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夢幻水滸伝

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第三百九十八話 細長い国その四

「勢力の旗揚げをです」
「勧めるか」
「ここは」
「そうか、確かにこのままやと出来ることは限られてる」 
 清掃業と自警団をしているだけではというのだ。
「そやからな」
「それで、ですね」
「そうするか、わしが棟梁としてな」
「旗揚げをされますね」
「そや」
 そうしてというのだ。
「まずはチリの統一やな」
「この地域の」
「ああ、まずはそうして力をまとめて」
「世界を救うことに向かわれますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「内政もな」
「されますね」
「聞く限りチリの状況はよおない」
「このサンチアゴも。市の行政も及ばないところがあり」
「自警団がある位やな」
「治安がよくないです」
「そうしたところも改善して」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「ことを進められますか」
「内政もな」
「そうですか」
「そしてな」
「政を行ってくれますか」
「色々知恵を出してな」
 政のそれをとだ、セプルベダは話した。
「そしてな」
「セプルベダ様の政治力なら」
 市長は彼のステータスを見つつ話した。
「特技もかなりのものなので」
「政も出来るか」
「はい、ですから」
 それでというのだ。
「必ずです」
「ことを果たせるか」
「はい、私はこのステータスです」
「そうなんやな」
「これでもです」
 自分の政治力や特技を見せつつ話した。
「市役所で働いてきまして議員も務め」
「市長さんもやってなな」
「政についてはです」
「自信があるか」
「その方ですが」
 それでもというのだ。
「やはりです」
「星のモンはちゃうか」
「レベルが全く違いまして」 
 そもそもそれがというのだ。見れば市長の職業は神官でありレベルは二十三である。この世界ではそれなり以上である。
「それで、能力もです」
「比例して高いか」
「はい、そして」 
 そうであってというのだ。
「それがそのまま統治でもです」
「出るか」
「どうしても」
「それでこのサンチアゴもか」
「私が市長に就任した時もかなりです」
 それこそというのだ。
「酷いもので」
「そうであり」
「市長さん達が頑張ってもか」
「中々です」
 これがというのだ。 
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