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FAIRY TAIL 友と恋の奇跡

作者:紺碧の海
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第98話 時のずれ 

 
前書き
ヤッホ~♪07だよ~♪
今回はリグリション島に行ったみんなが帰って来た!!でも・・・
途中で目線が変わります。最初はなんとロメオ目線!?
それでは、第98話・・・スタート♪

今週、学校でテストなので、来週の土曜日まで更新できません!!ご迷惑お掛けします。 

 
マスターや、ナツ兄たちがいない妖精の尻尾のギルドはものすごく静かで、父ちゃんやワカバが飲んでいるお酒の匂いや、ワカバが吸っている葉巻の匂いが漂っているだけ。

ロ「ナツ兄たち、今頃何してるかな?」

マカオ「そうだな・・・今頃リグリション島に着いてる頃じゃねぇか?」

ワ「ナツは大丈夫なのか?船で行ったんだろ?」

そうだ。ナツ兄は乗り物酔いが激しいんだ・・・

マカオ「それにしても、やっぱあいつ等がいないと、ギルドはすげー静かだな。」

ワ「妖精の尻尾にはもったいないくらいの静かさだぜ。キナナ~、ビール2つ!」

キ「は~い♪」

バーカウンターでミラ姉の代理として働いているキナナが元気に返事する。

ラキ「もう、昼間っからお酒なんか飲んじゃって。奥さんに怒られるわよ。」

ラキ姉が腰に手を当てながらワカバを叱る。

ワ「ララララララララララキ!!それは禁句だっ!!」

ワカバが真っ青になって首をぶんぶん左右に振る。

ロ「父ちゃんもあんまり飲まないでよ。」

マカオ「へいへい。」

その時、ドガガガァァァァァン!!と凄まじい音を立ててギルドのドアが思いっきり開いて、息を切らしたマックスとウォーレンとナブとビジターとジェットとドロイが駆け込んできた。

アル「どうしたんだ?そんなに慌てて。」

ビス「何かあったの?」

アルザックと、アスカを抱っこしたビスカが聞く。6人を代表として、ウォーレンが青い顔で言う。

ウォ「マ、マスターが・・・リグリション島に行った奴等が、帰って来たんだっ!!!」

マック&ウォ&ナブ&ビジ&ジェ&ド以外「はぁ?」

マカオ「おいおいお前等、嘘をつくならもっとましな嘘をつけよ。」

ワ「そんなのすぐに見抜けるぜ。」

最初は父ちゃんたちや俺も笑ってたけど、

マック「本当なんだよっ!!」

ナブ「ハルジオンの街の人たちが言ってたらしいんだよ。」

ビジ「港で、妖精の尻尾の魔道士が大勢倒れているって。」

ジェ&ド「レビィが帰って来たんだっ!!」

ジェットとドロイがはもる。6人の顔は真剣だった。俺はいすから立ち上がると、

ロ「俺、ハルジオンの港に行ってみる。」

俺が外に出ようとすると、

マカオ「待てロメオ。全員で行こう。」

マスターがいない間、マスター代理を務めている父ちゃんの言葉にみんな頷く。本当にナツ兄や、ルーシィ姉が帰って来たの?俺たちはハルジオンに向かって走り出した。

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          『ここからは、マヤ目線で書いていきます。』

マ「・・・ん、ん~・・・・・?」

ここは・・・?気がつくと、私は砂場に寝そべっていた。起き上がって辺りを見回すと、

ル「マヤ!気がついた。」

マ「ルーシィ。」

ルーシィやユモ、ウェンディとシャルルがそばにいて、少し離れたところに、エルザやナツ、ハッピーやグレイやガジルやリリーがいた。さらに向こうには、リョウやトーヤやショール、マスターやカナやギルダーツたちがいた。

