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夢幻水滸伝

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第三百九十四話 ウルグアイでの合流その十四

「戦うわ」
「そうしますか」
「有利な条件は全部全力で使って」
「そして戦う」
「それが戦よ、ほな何かとね」
「準備もして」
「南下していって」
 頭の中にアルゼンチンの地図を出しつつ話した、そこを進撃していく自軍のこともだ。アレンカールは思い浮かべていた。
「そのうえでね」
「戦ですね」
「ええ、そこで大勢を決めるわ」
 そうするというのだ。
「ええわね」
「それでは」
「出来ることならね」
 アレンカールは自分の考えを話した。
「軍を出来るだけ集結させて星の子達もね」
「集結させて」
「そのうえでよ」
「戦いたいですね」
「ボリビアからだけやなくて」
 さらにというのだ。
「ウルグアイからもね」
「軍と星の人を集結させて」
「こっちを出来るだけ大軍にして」
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「決戦としたいですか」
「そやけどね」
「状況次第ですね」
「確かに大軍は必要やけど」
 戦に勝つ為にだ。
「それで戦う機を逸するのは下策よ」
「機を見て」
「そして戦うべきであって」
「今はですね」
「そう、それぞれの方面を攻めつつ」
 それと共にというのだ。
「あたい達もね」
「攻めていきますね」
「南下してね、ほなええわね」
「これからですね」
「軍を進めていくわ」
 こう話してだった。
 アレンカールはマリア、イザベルと共に五十万の軍を率いて南下していった。そしてパンパでインペルとの戦のことを考えるのだった。


第三百九十四話   完


                      2025・3・15 
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