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博士の挑戦状

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第二百五十二話

             第二百五十二話  ゲームも学問
 博士は小田切君に言った。
「大事なことを学べたな」
「はい」
 小田切君はまさにと答えた。
「出来ました」
「そうじゃな、ゲームもな」
「学問ですね」
「世にあることは何でも学問じゃ」
 博士は言い切った。
「それでじゃ」
「ゲームも然りですね」
「だから昔のハードをプレイしてもな」
「色々学べますね」
「そして一番大事なのはな」
 その学んだものの中でというのだ。
「やはりじゃ」
「情熱ですね」
「それじゃ」
 こう小田切君に言うのだった。
「何といってもな」
「本当にそうですね」
「技術に情熱がないとじゃ」
 携わる者達にというのだ。
「そんなものはとじゃ」
「言っていいですね」
「うむ、どれだけ優れたものでもな」
「そこに情熱がないと」
「何でもない、情熱があるからな」
 だからだというのだ。
「生きるのじゃ」
「技術も生きものですね」
「人にはわかりにくいが技術もそう考えていい」
「生きものですね」
「だから情熱がないとな」
 そぷでなければというのだ。
「技術も駄目じゃ、昔のゲームにはそれがあったからな」
「今も輝いていますね」
「今から見れば拙いものでもな」
 それでもというのだ。
「情熱があったからじゃ」
「今プレイしても面白くて」
「輝いておるのじゃ」
「そういうことですね」
「それがわかればな」
 それならというのだ。
「価値がある、では今日はこれで終わりじゃ」
「ああ、晩ご飯の時間ですね」
「焼肉はどうじゃ」
 博士は食べに行こうと言った、だが小田切君は肉を買いに行くと言った、それがどうしてかも博士に話した。


第二百五十二話   完


                    2025・3・7 
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