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博士の挑戦状

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第二百五十五話

              第二百五十五話  夕食の時間になり
 夕食の時間になった、するとだった。
 博士達は既に出していた鉄板に熱を入れてそこに肉を次々と置いていった、そして焼けた傍からであった。
 肉を食べていった、博士はそうしつつ言った。
「美味いな」
「そうですよね」
「ホルモンもな」
「やっぱりいいですよね、ホルモン」
 小田切君も食べつつ応えた。
「お酒にも合います」
「よくな」
「もうどんどんです」
 冷えたビールを飲みながら言った。
「飲めます」
「食ってな」
「この通り」
「しかし小田切君よ」
 やはり肉を食べているライゾウが言ってきた。
「ホルモンとビールの組み合わせは危険だぜ」
「痛風になるよ」
 タロも肉を食べつつ言う。
「食べ過ぎるとね」
「そこは注意しろよ」
「痛風ってなったら痛いらしいからね」
「もうそよ風が触れても痛いらしいな」
「隣の人が擦れ違った時に起こる風でもね」
 そうしたものでもというのだ。
「かなり痛いらしいし」
「涙が出る位な」
「だからね」
「注意しないとな」
「うん、だからビールはこれ位にして」
 小田切君もそれでと応えた。
「後は他のお酒飲むよ」
「そうしろよ」
「ならないのが一番だからね」
「そうするとよい」 
 博士も言ってきた。
「痛風は痛いからのう」
「博士もご存知ですね」
「わしは病気にはならんが」
 そうした身体だがというのだ。
「しかし人はなるからのう」
「僕は気を付けないといけないですね」
「ホルモンかビールか」
 それこそというのだ。
「どっちかにするとよい」
「そうですね」
「健康の為にはな」
 こう言ってだ。
 博士は冷えた焼酎をごくごくと飲んだ、ロックのそれを一杯飲むとまた一杯飲んでそのうえで肉も食べるのだった。


第二百五十五話   完


                      2025・3・20 
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