいないのに、どこからかフレイの声が聞こえたような気がした。あれ?玄関が以上にきれいに見える。それにしても、
マ「疲れたぁ~・・・」
部屋のドアを開けると、
ナ&ハ「お帰り~!!」
マ「ひゃあーーーーーーーーーー!!?」
私はその場にひっくり返った。すぐさま飛び起きて、目の前にいる2人の事を指差すと、
マ「ななななななななな何でナツとハッピーがいるのぉっ!?」
ナ「いやぁ~、なんとなくな。」
ハ「あい。なんとなくです。」
意味わかんないよ~・・・確かに、植木鉢の下にある合鍵使って中に入っていいとは言ったけど、
マ「家主がいない時に入るバカがどこにいる!!」
思いっきり怒鳴ると、ナツとハッピーは、
ナ&ハ「ここにいる。」
自分の事をを指差した。もぉ~。
マ「はぁ、仕方ないか。今から晩ご飯作るけど、ナツとハッピーも食べてく?」
ナ&ハ「ごっつぁんです!!」
よ~し、張り切って作るぞ~!!自分で言うのもなんだけど、料理は得意な方なんだよ。ミラやユモにも時々教わったりするしね。フレイも私の手料理を気に入ってたし。そういえば、2人は何が好きなんだろう?ハッピーは魚だと思うけど、ナツは・・・まぁ、何でも食べちゃいそうだから大丈夫だよね!!キッチンに行くと、
マ「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」
ものすごくピカピカに磨かれていた。でもいったい誰が?
マ「もしかして・・・!」
私は自分の部屋、お風呂、トイレを調べてみた。家中ピカピカになっていたの!!すると、
ナ「マヤ、驚いてるな。(小声)」
ハ「あい。大成功だね。(小声)」
マ「!!」
リビングでナツとハッピーがコソコソと何かを話してる。私はリビングのドアに耳を当てて、こっそりナツとハッピーの会話を聞いてみる事にした。
ナ「ユモが言ったとおり、掃除をすれば元気出したな。(小声)」
ハ「これでマヤも喜んでくれるね。(小声)」
ナ「おう。(小声)」
ナツ・・・ハッピー・・・そっか、フレイが死んじゃってから元気がなかった私を励まそうとしてくれたんだ。私は、ものすごく優しい彼氏とその相棒に出会う事ができて超嬉しいっ!!!私は何て恵まれているんだろうっ!!!妖精の尻尾・・・最高ーーーーーッ!!!
後書き
第99話終了です!!
マヤも元気を取り戻してくれたみたいです。よかったよかった。
読者の皆様、覚えていらっしゃいますか?以前、ユモが偶然ギルドの倉庫で見つけた不思議な本のことを。次回はその本の秘密がいよいよ明らかに!?
次回見逃したらいけないよ!!
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