| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

スーパー戦隊総決戦

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二十話 戦いが終わってその七

「けれど、その力の使い方なら」
「少なくともだ」
 ここでダゴンが言うのだった。
「俺は貴様等に負けるつもりはない」
「いや、絶対に勝つわ!」
「そうよ!」
 だがここでマジピンクとマジブルーが叫んだ。
「あんたが例え神様でも」
「それでも。私達は」
「そうだ、その通りだ」
 マジグリーンの言葉は立ち上がるものだった。
「俺達は負けるわけにはいかないんだ!」
「最後の攻撃だ!」
「ああ、そうだな!」
 マジレッドはマジイエローの言葉に頷いた。
「それで決めるぞ」
「俺達の全てを賭けて!」
「面白い、そうでなくてはな」
 ダゴンも彼等の言葉を受けて言う。
「こちらとしても面白くはない。来るがいい」
「その言葉忘れるな!」
「それならだ!」
 今八人のマジレンジャーの力が一つになった。そして。
 ウルザードとマジマザーがだ。ここで我が子達に告げる。
「最後の技だ」
「皆、心と力を合わせて!」
「ええ!」
「家族全ての力を!」
「今ここに!」
 そしてだった。矛を持つダゴンに浴びせた技はだ。
「スクリューカリバー=ファイヤースマッシュ!!」
 そして。それだけではなかった。
 炎の球を連射してからだ。さらに突進してであった。
「メテオ斬り!」
「いけえええーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
 一気に上から振り下ろす。それで勝敗を決したのだった。ダゴンといえどもこの攻撃を防ぎきれるものではなかった。受けようとしたその矛を断たれそうして吹き飛ばされたのだ。
 ボウケンジャー達の相手はゴーゴンだった。ボウケンピンクが冷静な声でボウケンレッドに対して言っていた。これはいつも通りである。
「チーフ、相手の蛇の攻撃ですが」
「ああ」
「確かに激しいです」
 ボウケンピンクもそれは認めた。しかしである。
「ですがやはり生物です」
「機械ではない」
「そこに問題があります」 
 こう指摘するのだった。
「ですからここはです」
「まずは蛇達を倒すか」
「生物は倒されればそれで終わりです」
 ここまで指摘するのだった。
「ですからここは」
「そうだな。よし、皆」
 ボウケンレッドは他の四人にも告げた。
「まずは蛇達を砲撃で退けるか」
「いや、待て」
「それよりもですよ」
 だがここでボウケンシルバーとボウケンブルーが言ってきた。
「もう本体との決着をつけないか?」
「ここは」
「ゴーゴンとのですか」
 それを聞いてだ。ボウケンピンクは考える声を出した。マスクの裏では考える顔になっている。
「そうだな、もうどうせならな」
「それでやっちゃおうよ」
 今度はボウケンブラックとボウケンイエローだった。
「そうすれば一気に終わる」
「だから。それでどう?」
「それならです」
 ここでボウケンピンクがまた言った。
「レッド、あれです!」
「あれか!」
「はい、ズバーンを!」
「わかった、ズバーン!」
「ズバーーーーーーン!!」
 そのズバーンから返答が来た。そしてだ。
 彼は鏡の前から消えてだ。瞬時にしてボウケンジャーのところに来たのである。8
「な、何よそれ!」
「いきなり出て来ただと!」
「テレポーテーション!?」
 シズカにリュウオーン、それにガジャがそれを見て驚きの声をあげる。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