ソードアート・オンライン ~白の剣士~
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それぞれの過去②
場所はアインクラッド第四十四層《ハルビオン》
そこは辺り一帯が森で囲まれているエリアだった。
転移してきたシオンたちはシオンを先頭に歩くこと約五分、一軒の小屋にたどり着いた。
その小屋は人が住めるような状態ではなく、中もホコリまみれだった。
シオンはその小屋を見て少し懐かしんでいた。
「まったく、あれから一年半で随分と変わったな・・・さて、アスナ。俺がなぜこの場所を選んだのか、そして教えよう。俺とエリーシャここで一年前、何があったのか・・・」
そしてシオンは語り出した。シオンが今から一年半前に起きた“出来事"を・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
これは今から一年半前、ちょうど俺が複数の武器に興味を持ち始めた頃のお話。
俺はエリーとその他三名、計五名のギルドと言うには程遠いパーティー《ハーモニー》を結成していた。
その頃の俺たちは基本、レベルアップを目的として活動、レベルに余裕があれば攻略といった感じで技を磨いていった。
その名でも俺は一人レベルが頭一つ出ていたのでメンバーの育成、そして自分の技を磨いていった。その時に俺の技の飲み込みが早かったのがエリーもとい、エリーシャだった。
しかしながら、ほかのメンバーも素質のあるやつばかりだった。
「おーい、シオン!そろそろ飯にしよーぜー!」
「ん?もうそんな時間か。そうだな、分かった!すぐに行くよレオン!」
ハーモニーの発起者レオン。彼は俺と同じベータテスターであり、彼とはベータ時代からともに過ごしてきた戦友的存在だった。長身で両手剣の扱いに長けていた。
「シーオンー!」
「おっ、どうしたツバキ?」
ハーモニーの元気印ツバキ。彼女は短剣使いのスピードを活かした攻撃が得意だった。黒髪ショートヘアーの美少女だった。
「エリーがお弁当作ってきたよー!」
「そうか、ちょうど良かった。ありがとなエリー」
「別にいいわよ、まだ上手じゃないけど」
「そんなことねーよ、なあレオン」
「ああ、普通にうまいけどな」
「褒めても何も出ませんよ。ところでノエルは?」
「あー、あいつならたぶんクエストを受諾しに行ったと思う。そろそろ戻ってくんだけどなー」
そうレオンが言うと、一人の少年が現れた。
「いやー、遅れてスマナイ」
「おお、ノエル。おかえりー」
ハーモニーの司令塔ノエル。彼は俺たちハーモニーの司令塔として俺たちに的確な指示を出していた。戦いの時は常に平常心を保ち、持ち前の分析力で幾度となく俺たちを救ってきた。そして、盾での防御からの片手剣の攻撃にも長けていた。
そんな彼らの中で何故かリーダーを務めていた俺はそんなみんなの育成が中心だった。
「んじゃ、戻りますか」
「そうだな」
そう言ってみんなはこの層で買った一軒の小屋、俺たちの本部へと帰った。本部と言ってもみんなである程度暮らすための家のようなものだった。しかしそんな小屋でも俺たちは楽しく過ごしていた。みんなで昼食をとりながら俺はノエルにたずねた。
「そういえばノエル、どんなクエスト持ってきたんだ?」
「ああ、これ」
そう言ってノエルは一枚の依頼書を手渡した。その紙に目を通すと、そこにはこう書かれていた。
《クエスト名:シアターパニック》
内容:第三十二層にあるシアターパークで《シアターコクーン》三体を討伐せよ。
その内容を見てシオンは、
「ふーん、三十二層ねー・・・。まあ、妥当なところだな」
「そうね、レベル的にもこのあたりがちょうどいいわね」
「よし、それじゃあ明日出発しようか」
「うん!」
「りょーかい」
「分かった」
そう言ってみんなはお昼を楽しんだ。
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その夜俺は明日に備え、床につこうとした。しかし誰かがドアをノックした。
「はい」
「あ、ごめん。私なんだけど」
「ツバキかどうした?」
「いや、大した用じゃないんだけど・・・」
そのモジモジとした反応で俺は察した。
「寝れないのか?」
「う、うん・・・。少しの間だけ、一緒にいてくれないかな?」
ツバキは赤くなりながら言ってきた。彼女にしては珍しかった。普段なら寝つきはいい筈なのに。
「わかった、いいよ」
「ありがとう!」
そう言ってツバキは俺の部屋のベッドに座り込んだ。
こうして見るとやはりツバキは美少女なのだなと、思ってしまう。エリーが清楚系であるように、彼女も違うタイプの美少女ではあっただけあり何人かの男のプレイヤーから誘わせたのも事実である。
そんな彼女は枕を抱え、ベッドに座り込んでいる。
