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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十八話 機械との戦いその七

「全員出撃だ、いいな」
「それで敵の場所は」
「学園から見て北、そこの海上だ」
 そこに出て来たというのだ。
「空中に相当数が展開している、しかしだ」
「海の上ということはだ」
 橘が鋭い顔になって述べる。
「海の中からもだな」
「仕掛けてくる可能性があります」 
 千冬もこう答える。
「これまでこの世界では海中に展開する機械は確認されていませんが」
「あくまで確認されていないだけだ」
 相川はこう認識していた。
「いると思っていい」
「そういうことですね、では」
「皆海にも注意してくれよ」
 剣崎は慌しい感じで腰にベルトを出しながら話した。
「空と海、二正面で来ても不思議じゃないから」
「戦術として理に適っていますね」
 ラウラも状況を想定して言う。
「確かに」
「空で戦っている時に海の中から攻撃を仕掛ける」
 それはまさにだった。
「効果的だろ」
「はい、確かに」
「それなら」 
 ここでラウラの軍人、戦術を担う者として考えた。そのうえで導きだした答えはというと。
「空で戦うメンバー、そして海で戦うメンバーを割り振りましょう」
「ISは海中でも進めるよな」
「改造済みですよ」
 真耶が答える、そうだというのだ。
「海中も陸上も自由自在に戦える様になりました」
「よし、じゃあ有り難いな」
「流石に地中は無理ですけれど」 
 流石にこれはだった。だが、である。
「もう空でも海でも陸でもですから」
「よし、じゃあそれでな」
 こうして空中に行くメンバーと海中に行くメンバーも決められた。ブレイドとギャレン以外のライダーは跳ぶ為問題はなかった。
 それでだった、ブレイドとギャレンはジャックフォームになり海の中を進んでいた。海中でも空中を進むのと全く同じだ。
「橘さん、今のところはいませんね」
「そうだな」
 前を見る、いるのは魚達ばかりだ。
 だがそれでもだった、ギャレンはこうブレイドに返した。
「しかし奴等はいつも急に出て来る」
「ええ、それが奴等ですから」
「油断大敵だ」
「海底もありますからね」
「海底ですけれど」
 彼等と共に進むセシリアが後ろから言ってきた。
「今のところはいませんわね」
「だが海中だ」
 このことはラウラが言う。
「隠れやすい」
「機械は銀色だよな」
「はい」
「それなら海の青とな」
 それに加えてだった。ブレイドが言う。
「波の光でだ」
「その迷彩色にすれば」
「かなり見えにくくなるからな」
「はい、見つけることは困難になり」
「隠れやすくなるな」
「それが問題ですね」
「ミサイルに反応はあるか?」
 ブレイドは今度はシャルロットに問うた。
「君のミサイルのレーダーには」
「今のところはありません」
 そうだとだ、シャルロットは己のミサイルの反応を見てからブレイドに答えた。 
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