| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十六話 Anotherworld(もう一つの世界)その九

「それで先輩だけれど」
「まだ来てないよ」
「ハルの方にメールk来てない?」
「あっ、来てるよ」
 春雪は拓武に言われて自分のメールをチェックした、するとだった。
 そこに彼女からのメールがあった、春雪はそれを見て一同に言う。
「先輩は今倉持先輩、美早さんと合流したらしいから」
「じゃあ今からだね」
「うん、こっちに来るって」
「美早さんがいるならすぐかな」
 拓武は春雪の話を聞いてこう言った。
「いや、三人だから無理かな」
「バイク?」
「うん、それで来てくれるかなって思ったけれど」
「幾ら美早さんでも三人乗りは無理だよ」
 春雪は笑ってそれは無理だろうと言う。
「どれだけ危ないんだよ」
「そうだね、流石にね」
「だろ?バイクなら仮面ライダーの人も全員乗るみたいだけれど」
 春雪はここでライダーも見る。
「流石にさ」
「無理だね」
 二人はこう結論を出そうとした、だが。
 ここでだ、由仁子が二人を馬鹿にする笑み、かなり邪悪な感じの笑みを浮かべてこう言ってきた。
「甘いな、手前等」
「えっ、甘いっていうと」
「まさか」
「そうだよ、美早を甘く見るんじゃないよ」
 こう言うのだった。
「あいつのことはあたしが一番知ってるよ、あいつだったらね
「まさかと思うけれど三人乗りで」
「ここに来るっていうかな」
「ブラックロータスももう一人の女も舐めるんじゃないよ」
 黒雪姫だけでなく彼女もだというのだ。
「そんなの平気だからね」
「おいおい、三人乗りでも平気なのかよ」
 伊達は彼等のやり取りを聞いて苦笑いで話に入った。
「そりゃまた凄いな」
「三人乗りをされるかどうかは別にしまして」
 ここで千百合が出て来た、そのうえで伊達に答える。
「先輩達はかなり肝が座ってますよ」
「そうなんだ」
「凄いですよ、本当に」
「特にその先輩が凄そうだな」
「先輩は本当に凄い人です」
 このことは春雪も言う、言葉が強い感じになっている。
「どんな時でも冷静で的確に判断してくれますから」
「お陰で苦戦してるのよ」
 由仁子はじとっとした目で春雪に言葉を入れる形でライダー達に話す
「赤の女王としてはね」
「相当な強さなのはわかるよ」
 このことは火野も察していて頷く。
「話を聞いていてもさ」
「文句なしに僕達の中で一番強いです」
 このことは拓武が答える。
「本当に桁外れの強さです」
「それだけじゃないよね」
「他の。リーダーとしての素養も凄いです」
 拓武は火野に答える形で話していく。
「本当に」
「やっぱりそうなんだな」
「ただ、先輩も」
「ブラックサタンについてはなんだね」
「一切わからないって仰っていました」
「それも当然だね」
 火野は拓武の話を聞いて納得した顔で頷いてみせた。
「何しろ別の世界から来た相手だから」
「最初見た時からおかしいって思いました」
 拓武はその鋭さからそう察していた、もっともこれは彼だけでなく春雪も千百合も察していることではある。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