ハッピークローバー
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第百七十四話 煙草その十二
「巨人だって言ってたのにな」
「巨人は指名しなくて」
「巨人は桑田さん指名してな」
「あの人は色々なチームが指名して」
「西武が交渉権獲得してな」
「西武に入ったわね」
「それで同情されてな」
逆に早稲田に行くと言っていた桑田は入り批判された。
「清原さんは奇麗なイメージでな」
「桑田さんは汚い」
「そうだったんだよ」
最初はというのだ。
「西武の最初の頃はな」
「あの人アイドル選手で」
「新人類とか言われてな」
「奇麗なイメージだったのね」
「しかも桑田さん不動産屋ら疑惑も出たし」
登板日をリークしたという、だがその話はどうも誤りでありまた不動産も悪事ではなかったことがはっきりしている。
「物凄く叩かれてな」
「悪役だったわね」
「悪いイメージ凄かったんだよ」
桑田の若い頃はだ。
「けれど見たら本当に真面目に野球やってて」
「理論派でね」
「物凄く勉強もしてな」
そうしていてというのだ。
「後輩にも穏やかで絶対に暴力は振るわない」
「しっかりした人だってわかって」
「それでな」
「評価上がっていったのね」
「それで清原さんはな」
彼はというと。
「遊んでいてな」
「やりたい放題やる様になって」
「巨人に入ってから特にな」
入団の時の騒動は兎も角フリーエージェントで入団した。
「酷くなっていったんだよ」
「番長になって」
「どんどん荒れて態度も外見も」
その両方がというのだ。
「酷くなって」
「評判も落ちたわね」
「馬鹿が持て囃してもな」
「わかる人はわかるわよね」
「番長とか言って言われて得意になってな」
そうしてというのだ。
「どんどん柄が悪くなって」
「ヤクザ屋さんみたいになって」
「何か勘違いしてな」
鳴海は眉を顰めさせて話した。
「暴力的になって若い選手いじめたり」
「お相撲で言う可愛がりよね」
「そんなこともしてロッカーで暴れたりもしたんだよ」
そのロッカーを整頓していたある選手がその選手がロッカーを荒らしたとまともに状況を見なかった当時ヘッドコーチだった堀内恒夫が訳も聞かずいきなり後ろから飛び蹴りを浴びせそこから何発も殴ったのだ、堀内とはこうした輩なのだ。
「それでああしたこともしたんだよ」
「手を出したのね」
「女遊びも酷くなって」
「野球よりも」
「しかも何でかな」
鳴海は眉をさらに顰めさせて話した。
「格闘家のトレーニングしだしたんだよ」
「野球選手なのにね」
「あのさ、わかるだろ」
かな恵に問う様にして言った。
「ラグビーだってラグビーの練習があるんだよ」
「そのスポーツに合わせた」
「料理部で美術やらないだろ」
「絶対にね」
「それと同じでな」
それでというのだ。
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