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雷刀の導き

作者:田原俊彦
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8章

杏子「は?アンタ魔法少女か?」

???「そんな雑魚と一緒にすんじゃねぇよ」

杏子「てめぇ…」

槍で女を牽制的に狙う、女はそれを剣で弾く

???「アンタから殺すか」

一瞬で杏子の目の前に立ち、腹を刺す

杏子「ぐあっ」

流石に倒れるその後何回も腹を刺しては抜きを繰り返す

杏子「てめぇ…」

???「これならほっといても死ぬか」

クルッと回転しほむらとさやかを睨む

???「次はお前らだ」ニヤァ

さやか「アンタ…誰だよ!」

ほむら「(どこの時間軸にもこんな女はいなかった一体…誰?)」

???「別に誰でもいいだろ、とりあえず死ね」

ほむらより前に居たさやかの前に立ち、剣の防御ごと肩から足にかけて切り裂く

血が吹き出る、さやかはいくら治癒が高いとはいえ流石に一度倒れる

そしてほむらに近づき剣を向ける

ほむら「アナタは…」

???「戦えるのは後アンタ一人だろ?そこの腰抜け二人は戦えねぇだろ」

そして二人は戦い始める、時間停止を駆使し爆弾や銃を躊躇うことなく使ったが

全て弾かれるか、無傷かどちらかだった

???「中々攻撃が当たんないか、アンタがボスだったのか」

???「だけどいつまでその能力で私の攻撃を避けられるなぁ」

ほむら「くっ…」

ほむらでは避けることはできるが攻撃は効かない、このままでは負けるのは時間の問題だ

???「笑えるわ、アンタ一人じゃ何もできないんだな」

ほむら「(せめて攻撃役が一人いれば……)」チラッ

一瞬マミを見るがマミの目は恐怖に満ちていた

マミ「(体が動かない…なんで…こんな時に……)」

まどか「みんな……!なんで」

キュウべえ「このままじゃ皆死んでしまうね、これは僕としても少し困るね」

まどか「どうしたら…あれをとめれるの…」

キュウべえ「まどかが魔法少女になれば皆を助けられるよ?」

まどか「え……なら」

キュウべえ「じゃあ願い事を…」

ほむら「ダメよ!まどか!」

???「余所見とはいい度胸じゃない」ヒュン

ほむら「くっ…」

余所見をしたせいで時間停止が間にあわなかった、が

キィンと音が鳴り響く、ほむらの前に一人の男が立って攻撃を防いでいた

闇桐「すまないな、遅くなった」

ほむら「冷や冷やしたわよ」

???「やぁっと出てきたな闇桐」

闇桐「よくも俺の仲間に手を出してくれたな」

???「仲間だったか、そりゃ嬉しいわ、アンタを絶望の淵に落としたいからねぇ」

闇桐「……もうやめろアリナこれ以上俺の前にいるなら…」

アリナ「ハッアンタを殺すために来たのになんで帰らないといけないんだよ?」

闇桐「もう一度だけ言うが消えろ」

アリナ「話す気なんて無いんだよ、殺す」

アリナは剣を持ち直し、闇桐の体に向かって一切の躊躇い無く斬撃をくだす

だが簡単に防がれる

闇桐「消えろ」

雷撃がアリナを襲う、アリナは炎でそれを防ぐ

アリナ「私にはそんな攻撃効かないって知ってるでしょ?」

闇桐「それは知っている。あれはただのおとりだ」

瞬時アリナは体中に電気が迸る。とてつもなく痛く血管が破裂し血が皮膚から溢れる

アリナ「クッ…汚い手を…」

闇桐「殺すつもりは無い消えろ、足はまだ動くはずだろ?」

アリナ「クソが死ね…」タッタッタ

闇桐「さて、ほむら、二人を回復させないと…」

ほむら「ええ、分かったわ、巴マミ」

マミ「は、はい」

ほむら「手伝いなさい」

闇桐「頼むマミさん」

マミ「え、ええ分かったわ」


杏子「くそ…アイツ強過ぎだろ…」

さやか「なんなの…アイツ」

闇桐「説明しておくか」

ほむら「一応お願いするわ」

闇桐「アイツは将森アリナって言ってな、職業は殺し屋だ」

マミ「え?」

杏子「は?」

さやか「は?」

まどか「ほぇ?」

ほむら「……」

闇桐「ああ、それを知るには俺の過去を話をしなきゃいけねーな」

闇桐は自分の過去の事を皆にもう一度話した

さやか「アンタ…」

まどか「キシヤ君…」

杏子「アンタも苦労してんな…」

闇桐「別に気にしないくていいんだけどさ、この話には続きがあるんだよ」

マミ「(泣いてはないわね…良かった)」

マミは心の底から安堵した

ほむら「それは?」

闇桐「また長くなるが良いのか?」

さやか「ここまで聴いたら聴くしかないでしょ」

まどか「き、ききます」

杏子「まぁここまで聴いたしな」

マミ「聞くわよ」

ほむら「お願いするわ」 
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