「どうしたんだよ、お前らしくもない」
「最近、おんなじ夢ばかり見るんだ〜」
「夢?」
「私たちが、消えちゃう夢」
「ほう・・・」
「私の目の前でみんなが泡のように消えていっちゃうの。それが恐くてここ最近はずっとこんな調子なの」
「そりゃあ、キツイな・・・」
みんなが消える夢。それは俺たちが死ぬ夢というなんとも酷な夢であった。
「私恐い、みんなが明日居なくなっちゃうんじゃないかって。それがずっと恐かったの・・・」
ツバキは枕を強く抱きしめながら涙を流した。その姿は普段の彼女からは想像がつかなかった。
俺は思った。彼女は本当に強い子なのだと、そして誰よりも優しい子なのだと。
俺は静かにそして優し彼女を
抱きしめた。ツバキはそれからしばらく泣き続けた。彼女が泣き止むと、少し顔を赤くして微笑みながら言った。
「ありがと。やっぱりシオンは優しいね♪」
その笑顔に俺は不意に心を奪われた。
「あ、ああ」
「今なら言えるかな」
そう言ってツバキは俺の真正面に立った。目は何かを決意したような感じが伝わってきた。
次の瞬間、俺は自分の身に何が起きたのか理解するのに数秒かかった。ツバキが俺の唇を自分の唇で塞いだのである。つまりツバキは俺にキスをしたのである。唇を離すとツバキは真っ赤になりながら言ってきた。
「シオン、私はあなたのことが大好きです!」
「なっ!?あっ!?」
俺は突然の出来事に目を白黒させていた。人生で初めての体験に俺は正直どうしていいか分からなかった。
「あの、その、えっと・・・」
「私ね、シオンに出会ってよかったって思ってる。でも、まだ返事は言わないで」
「えっ?」
「その返事はクリアした時に聞かせてね♪」
その言葉に俺は思わず苦笑しながら思った。
『まったく、お前にはかなわねーよ』
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翌日、シオンたちは三十二層あるシアターパークに来ていた。
「よし、それじゃあ行こーか」
「ああ」
「OK!」
「いつでも!」
「うん!」
中に入ると普通の映画館のような空間が奥に広がっていた。スクリーンには何も映っておらず、ただ白い映像だけが流れていた。
「何だよこれ・・・」
「何も起こらないな・・・」
全員が警戒する中、突然スクリーンからの光が強くなった。
「うわっ!」
「な、なに!」
「どうなってんだ!?」
光は更に強くなり、シアター中を包んだ。やがて光はおさまり、目を開けるとあたりが先ほどとは景色が違っていた。
閉ざされた部屋、白い空間が周りを囲んでいた。
「おい、何だよこれ!?」
「これもクエストなのか?」
「いや、こんなのおかしいだろ!」
「どうゆうこと!?」
「みんな!モンスターが!」
目の前に現れたのは《シアターコクーン》ではなく、明らかにボスモンスター級のモンスターが目の前にいた。そのモンスターには《The DoomMssenger》(破滅の使者)と記させたいた。
「どうやら、バグったみたいだな。早く転移結晶を!」
「だめ!結晶が使えない!」
「何だって!?」
「どうすんだよ!?」
困惑する中、一人剣を抜くものがいた。
「シオン?」
「ここまで来たらもう、やるっきゃないだろーな。結晶は無効、クエストに出るはずもないモンスター、そしてこのモンスター、明らかにこの層のレベルじゃなさそうだな。俺の識別スキルでも測れねーよ・・・」
シオンにしては珍しく額に汗をにじませていた。それを見たレオンたちは察した、『これはかなりヤバイ』と。
「だが、やらなきゃこっちが殺られる。みんな、覚悟はいいな」
シオンの言葉に皆決心した。
死ぬかもしれないという覚悟を。
「いくぞ!」
「「「「おおっ!」」」」
まずシオンから切り込みに出た。次にレオンなどの前衛組が突撃した。
垂直四連撃ソードスキル“バーチカル・スクエア”を《The DoomMssenger》の腹部に放つ。しかし、当然のことながら相手のHPはドット単位でしか減少しない。そこで、攻撃を五人でスイッチしながらするという戦法に切り替え一人一人の負担を最小限に抑えようとした。
それをしばらくの間繰り返していき、確実にHPを減少させていった。
「よし、もう少しだ!」
《The DoomMessenger》のHPがバー残り一本分に差し掛かったところで、
「ガァアアアアアアア!!!」
「!!!」
《The DoomMessenger》が咆哮をあげた。しかし、そこでシオンたちは自分たちの異常に気がついた。
「っ!?そんな!」
「体が・・・動かない!?」
麻痺の類かとシオンは思ったがカーソルを見ても麻痺の表示がなかった。
「まさかコイツには“束縛"の効果でもあるのか!?」
「そんな!?じゃあどうすればいいの!?」
