| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

モンスターハンター 転生先でのお仕事はハンターです。

作者:紅い狐
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三話 新たな場所、新たな出会い

 
前書き
今日はここまで 

 


 村を出発して三日目の早朝にやっとダスティス街が見えてきた。
 
 かなり大きな街だ。
 門からでも街のにぎやかさがうかがえる。
 さらに文化レベルも上がっている。
 その位違うかと言うと江戸時代の初めから明治の終わりぐらい違うと思う。

 街自体は坂が多く一番上に長老と呼ばれる竜人族の方がいるらしい。
 ギルドの集会所は街の入り口近くにあるらしい。 
 
 とりあえず長老に挨拶すべきなのだろうが……何分早朝過ぎる。
 なのでギルドの方に顔を出そうと思う。


 とりあえず街の中を歩いていると様々な店から声をかけられた。
 こういう時に捕まると厄介だ。 
 捕まったら最後何を押し売りされるか分かったもんじゃない。
 さらには一軒だとまだいいが多数に囲まれると最悪文無しになってしまう。

 
 数分歩いたらギルドの集会所を見つけた。
 集会所の前で掃除をしている人影が見えた。
 
 掃除をしているのは俺と同じぐらいの年の女の子だ。
 目が大きめで髪は肩に掛る位で外にはねている。身長は160位で綺麗と言うより可愛いく元気そうな感じだ。
 スタイルもかなり良く、服の上からでも分かる豊満な胸にきゅっと括れた腰、むしゃぶりつきたくなるような尻。
 うん、かなり溜まっているなー俺。

 とは言え何時までもこの少女を見ていは不審者と間違われてもおかしくないので声をかけることにした。


 すみません、少しいいですか?

 「はーい! どうしましたか?」

 こっちを見ると少し訝しげな表情をされた。

 
 今日からこの町でハンターとして着たのですが、ギルド登録と、宿舎の場所を教えて欲しいのですが今大丈夫ですか?

「ああ、君が今年最後の新人君だね。うん、大丈夫だよ。直ぐに用意するから先に中に入って」

 そう言うと受付嬢の子は俺を集会所の中へと案内してくれた。


 「えーと、それでは。ダスティス街にようこそ。新人ハンターさん、これからのあなたの狩猟生活に幸あれ」

 これは歓迎のあいさつなのだろうか? まぁ、いいや。


 「それじゃ、とりあえず自己紹介をさせてもらうね。私の名前はトリシア。これからよろしくね」

 スレインです。これからよろしくトリシアさん

 「あはは、そんなに固くならなくてもいいよ。もっとフランクに話してくれたらいいから」

 
 本人がそう言うならお言葉に甘えていつも通りに話すとしよう。


 トリシアに訓練所卒業証書を見せて登録してもらう。

 
 「しかし、遅かったね。他の新人ハンターは皆パーティ組んでいるよ」

 ん? 空いているパーティは無いのか?

 「あー、うん、今年の新人は9人でハンターランクが低い間は新人同士のパーティが原則でね」 

 トリシアは困った顔で俺の疑問に答えてくれた。
 
 つまりは慣れていない間は多くの人間と関わるより気の合う人間と組んだ方が相手の事を理解して進めた方が危険が少なくなるらしい。
 また、初めからハンターランクが上のハンターの猟団に入ると装備だけが一人前で腕がだめなハンターが出てくる可能性があるのでここのギルドでは組ませないらしい。 
 何にしても俺はソロで活動することになったことに変わりはないが……とりあえず取り分が増えたと喜ぶべきかそれともリスクが増えたと嘆くべきか迷うな。


 そのままトリシアに宿舎に案内してもらった。
 といっても場所は集会所の裏にあったので直ぐに行く事が出来た。
 宿舎は木造三階建て各階に8部屋とかなり大きい。
 さらに東側が男子寮西側が女子寮となっている。

 俺の部屋は一階の入り口近く105号だ。
 荷解きをしようとしているとトリシアがまだ部屋にいて部屋中を見渡している。


 どうした? まだ何かあるのか?

 「えっと、男子寮は初めて入ったからどんなのかなって思って」

 うん? 入ったことないのか? 彼氏がいたら来たことぐらいあるだろう?

 「かかっかかか彼氏とか、いい、いないし。と言うか……出来ないし」
 
 そうか。そのなんだいつかいい人が見つかるさ
 とりあえず荷解きするから仕事に戻ってくれていいぞ

 「はは、ありがとう。そうするよ」
 
 
 しかし、これほど容姿が整っているのだから恋人の一人や二人いてもよさそうなものなんだがな。

 これからの事を考えながら荷解きをしていった。
 

 部屋の準備が終わって気が付けば昼になっていた。
 集会所の中には食事をするところもあるので昼食を済ませて長老に挨拶に行こう。






 集会所には昼時だからか多くのハンターが昼食をとっていた。
 今日はクエストを受けるつもりはないので空いている席で軽食を食べているとトリシアに声をかけられた。

 「ヤッホー、スレイン。ここ座ってもいいかな?」

 ああ、別に良いけど

 別に断る理由もないのでOKを出した。

 「いやーありがとう、部屋の準備は終わった?」
 
 おかげさまで終わったよ
 今日はこの後長老に挨拶に行って、後は街を探索しようと思う

 「そうなんだ。じゃあ、クエストを始めるのは明日からか。頑張ってね」

 そうするよ。しばらくの間は無理にクエストを受けるつもりはないがな

 「それが良いと思うよ。ソロで活動するときは出来るだけ慎重にクエストを選ばないとちょっとしたトラブルであっさり死ぬこともあるからね」
 
 だろうな。今の装備は心許無い
 しばらくは、防具を作ることに専念するよ
 幸い武器だけは良いもがあるから無茶をしなければ生き残ることは出来ると思う

 「そうだね。初めは皆そうだよ。だけど装備が良くなったからってやっぱり油断していると死ぬよ。実際にここの集会場でも死人は出てるからね」

 忠告ありがとう
  
 「素直でよろしい」

 トリシアと世間話をしていると、遠くの方からこちらにドドドと重たい物が走っているような音が聞こえた。

 『―――ア ――』

 声? 一体なんだ?
 
