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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十三話 怪人登場その十

 そしてオートバイ部隊もその数が殆どなくなり最後の一台も転倒し爆発した、戦場に立っているのは戦士達だけだった。
 日本はマシンで自分達のところに来たディケイド達に尋ねた。
「これで終わりでしょうか」
「おそらくな、しかしだ」
「油断はですね」
「それは出来ない、第二陣が来るかも知れない」
 そしてだった。
「怪人達も来るかもな」
「今回は出て来ませんでしたが」
「それでもだ」
 やはり油断は出来ないというのだ。
「気をつけることだ」
「わかりました」
 マシンを降りたディケイドに応えた、他のライダー達もマシンを降りて国家達と合流していた、そしてだった。
 イタリアが前を指差して言った。
「あれ何かな」
「むっ、あれは」
「何かお空に出て来たよ」
 ドイツに話す、それは。
 赤い点だった、その点がだ
 徐々に大きくなりそうしてだった。
 巨大な映像になった、それは赤い先の尖った覆面を被った男だった。
 ディケイドはその覆面の男を見て言った、見れば服は襟を立てたマントの様子だ。
「スサノオだ」
「確かあの姿の時は」
 日本もディケイドの横で言う。
「あの覆面の下に」
「そうだ、無数の蛇に覆われた顔がありだ」
「そしてさらにその下にですね」
「素顔がある」
 この姿の時のそれがだというのだ。
「白い何もない、単眼だけの顔がだ」
「あの、それが本当の姿じゃないよね」
 イタリアもこのことは既に聞いていて知っている、その映像を指差しながらそのうえでディケイド達に問うたのである。
「そうだよね」
「そうだ、その通りだ」
「そのゼクロスそっくりの姿だっていうけれど」
「今はその姿ではない」
 本来の姿で出ていないというのだ。
「最初の姿だ」
「そういうことだね」
「しかし妙に思うことはだ」
 ドイツが腕を組み首を右に傾げさせながら言った。
「ショッカーのエムブレムは鷲だな」
「ああ、そうだよ」
 今度はクウガが答える。
「怪人の腰のベルトにあるよ」
「そしてゲルショッカーは鷲に蛇だな」
「鷲に蛇が絡まったな」
 そうした姿だというのだ。
「ゲルショッカーはそうだよ」
「しかし首領はその姿か」
 白い単眼だけのある顔だ。
「何故鷲と蛇の合成怪人でなかったのだ」
「それはその頃から言われているけれどな」
「真相はわかrないか」
「どっちにしてもあれもスサノオの分身の一つでしかないんだよ」
 それに過ぎないというのだ、その単眼の顔も。
「だからこだわらなかったのかもな」
「成程、わかった」
 ドイツもここまで聞いて理解した、そのうえで。
 彼等はそのスサノオの姿を見上げた、やがてスサノオはその言葉を出してきた。
「久しぶりだな、ライダー諸君」
「その姿で会ったのは久しぶりじゃないかな」
 ディエンドがこう返した。
「これまで色々な姿を見て来たけれどね」
「そうだな、この姿で君達の前に出て来たことは久しぶりだ」
「ショッカーだからだね」
 その組織を繰り出して来たからというのだ。 
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