システム外のエラーこれにはどうしよもなかった。
《The DoomMessenger》は重い一撃を束縛されたシオンたちに与えた。
「グァアアアアアッ!!!」
「ノエル!!!」
盾で防御したノエルはそのまま吹っ飛んでいき、地面に叩きつけられるのと同時にポリゴン片となって消えた。またレオンも防御ができず、ノエルと同じように吹っ飛んでいき消えてしまった。
「レオン!!!クッソ!」
《The DoomMessenger》はシオンを次のターゲットに絞込み、シオンに向かって歩み始める。
「クッソ」動け、動けよ!俺の体!」
シオンがどんなに叫んでも体が動くことはなかった。ジリジリとその距離を詰める《The DoomMessenger》。その顔にはどことなく目の前の者を見下すような顔に見えた。
「「シオン(君)!!」」
「ここまでなのかよ・・・こんなとこで死ねっていうのかよ!!!」
「やめて・・・」
その言葉は無情にも何も生まれなかった。そして《The DoomMessenger》の手がシオンを貫こうとした。
「やめてぇえええええ!!!」
その時、シオンは死を覚悟し、目を閉じた。しかし衝撃がいつになってもこなかった。目を開けるとそこには、
「なっ、そんな・・・」
《The DoomMessenger》によって串刺しになったツバキの姿があった。
「ツバ、キ・・・何で・・・何で・・・?」
刺されていた手は抜かれ、ツバキはいまだに束縛されたままのシオンの体に寄りかかった。
「ツバキ・・・そんな・・・」
シオンは刺されたツバキを見ながらかすれた声で言った。もう彼には戦う意志が無くなっていた。
しかし、
「泣か、ないで・・・シオン」
「ツバキ!」
ツバキは今にも力尽きてしまいそうな声でシオンに呟いた。
「あなたは、こんな、とこで、負けちゃ、いけない・・・。エリーを、守って、あげて・・・」
「ツバキ・・・。お前・・・」
「泣かないでよ。せっかくの、いい顔が、台無しだよ・・・」
「こんな時にまで何言ってんだよ!」
シオンは涙を止めることが出来なかった。自分を心から好きだと言ってくれた人が今にも消えてしまいそうなのだから。シオンはすぐさま回復ポーションを取ろうとしたが、ツバキはそれを止めた。
「ツバキ・・・」
「いいの、私はもう、これで、いいの・・・」
「何で・・・?」
「もう、十分。ありがとう、シオン。・・・」
最後にツバキはなにか何か言ったような気がした。しかし、それは聞こえずにツバキは旅立っていった。
「そんな・・・ツバキ・・・」
「・・・・・・」
エリーシャはその場にしゃがみこんでしまった。シオンはその場で俯いたまま動かない。しかし次の瞬間何かが切れたような感覚がシオンを襲った。
「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シオンは頭を抱えながらその場にしゃがみこんだ。
《The DoomMessenger》はそんなシオンに向かって再び攻撃しようとした。
「シオン君!」
しかし、その手は届かなかった。
「・・・失せろ。ゴミクズが!」
シオンその時、白銀のオーラと黒い雷を纏って《The DoomMessenger》の胸を一突きした。そのまま吹っ飛んでいき、壁に叩きつけた。
「グォアアアアアアア!!!」
《The DoomMessenger》から悲鳴があがるが、シオンは攻撃の手を緩めない。
「お前が、お前がみんなを!ツバキを!」
それからもシオンの猛攻は止まることがなく、そして《The DoomMessenger》は、ポリゴン片となって散った。そして白い空間は崩壊し、先程のシアターに戻った。
ステージに立っていたシオンは視線を宙に向けていた。
『ありがとう、シオン。・・・』
『ッくしょう・・・』
「ッチクショウ・・・」
その目には涙が流れた。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
その日の夜俺は一人、ハーモニーの本部の自分の部屋で黄昏ていた。これからどうすればいいのかなど考えもせずに。
そんな時、俺の元に一通のメールが届いた。
相手はなんとツバキからだった。俺は慌ててクリックすると、一つの宝石のような物が出現した。それをワンクリックするとツバキの声が聞こえた。
『ヤッホー、シオン。これを聞いてるってことは、私はもう死んじゃったわけなんだけども、シオンが寂しくないように、早まって自殺しないようにこれを送ります。』
そこにはいつもの、明るい彼女の声があった。
