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魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜

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第13話『温泉旅行と真夜中の決闘…前編』

~なのは~

今日はみんなで温泉旅行に行くの

その為、今は翠屋の前で集合していたの
すると翠屋の隣の家からツバサちゃんとネオさんが出てきたの

「お待たせして申し訳ございません」

ネオさんは既にみんなが集まってるのを見て一礼して謝っていたの

「はははっ全然大丈夫ですよ」

すると私のお父さんがネオさんに『大丈夫』だと言っていたの
私がお父さんとネオさんのやりとりを見ていると
ツバサちゃんがチョコチョコとやってきて挨拶をしてきたの

「おはよ……」

「うん。おはよっツバサちゃん」

「ツバサおはよう」

「おはようだよツバサちゃん」

私たちもツバサちゃんに挨拶をして

「それでは行きますか」

お父さんが出発の合図を出したので全員が用意してあった車に乗ったの


車は2台で
お父さんが運転する車には
お父さん・お母さん・お兄ちゃん・お姉ちゃん・忍さん・ネオさん

ノエルさんが運転する車には
私・アリサちゃん・すずかちゃん・ツバサちゃん・ノエルさん・ファリンさん・ユーノ君

以上のメンバーで温泉旅館に向かって出発したの


車の中では『温泉楽しみだね』とか『卓球で勝負よ』とか
楽しくお話していたら移動時間なんてあっと言う間だったの

温泉旅館に着き部屋に荷物を置いた後

「さっそく温泉に行きましょ」

アリサちゃんが温泉に行こうと言ったの
それを反対する人は誰もいなかったのでみんなで温泉に向かったの

入口でお父さんとお兄ちゃんは男湯に入って行き
その他は女湯へと入って行ったの
その時ユーノ君が念話で

《なのは!?僕は男湯の方へ行くよ!!》

そう言ってきたんだけど

「ほらっユーノ!!私がしっかり洗ってあげるわ!!」

アリサちゃんがユーノ君を連れて入って行ってしまったの
まぁ私も連れて入る気だったから問題ないの

私は脱衣所で服を脱ぎ
私とアリサちゃんとすずかちゃんとツバサちゃんは
大人組より早く脱衣所を出て温泉に向かったの

お湯を体に掛けて私たちは温泉に入ったの
でもよく見るとツバサちゃんは掛け湯もせずに
湯船の手前の位置から入口の方を見ていたの

「ツバサちゃん入らないの?」

私がそう聞くと

「ネオ…待ってる……」

そう答えたの

するとアリサちゃんが

「温泉の中に入って待ってなさいよ」

「あ…」

そう言ってツバサちゃんの腕を引いて温泉の中に入れたの
するとツバサちゃんはお湯に片足が入った瞬間前のめりに転んだの

「きゃっ」

「大丈夫ツバサちゃん?」

「ちょっとツバサどうしたのよ!?」

ツバサちゃんが倒れたことによってお湯が『ザバ-ン』ってなって
私は驚きすずかちゃんとアリサちゃんはツバサちゃんの心配をしていたの
ツバサちゃんの方を見てみると
ツバサちゃんはお湯に沈んでいたの!?
私たちが慌てていると

「ツバサだいじょうぶですか?」

いつの間にかネオさんが現れてツバサちゃんを抱きかかえていたの

「問題ない……」

ツバサちゃんは今のを『問題ない』と言ったけど

「問題なくありません。何故私が来るのを待たずに温泉に……」

ネオさんがそう言うと

「ごめんなさい…私がツバサを無理やり……」

アリサちゃんが暗い表情で言ったの

「あーそうでしたか。謝る必要はありませんよ
ツバサは少し特殊な体質で水に触れると体に力が入らなくなるんです」

ネオさんの発言にびっくりしてツバサちゃんの方を見ると

「………」コクリ…

わずかに頷いていたの

「それならそうと先に言っときなさいよね」

アリサちゃんがツバサちゃんにそう言うと

「うん……次からは……言う……?」

「何で疑問形なのよ!?」

「何となく……」

そんな感じでお風呂に入っていたの
ツバサちゃんはネオさんの足の上に座った状態でネオさんに抱かれていたの
そして一度お湯から出て体を洗うことにしたの
アリサちゃんはユーノ君を『グシャグシャ』と洗っていて

《なのはーたす…たすけてー》

何か聞こえたけど私ではどうする事も出来ないので無視することにしたの
ツバサちゃんはお湯から出ても体が濡れた状態だからか上手く歩く事が出来ず
ネオさんに補助して貰いながら体を洗いに行ったの

「ツバサちゃん大丈夫?」

私が心配してそう聞いてみると

「大丈夫……」

ツバサちゃんは大丈夫だと答えたの


そして自分の体を洗った後にツバサちゃんの体を洗うのを手伝って
また私達は温泉の方に向かったの

今回はネオさんにツバサちゃんの補助を私達がする事を伝えて
両端からツバサちゃんの体を支えた状態で皆で湯船に浸かったの
ツバサちゃんは本当に水の中だと力が入らないみたいで
手を離したらすぐに沈んでしまいそうだったの
でもツバサちゃんはこんな状態でも

「温泉……気持ち……いい……」

そう言っていたの


私たちが温泉から上がって部屋への廊下を歩いていると
オレンジ色の髪をした女の人が急に話しかけてきて
去り際に念話で話しかけてきたの!?

