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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十三話 怪人登場その九

「ねえ、今は順調だけれどね」
「これからはですか」
「そうよ、戦闘員だけだけれどね、今は」
「怪人が出ればですか」
「戦力が違うから注意してね」
「はい、そのことは」
 わかっているとだ、光も返す。
「私も」
「だったらいいわ、今は出て来ていないけれど」
「何時出て来るかわからないですね」
「それがショッカーだからね」
 敵の意表を衝きたがる、スサノオの特徴の一つだ。
「注意していきましょう」
「はい、そのことは」
「それでだけれど」
 すれ違いざまに左手を出して戦闘員を引きずり落とした光に言う。
「今みたいな感じよ」
「オートバイ戦はですね」
「こかせる手も有効だけれどね」
 それよりもというのだ。
「そうして一人倒すとね」
「相手が巻き込まれてくれまるね、バイク戦は」
「だからやりやすいところもあるのよ」
 そうしたところがだというのだ。
「あんたもわかってきたわね」
「何度か経てきているせいでしょうか」
「そうでしょうね、やっぱり
「そうですか」
「ええ、ただ本当に何時怪人が出て来るかわからないから」
 それはというのだ。
「本当に注意しておいてね」
「わかりました、オートバイ戦は本当に一瞬が命取りになりますね」
「普通の戦い以上にね」
 二人も頭のところと腰のところから話す、ディケイドもマシンを匠に操りそのうえで敵を衝突させたりこけて脱落させながらだった。
 彼等の数を減らしていっていた、その彼にクウガが声をかけてきた。
「おい、何かな」
「そうだな、妙にな」
 ディケイドも応える。
「他の奴等は出てこないな」
「オートバイだけか?今回は」
「その可能性もある」
 そうなることを否定しなかった。
「それもな」
「一応はか」
「そうだ、しかしだ」
「オートバイ戦はこっちもな」
「こければ尾張だ」
 こうクウガに話す、マシンを操りながら。
「注意してくれ」
「わかってるさ、じゃあな」
「まだ怪人は出て来ないがな」
 彼等はまだだった、かなりの数の戦闘員が出て来ていても。
「この戦いも油断出来ない」
「後御前はやっぱり他のライダーにはならないんだな」
 ディケイドの特殊能力だ、他のライダーになることも可能なのだ。
 しかし今はディケイドとして戦っている、クウガはこのことを指摘するのだ。
「そっちの方が楽じゃないか?」
「楽とは限らないしだ」
「それにか」
「今はこの姿で戦うことがだ」
 それ自体がだというのだ。
「俺のやるべきことだ」
「武偵学園の時もそうだったんだな」
「俺はディケイドとして戦う」
「そういうことだな、わかった」
 クウガも彼の言葉に頷く、そのうえで。
 彼等も戦う、オートバイ戦は戦士達にとって順調に進んでいた。 
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