『まず先に言っとくことは、今までありがとうね。シオンがいなけりゃ私、もっと前に死んでたかも。最初、このゲームが始まった時、すっごく落ち込んでたんだ。でも、シオンたちと出会ってまた頑張ろうって思えるようになった。だからシオンにはこれからも頑張って欲しいの、このゲームをクリアして欲しいの。そして、もう一つお願い。もし、エリーがまだ生きてたら・・・その時は、エリーを守ってあげてね♪それじゃあねシオン、会えてよかった。ありがとう・・・』
そしてツバキがシオンに残した最後の言葉は、
『シオン・・・大好き!愛してます!』
それを最後にメッセージが終了した。聞き終えたシオンの頬には涙が伝っていた。
「ツバキ・・・ありがとう・・・さようなら」
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
翌日、シオンはエリーシャを呼んだ。
「エリー、大事な話がある。聞いてくれ」
「何?」
シオンがエリーシャに言ったのは、
「解散しよう。ハーモニーを」
「えっ・・・」
「お前は、今噂になってるギルド《血盟騎士団》に入れ。あそこなら将来いいギルドになる」
「ちょっと待って!シオン君はどうするの!?」
「俺は・・・ソロになる」
その言葉に当然のことながらエリーシャは猛反対した。
「そんなの危険よ!」
これが当然の反応だった。シオンはこう考えたのだ。エリーシャを自分よりも将来有望そうな血盟騎士団に預け、彼女を安全な場所にいさせようと考えたのだ。これがエリーシャを守るための今考えられる最善の策である。
「どうしてシオン君はいつもそうなの!?自分より他人を優先して、自分のことはお構いなしで行動する。そんなんじゃいつかホントに死んじゃうよ!」
エリーシャの意見は最もだった。しかし、シオンはエリーシャに足りないものを血盟騎士団で手に入れてほしかった。そこでシオンがとった行動が、
「・・・うるせーよ」
「えっ?」
「迷惑なんだよ、その気持ちが・・・」
「シオン・・・」
「俺のこれからの戦いには、お前はかえって足手まといなんだよ・・・」
突き放すという選択だった。
「そんな・・・」
「悪く、思うなよ・・・」
そう言ってシオンはハーモニー本部を出て行き、その後退団、ソロプレーヤーとして生きていった。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「これが、今から一年半に起きた真実だ」
シオンは話し終えるとアスナは黙ったままだった。
「お気に召したかな?」
「何で、エリーシャちゃんと一緒にいてあげなかったの?」
「言った通り、俺は彼女に足りないものを手に入れて欲しかった。そしてこの前のデュエルで分かったよ。アイツは、エリーは手に入れていたよ」
「何を?」
アスナの問にシオンは親指を立て、それを自分の胸に当てた。
「俺があの時伝えたかったのは“強靭な精神力"。そして悲しみを乗り越えた先に得るもの、“覚悟"だ。これが俺からの最後の教えだ」
「覚悟?」
「アイツにはまだ、覚悟が足りなかった。生きる覚悟。戦う覚悟。そして、死ぬ覚悟。これを教えるためには俺は悪役を演じても構わなかった。アイツが成長するなら俺は自分が傷ついてもよかった」
「でも、それじゃあシオン君が!」
「アスナ!」
そこでキリトが止めた。
「キリト君・・・」
「シオンは、守りたかったんだ。エリーシャをそして、自分の命を落としてまでシオンに未来を託したツバキの思いを。それを分かってくれ・・・」
「でも・・・」
「納得いかないならそのままでいいアスナ」
「シオン君・・・」
「別に後悔はしとらんよ、これが俺の選択なんだから。それに・・・」
シオンは引き出しからあるものを取り出した。それはペンダントだった。そして、中には五人の少年少女の笑顔があった。
「これを取りにもきてたから」
そのペンダントの内側にはこう書かれていた。
《 Giuro amicizia per sempre 》
「これは?」
「イタリア語で『永久の友情を誓う』って意味だ」
「みんな、いい笑顔だね」
アスナのその言葉にシオンは今までどうりの笑顔で答えた。
「だろ?最強で最高のパーティーだよ!」
この笑顔と今のシオンのプレイスタイルがあるのは共に友情を誓った仲間の《ハーモニー》のおかげなのかもしれない。
彼は再び歩き始める。懐かしき仲間に別れを告げて・・・。
「じゃあな、みんな。また、どこかで・・・」
後書き
はい!いかがでしたでしょーか!
シオンとエリーシャの過去が明らかになりました!
ここで重大発表でーす!
なんと、私ローレライはついに、AO入試を経て大学に合格しました!(ドンドンドン!パフパフパフー!)
これからも頑張って行きますので応援よろしくお願いしまーす!
ではでは!( ・∀・)b
※ちなみにペンダントにあった言葉は家庭教師ヒットマンREBORN!から引用しました!
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