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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四十五話 仮面ライダーの心その十三

「この馬鹿連中みたいにやりたいでしょ」
「七万の敵を一人で食い止めたことだってあるしな」
「そうよね。じゃあここはね」
「ああ、行くか」
「野上達ばかりに見せ場あげないわよ」
「そういう奴なんだよ。あいつは」
 ゼロノスは既に赤くなっていた。その姿でルイズ達のところに来て言ってきた。
「どれだけやばい状況でもな。やらないといけない時はな」
「戦うっていうのね」
「そういう奴なんだよ。だから俺もそうする」
 良太郎達と共に戦うというのだ。既にだった。 
 電王はフォームを変えていた。デンライナーフォームになっている。
 そしてその姿でだ。竜と対峙しようとしていた。ゼロノスはその彼を見て言うのだった。
「命を賭けて戦うからな」
「当然俺もだ」
 ゼロノスの持っている銃には顔があった。そこにはゼネブがいた。
 そのデネブがだ。ルイズ達に言ってきたのだ。
「命を賭けて最後まで戦おう」
「よし、行くぞデネブ!」
「うむ侑斗!」
 二人で声で頷き合いだ。彼等は電王のところに来た。
 二人で竜に向かおうとする。その彼等に続いて。
 ルイズと才人が顔を見合わせ合ってそこから頷き合った。ルイズが先に言った。
「野上も桜井も。仮面ライダーの心を見せられたらね」
「ああ、イマジン達だってな」
「一緒に行かざるを得ないわよね」
「だよな。凄い人達だよ」 
 二人で言ってだ。そうしてだった。
 彼等も竜に向かう。その彼等の後には戦士達もいた。
 全員で竜を囲んで総攻撃に入る。だが一度や二度の総攻撃ではだ。
 竜は倒れない。カイはその竜の口からモモタロスに言った。
「ははは、これ位じゃ駄目なんだよ」
「ちっ、びくともしねえってのかよ!」
「竜なんだよ。そう簡単にやられるかよ」
 竜は言いながら全身に力を込める。
 そして口から思いきり炎を吹き出し戦士達を焼こうとする。戦士達はその炎を跳んでかわした。
 電王も傷の痛みに我慢しつつ着地して。すぐにだった。
 また突進して剣で攻撃を浴びせる。その中でウラタロスが言った。
「いいかな良太郎」
「うん、何かな」
「ここは僕達だけじゃなくてね」
「仮面ライダーだけじゃないってことだね」
「そう。皆いるから」
 だからだというのだ。
「負けることはないよ」
「そうだね。それじゃあ」
「背中は任せなさいよ!」
「俺も行きます!」
 ルイズは後ろから魔法を放ち、才人は電王の横に来ていた。
 そしてそのうえでだ。こう言ってきたのだ。
「全く。そんな凄いもの見せられたらね」
「俺達も自然に前に出ますよ」
「そうなんだ」
「野上、あんた本当に凄いわよ」
 ルイズは微笑んでだ。良太郎にこんなことさえ言った。
「あんた見てると。人間ってどういうものかわかるわよ」
「人間って」
「そう。人間とは何かよ」
 虚無の魔法を次々と放ち竜を撃ちながらだ。良太郎に言うのだった。
「それを見せてもらったわよ」
「僕そんなもの見せてないけれど」
「行動でね。見せてくれたのよ」
「ううん、だといいけれど」
「そんなにボロボロになっても戦う」
 しかも自分の為ではない。戦う理由は。
「それを見せてもらったからね」
「俺、そんな野上さんに惚れました」
 才人は前に突き進み剣で竜に攻撃を浴びせる。その横には電王もいる。二人で攻撃を浴びせていく。竜は二人の攻撃以外にも多くの戦士達の攻撃を受けていた。
 その中でだ。銃を撃つゼロノスが言った。
 
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