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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第八十一話 ワールド学園その三

「何か」
「日本語ですか」
 今度は日本が言う。
「ではどなたでしょうか」
「日本さんは心当たりありますか?」
「どういった方ですか?」
 日本はセーシェルにそのスマートレディの外見のことを問うた。
「容姿は」
「黒のショートヘアで青と黒のメタリックな感じの丈の短い服を着ています」
「ショートヘアで」
「顔立ちはいいですね。何かにこにことしています」
「はて」
 こう聞いてもだった。日本も首を傾げさせるばかりだった。
「そうした方は」
「御存知ないですか」
「はい」
 こうセーシェルに答える。
「どうも」
「ううん、じゃあどういった方なんでしょうか」
「とりあえずここであれこれ言っても仕方ない」
 ドイツが言う。
「会おう」
「そうだな、それしかねえな」
 イギリスもドイツの言葉に頷く、そして。
 他の国家達も頷いた。こうしてだった。
 部屋にその女が来た、八国は彼女を一目見てわかった。
 日本は目を鋭くさせてその女スマートレディにこう言った。
「貴女はただの人間ではありませんね」
「あれ、わかります?」
「かといって国家でもありません」
 日本はスマートレディにこうも言った。
「また違う存在です」
「その通りです、私は正義の女神アストレイヤといいます」
「神でしたか」
「人間や国家とはまた違う存在ですね」
「そうなりますね」
「はい、それでなんですが」
 スマートレディはにこにことして日本達に話す。
「貴方達は今謎の組織と戦っていますね」
「ああ、そうだよ」
 今度はフランスが答える。
「何故か俺達八国にだけな」
「そうですよね、実は私は」
「連中の仲間っていうのかよ」
「仲間ではないです」
 笑ってこのことは否定する。
「そのことはご安心下さい」
「仲間じゃないが知ってるってことはだ」
「はい、彼等の敵になります」
 そうした立場だというのだ。
「私jはあの組織と敵対しています」
「組織?」
「ショッカーといいまして」
 スマートレディは八国の前に立ったまま話していく。
「スサノオが最初に立ち上げた組織です」
「スサノオ?何者あるか?」
 中国がそのスサノオについて問うた。
「あの連中、ショッカーのボスあるか」
「ショッカーの時は首領でしたね」
「つまりボスだな」
 アメリカは首領という言葉をこう解釈した。
「そうした奴だな」
「あらゆる組織、種族を操ってきた存在ですよ」
「何か随分と大物みたいだね」
 ロシアjはここまで聞いてこう言った。
「というかもっと詳しいこと聞きたいね」
「うん、君のことも気になるよ」
 イタリアはスマートレディ自身のことにも興味を持っていた、だから彼女自身に顔を向けてそれでこう言ったのである。
「詳しいこと聞かせてくれる?」
「では席を出していいですか?」
「うん、それじゃあね
 こうしてスマートレディの席も用意されてそのうえでだった。
 八国は彼女の話を全て聞いた、そうして。
 日本は腕を組み唸る顔でこう言った。 
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