『忠告しておくよ、子供はいい子にしてお家で遊んでな
オイタをするようならガブっといくよ?』

そしてその人は温泉の方へと歩いて行ったの……


その後アリサちゃんが卓球をしようと言って卓球場に来たの

「ツバサ!!勝負よ!!」

「わかった……」

アリサちゃんがツバサちゃんに勝負を挑んでツバサちゃんもそれを承諾したの

勝負の結果は……

何となく予想出来ていたけどツバサちゃんの完封勝利だったの


ツバサちゃんのボールは毎回いろんな回転がかかっていて
アリサちゃんがラケットで打とうとしたら
ツバサちゃんの所とは全く違う所に飛んで行ったの

他にもツバサちゃんが打つ球が

卓球台の角の部分に高確率で当たったり

ネットの上を転がったり

跳ねなかったり

凄く速かったり

直角に曲がったり

凄く高く跳ね上がったりと

アリサちゃんが勝てる雰囲気が全く無かったの……


その後はみんなで楽しく卓球をして汗を掻いたので

「汗掻いちゃったしもう一度温泉入りにいこっか」

「そうね行きましょうか」

「うん。行くなの」

「私……汗掻いて無いよ……?」

ツバサちゃんは汗1つ掻いてなかったけど

「いいからツバサも行くわよ!!」

アリサちゃんが腕を引っ張って一緒に連れて行ったの
その後私達はツバサちゃんを囲んで温泉に入ったの


温泉からあがった後は部屋に戻ってご飯を食べて
はすずかちゃんが持ってきたトランプで遊んだの


~side out~


①ババ抜き

「ツバサちゃんがポーカーフェイス過ぎるの……」

「あがり……」

「負けたの……orz」


②ポーカー

「ツバサちゃん私はフルハウスだよ!!」

「ジョーカー入れてのAのファイブカード……」

「………orz」


③スピード

「ちょっ!?ツバサ速すぎよ!!」

「おわり……」

「1枚も出せなかった……orz」


~ツバサ~

3人が両手をついて落ち込んでいた為
ボクは大人組の方に行った

大人組は麻雀をやっていたのでボクも参加させて貰った

まずはボクの親番で自動卓から牌が出てきた
そしてボクは山から牌をとって……

「あ……天和………」

既に役が完成していた為、牌を倒し全員に告げた

その後も

「ツモ…リーチ一発平和純全三色一盃口ドラ3……数え役満……」

「ロン…大三元……」

「ツモ……九蓮宝燈……」

楽しく麻雀をやったよ
何か対戦メンバーがorzってたけど……


その後は何部屋かに分かれて寝る時間になった
大人組で3部屋と子供組で1部屋だ
そして全員が眠りについた深夜にそれは起こった……

~side out~


~なのは~

ツバサちゃんにトランプで完敗したあと
私とアリサちゃんとすずかちゃんとツバサちゃんは
部屋に布団を敷いて少しお話をしてから眠ったの
私が気持ちよく寝ていると……

《なのは!!ジュエルシードの反応だ!!》

ユーノ君の念話で起こされたの……
でもジュエルシードの捜索も大事なので

《わかったの》

すぐに念話で返事をしてから
レイジングハートを片手に窓から飛び立ったの

~side out~


~ネオ~

私はツバサの持つ原作知識から
今日の夜にジュエルシードの反応があるのがわかっていたので
ジュエルシードの反応を感じてすぐにツバサに念話しました

《ツバサジュエルシードの反応です!!》

………

でもツバサから返事が返ってきません…

《ツバサー?》

………

もう一度呼んでも返事はなく

《もしかして寝ちゃってます?》

………

私はツバサの元に瞬間移動で移動して見てみると
どうやら私の予想は当たっていたみたいで
ツバサはとても気持ちよさそうに寝ていました……

私はツバサを揺すりながら

「ツバサ起きてくださいジュエルシードの反応がありましたよ」

「………ん」

私の声でわずかに意識を覚醒したので

「よかった……まだ眠りが浅かったみたいですね」

私は安心してそう言うとツバサは少し目を開けて

「い…く……」

凄く眠そうな声で『行く』と答えたので

「わかりました」

私はまだ布団の中にいるツバサを抱き上げて
そして窓から外へと飛んで行きました

~side out~


~ツバサ(ルナ)~

あの後ボクはネオとユニゾンをして1stリミッターを解除し
ジュエルシードの反応があった所に来たんだけど…
なのはとフェイトそれにユーノとアルフがそれぞれ戦っていた…

「出遅れた……」

ボクがそう呟くと

《寝てたからですよ!!》

ネオに怒られた……

とりあえずボクは戦闘中の2人の間に飛び込んで

「途中参加ごめんねー」

そう言いながら2人攻撃を受け止めた…… 
 

 
後書き
あ~微妙に12時に間に合わなかった…… 
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