夢幻水滸伝
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第三百九十五話 パンパの野戦その十六
「確かな味になるわ」
「そうですね」
「あまりにも自己主張が強い味だから」
カレーのそれはというのだ。
「そやからね」
「イギリスでも美味しいですね」
「実際こっちの世界のイギリスでもね」
「よお食べるらしいですね」
「起きた世界でもそうでね」
「実際イギリスの子学校でもやたらカレー食べてます」
八条学園に通っている彼等もというのだ。
「もう何かっていいますと」
「カレーよね」
「あちらは」
「こっちの世界ではインドを植民地にしていなくても」
それでもというのだ。
「カレーは普及してるのよ」
「日本に来てです」
セスペデスはそれでと話した。
「カレーをよお食べますけど」
「あたい達もね」
「事実美味しいですね」
「はっきり言って失敗しにくいお料理よね」
「お鍋にカレールーを入れますと」
「もうそれで味付け出来てね」
「その味が強いので」
だからだというのだ。
「普通に食べられます」
「それも美味しくね」
「どんな食材も入れられますし」
「極論すればカレーだけで生きて行けますね」
イザベルは考える顔で話した。
「毎食」
「実際イチローさん毎朝カレーやったのよね」
「そうらしいですね」
「栄養バランスも整えやすいしね」
このことは色々な食材を入れられるからだ、肉も魚介類も様々な野菜もとなるとそうすることは非常に楽である。
「ええからね」
「こちらの世界のイギリスでもよお食べられますね」
「あたい達も時々食べるしね」
「勢力の食卓に導入していますね」
「軍でも食べてるしね、明日の夜はね」
「そのカレーですね」
「そうよ、食べましょう」
アレンカールは笑って話した。
「皆でね」
「カレーライスですね」
「そう、カレーライスをね」
マリアに笑ったまま答えた。
「皆で食べましょう」
「そして力をつけますね」
「そうしましょう」
笑顔で話した、そしてだった。
アレンカール達星の者達も彼等が率いる将兵達も今は食事を楽しんだ、誰もが満腹するまで食べて英気を養ったのだった。
第三百九十五話 完
2025・3・23
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