博士の挑戦状
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第二百五十六話
第二百五十六話 二杯目以降は
小田切君はビールは一杯だけにした、そして二杯目以降は赤ワインに切り替えてそれを飲みつつ言った。
「マッコリもいいですが」
「ワインもよいな」
「焼肉には」
「肉にはワインがよく合うからな」
それでとだ、博士も言った。
「だからじゃ」
「それで、ですね」
「小田切君はよいものを飲んでおる」
「左様ですね」
「あとやはりな」
博士は焼酎を飲みつつ言った。
「この焼酎もよいしマッコリもな」
「合いますね」
「そもそも韓国料理じゃしな」
焼肉はというのだ。
「それでじゃ」
「マッコリも合いますね」
「うむ、マッコリもあるからな」
今ここにというのだ。
「よかったらじゃ」
「飲むといいですね」
「小田切君の好きな様にな」
「それじゃあ」
「マッコリってね」
タロはソーセージを食べつつ言った。
「お米のお酒だから」
「要するに濁酒だよな」
ライゾウはレバーを食べてから言った。
「そうだよな」
「そうだよ」
小田切君もそうだと答えた。
「一言で言うとね」
「そうだよね」
「濁酒だな」
「だから甘いんだ」
その味はというのだ。
「それで焼肉とか辛いお酒にね」
「合うね」
「韓国料理の」
「そうだよ、キムチもあるし」
見ればかなりある。
「マッコリもいいかな」
「そっちも飲むとよい」
博士がまた言ってきた。
「兎に角今はな」
「食べて飲むことですね」
「そうするのじゃ」
博士は今度はゼンマイを食べた、そのうえで言うのだった。
第二百五十六話 完
2025・3・20
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