 「あ、あはは、い、一体なんだろうね?」

 『―――リ―――ア―――』

 トリシアの顔が引き攣っている。
 何か厄介なことになりそうな予感がプンプンする。
 念のために何時でも動けるように腰を少しだけ浮かせておく。



 で? トリシア、あちらから物凄い勢いで走って来る立派なアフロの持ち主は君の知り合いかな?

 「そ、そんなことないよ……?」

 『ト――シア――れろ――― ろ』


 一瞬物凄い殺気を感じた。
 これはヤバいな。
 ドスジャギイの時よりヤバい感じだ。
 

 「スレイン、やっぱり逃げて!」

 逃げるなら。いやもう遅いか

 「へっ?」

 「トリシアから離れろ、この下郎!」


 叫び声とともにこちらに突進してくるアフロを視認してタイミングを計り、後ろに下がる。
 走ってきたアフロは、そのまま集会所の柱にぶつかった。
 ぶつかった衝撃で集会所が揺れた。
 アフロはその場で気絶している。
 
 
 もしぶつかっていたらと思うとぞっとする。
 トリシアも顔を伏せているしどうするかね。


 トリシア大丈夫か?

 「う、うん。スレインこそ大丈夫?」

 ああ、何とかな
 で、今の人は誰だ?

 「えーと、「トリシア、その男に近づくな!」」

 何時の間にか復活したのかアフロ男が俺とトリシアの間に入り込んできた。
 


 「トリシア、この男に何かされなかったか?」

 「ちょっと、お父さんやめてよ」

 「男は皆、イビルジョーだと教えただろ? 本当に何もされていないのか?」 
 
 「本当に大丈夫だって。今日来たところだから集会所の説明とか世間話をしていただけだって」 


 どうやら、このアフロはトリシアの父親だったらしい。 
 しかし、トリシアが恋人が出来ないといった理由がこれか。
 過保護な親を持っているからか、ハンターランクは分からないが装備を見ても歴戦のハンターというのがよくわかる。
 これでは、男があまり近寄らないわけだ。


 さてこれ以上絡まれる前に長老に挨拶に行くか。

 アフロと口論中のトリシアを放置して集会所から出ようとしたらトリシアに肩をつかまれた。
 痛い、痛い、一応ハンター装備をしているのにこの威力化け物か。

 
 「スレインからもお父さんに言ってやって!」

 「何だ! 小僧、これ以上トリシアに寄るな、触るな、話しかけるな。さっさと消えろ!」

 あー、えー、とりあえず落ち着いてください
 トリシアさんにこのギルドの事について聞いていただけですよ他意はありません
 
 「本当か? 本当にそうか? トリシアが可愛いから口説こうとか考えてないのか?」

 本当にそうですよ
 可愛いのは同意しておきますが、口説こうとは一切考えてませんから

 「なぜだ! こんなに可愛いなら口説こうとか考えるだろう。さては貴様もうトリシアに手を出したのか!?」

 
 ああ、本当に面倒なことになった。
 長老に挨拶に行こうと思ったのにどうしてこうなった。
 とりあえず、適当に相手して逃げよう。
 数秒黙ってアフロを観察し目を合わせておく。
 これによって相手は少しだが頭が冷える。
 後は話初めに相手を否定しないように話しかける。
 
 手は出していませんよ
 それに今は色恋ごとよりさっさと稼いで実家に仕送りすることしか考えていません
 
 「うーむ、本当に信じていいのだな?」

 はい 

 「分かった。いきなり問い詰めるようなことをして悪かったな」

 気にしないでください
 親が子供を心配するのは当然だと思いますので
 それに私にも歳の離れた妹がいますので完全ではありませんが気持ちは理解できます


 こういう問答の時に初めに『だから』とつけると相手は否定されているようにとられるので注意が必要だ。
 後は、ほんの少し自分の身の内と相手の境遇を合わせてやると向こうの勢いは削がれる。
 全く前世でアルバイトでクレーム対策として身に付けたことが役に立つとは思わなかったな。

 

 その後アフロの名前はハンス。
 ハンターランクが6であること。
 奥さんに先立たれてトリシアを一人で育てることになったことなど聞いてもいない身のうち話を聞かされていた。
 
 まぁ、そのあとハンスさんが長老のあいさつをとりなしてくれたことはありがたかったが。
 因みに長老は物凄くデカかった。
 座っていたから全長は分からなかったが、恐らく5Mはあると思われる。
 これなら2ndGの農場にあった巨大な剣を振り回せるのも納得だ。

 後は何故かトリシアとハンスさんと一緒に夕食をとって解散という何とも濃い一日になった。 
 

 
後書き
昔書いたISも投稿してもいいのだろうか?と悩んでいます。
出来はどうなんだろう?
感想がなかったから何とも言えないですね。
とりあえず今日はここまで。
また明日残りを投稿します。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