ソードアート・オンライン ~白の剣士~
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それぞれの過去①
前書き
短めDeath☆
( ^ω^)_どうぞ!
「地味なのって頼まなかったっけ?」
「これでも充分地味なほうだよ。うん、似合う、似合う♪」
「そうだな。似合う似合う♪」
「おいコラ、シオン。お前絶対楽しんでんだろ!」
場所は今エギルの雑貨店の二階。
血盟騎士団のユニフォームを着たキリトはシオンに怒りの視線を投げかけている。しかしシオンはそれを見向きもしないでいる。
「てゆーか、なんで俺と同じやつなのにそんなに違和感がないんだ!?」
「確かに、違和感ないね」
「いつも白だからじゃねーの?まあ、俺も鏡見て思ったよ、これはこれでありだなって」
そんな時、アスナはしんみりとした顔になり、
「・・・なんだかすっかり巻き込んじゃったね・・・」
「いや、いいきっかけだったよ。ソロ攻略にも限界が来てたから」
「そうだな。確かにここまで来ると正直しんどくなってきてたとこだしな、いい機会だよ」
「そう言ってもらえると助かるけど・・・。ねえ、キリト君、シオン君」
アスナの瞳がキリトとシオンに向けられる。
「教えて欲しいな。どうしてギルドを、人を避けるのか。ベータテスターだから、ユニークスキル使いだからってだけじゃないよね?君たち優しいもん。それと・・・」
アスナの視線はシオンに向けられた。
「シオン君、エリーシャちゃんと昔、何があったの?」
シオンは少し眉間にしわを寄せた。しかしそれでもシオンは冷静な表情は崩れない。
「何のことだ?」
「とぼけないで。エリーシャちゃんの表情を見れば分かるわ」
その時、シオンはため息をつき、苦笑しながら言った。
「どうやら男は騙せても女は騙せないわけか、女の感って恐えーなー」
「じゃあ・・・」
「それより、今はキリトの話を聞いてやれ。俺は既に知ってっから、少し表に出てるよ
「シオン・・・。お前大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。いつかは話さなきゃなんねーとは思ってたからな」
そう言ってシオンは扉を開け、階段を降りていった。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
「おう、シオンどうした?」
店の店主は部屋から出てきたシオンに声をかけた。
「ああ、ちょっとしたお話中だから俺は出てきた」
「そうか・・・。ところでシオン、お前大丈夫なのか?」
「何がだ?」
「何がって、ギルドだよ!ギ・ル・ド!」
「ああ、その事か・・・」
「その事かって、本当に大丈夫なのか?お前は・・・」
「エギル、悪い。少し黙っててくれ」
その言葉にエギルも黙ってしまった。
「スマン・・・」
「謝るこたぁねーよ。俺もいつかは話さなきゃなんねーとは覚悟してたから・・・」
それからしばらくしてキリトとアスナが降りてきた。
「終わったか?」
「ああ・・・」
「そうか・・・。んじゃ、次は俺の番なんだが、アスナ
「なに?」
「少し場所を変えたい。話すなら“あそこ"がいいからな」
「“あそこ"?」
「キリト、お前も来てくれ」
そう言うとキリトは黙って頷いた。
シオンはその後、二人を転移門まで連れて行った。
「転移!《ハルビオン》!」
そう言って三人は青い光と共に消えた。
後書き
はい!いよいよシオンの過去が語られます!
お楽しみに!
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