ナ「なぁ、ここって、ハルジオンじゃねぇか?」

言われてみれば・・・見慣れた光景が広がっている。とゆう事は・・・

マ「私たち、マグノリアに帰れたんだっ!!」

あの妖精のおかげだね。その時、

ロ「ナツ兄~!!ルーシィ姉~!!」

ロメオを先頭に、マカオ、ワカバ、マックス、ウォーレン、ラキ、キナナ、ジェット、ドロイ、ナブ、ビジター、アルザック、アスカを抱っこしたビスカが走って来た。

マカ「お前たち、どうしたんじゃ?」

マカオ「それはこっちのセリフだぜマスター!!」

ワ「何でここにいるんだよっ!?」

はぁ?ワカバの言葉に私の頭には?が浮かぶ。

マカ「何でって、試験から帰ってきたんじゃが。」

マカオ&ワ「はぁっ!?」

何でそんなに驚くの?帰って来たらまずかった?

ナブ「おいおい、今日の朝早く行ったばかりなのに、帰って来るわけないだろ。」

マカ「はぁ?」

ショ「今日の朝行った?」

ウェ「ナブさん、何を言ってるんですか?」

私の頭には?が大量発生中!!

グ「俺たちがリグリション島に行ったのは、だいたい・・・あれ?」

ル「いつ行ったんだっけ?」

ビス「だから、今日の朝に港を出発したばかりじゃない。」

エ「今日の朝港を出発しただと?」

マ「え、でも・・・えぇっ!?」

ナ「だぁーーーーー!!意味わかんねぇっ!!」

ル「少し落ち着きなさいよ。」

落ち着きたくても落ち着けないよ~!!いったい絶対、どうなってんのぉっ!?

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ひとまず私たちはギルドに帰って、みんなの話をゆっくり聞いた。

ショ「つまり、リグリション島では月日が経っていたけど、マグノリアはずっと止まっていた。」

ビジ「止まってなんかいないよ。」

ジュ「天狼島とは正反対ですね。」

リグリション島では時間がものすごい早さで進んでいて、マグノリアは港を出発したまま・・・

ユ「こんな不思議な出来事もあるんだね。」

リョ「時間を巻き戻せた感じだな。」

巻き戻しか・・・それが実際に出来るなら、フレイを生き返らせたいな・・・すると、アスカちゃんが私の服の裾を引っ張ってきた。

マ「どうしたのアスカちゃん?」

アス「ねぇねぇ、フレイお兄ちゃんは?」

マ「!!!」

そうだ・・・フレイはよくアスカちゃんの面倒を見てたっけ・・・

ウェ「あぁ、えぇっと、フレイさんは・・・」

ウェンディ、ありがとう。もういいよ。これは私の責任でもあるから。私はアスカちゃんの背丈に合わせてしゃがみ込むと、

マ「ごめんねアスカちゃん。フレイは・・・死んじゃったんだ・・・」

アス「え・・・?」

アスカちゃんの目にはすでに涙がたまっていた。

マ「ごめんね・・・」

私はアスカちゃんから顔を逸らす。もう見ていられなかったから・・・

ビス「ア、アスカ、お母さんとお父さんと一緒に遊ぼうか。」

アル「そ、そうだな。」

ビスカとアルザックはアスカちゃんを抱えてその場を去った。ごめんなさい・・・私は心の中で3人に謝った。

ナ「元気出せって。」

ナツが私の肩に手をのせる。

ナ「お前だけの責任じゃねぇ。俺もあいつに助けられたんだ。俺にも、責任はある。」

ハ「おいらもだよ。」

でも・・・

マカ「マヤ、さっき言ったじゃろ。」

・・・そうだった。私が泣いてどうするんだっ!!私はナツとハッピーにVサイン!ナツとハッピーも同じくVサインで返してくれた。

マカ「よし!今夜は宴じゃあーーーーー!!!」

全「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」

今日の夜も、妖精の尻尾は、お祭り騒ぎです。 
 

 
後書き
第98話終了~♪
リグリション島では時が進んでいたが、マグノリアでは時は出発した日のままだった!!
次回は・・・なんて説明したらいいんだろう?わからないので、次回までお楽しみ!!
第99話でお会いしましょう~♪ 
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