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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第七十八話 機械との戦いその八

「ソナーにもです」
「そうか、じゃあな」
「海中にも対応出来るレーダーを装備していますが」
 それでもだというのだ。
「今のところは」
「そうか、それでもな」
「警戒は必要ですね」
「海中にいなくても空中があるからな」
 どちらにしても戦いは避けられない、これは絶対だった。
「空中も今のところ戦いは起こってないな」
「はい」
 ラウラは上、海面の上から見える風景を見て答える。
「今のところは」
「そうか、それならな」
「とりあえずはいいけれどな」
 だがそれでもだ、ブレイドは言うのだ。
「何時起こるかわからない」
「そうですね」
「それでなんですけれど」
 ここでシャルロットはこのことを問うた。
「橘さんとラウラは」
「俺か」
「私もか」
「ビームは海中でも大丈夫なの?」
「ああ、俺のビームは大丈夫だ」
「私のもだ」
 両方共大丈夫だというのだ。
「水中、海の中でもだ」
「威力も射程も落ちることはない」
「そういうビームなんですね」
「水中戦も数多く経験してきた」
 ギャレンは水中戦の経験も豊富だった。
「だから大丈夫だ」
「私のビームは最初は駄目だった」
 水中ではというのだ。
「しかし今は改良された」
「なら頼みますわよ」
 セシリアは周囲を見回しながらそのラウラに言った。
「何しろ何時何処から何が出て来るかわかりませんから」
「わかっている、出て来た時はだ」
 まさにその時はというのだ。
「即座に攻撃に入る」
「ええ、私のビットも」
 ファンネルとも呼ばれることがある。
「水中でも大丈夫ですし」
「そういえばビットってそうだよな」
 ブレイドもその言葉を聞いて言う。
「水中でもな」
「ええ、速度もですわ」
「何の抵抗もなく動くからな」
 水圧や浮力の影響をものともせずだ。
「だからだな」
「ここでもそうしてみせますわ」
「なら頼むな、この戦いもな」
「わかっていますわ。さて」
 セシリアは今も周囲を見回している、その中で。
 海底の岩の一つの異変に気付いた、その岩がだ。
「あの岩動きましたわ」
「あの岩が!?」
「ええ、あれですわ」
 シャルロットが指差したその岩を見ながら頷く。
「まさに」
「じゃああの岩が」
「そうかも知れませんわ」
「!?反応があった」
 ラウラはその隻眼にスカウターをかけてから言った。
「あの岩に」
「ソナーだと」
 シャルロットは己のソナーを見た、すると。 
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