夢幻水滸伝
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第三百九十三話 パンパを目指しその一
第三百九十三話 パンパを目指し
アレンカール達は軍の集結を進めさせていた、馬や徒歩だけでなく鉄道や船も用いて術もそうしてだった。
迅速にそうさせていた、アレンカールはその中でアマードに言った。
「留守はピエトリちゃんとチェリーチアちゃんでね」
「他の皆はですね」
「それぞれ軍を率いてね」
そうしてというのだ。
「攻めるわよ」
「僕もですね」
「そう、アマードちゃんもね」
本人に告げた。
「頑張ってもらうわよ」
「やらせてもらいます」
アマードは決意している声で答えた。
「それでは」
「ええ、そしてね」
「攻めるのですね」
「アマードちゃんは防御戦が得意やから」
「だからですか」
「そう、それでね」
ここで戦術を話した。
「敵が攻めて来た時によ」
「守りですね」
「そしてね」
そうしてというのだ。
「まずは防いでね」
「そして敵軍にダメージを与え」
「崩れた時にね」
「戦うことですね」
「それは戦力が互角の時でね」
そうであってというのだ。
「これがね」
「優勢なら攻めるのですね」
「そう、劣勢でもまず守る」
「迂闊には攻めへんことですね」
「そうすることよ」
「そうですね、僕は基本守りが得意やと思います」
アマードは自分の特性を話した。
「やはり」
「ええ、あたいは攻めるのが得意でね」
アレンカールはそれでと応えた。
「アマードちゃんはね」
「守る方が得意ですね」
「そやけど時にはね」
「攻める方も必要ですね」
「そうよ」
まさにというのだ。
「それが大事でね」
「今回の戦もですね」
「そうしてね」
「時として攻める」
「ええ、あたいが守る時もあるし」
そうであってというのだ。
「攻める時はね」
「攻めるのですね」
「そうするし」
「臨機応変ですね」
「ええ、それで今装備もどんどん前線に集まってるけど」
アレンカールは今度はそちらの話をした。
「鋼鉄の装備にね」
「ライフル銃ですね」
「それも新型のね」
そうしたというのだ。
「それが普及出来ていてね」
「将兵全員が装備出来ていて」
「かなりの戦力ね」
「はい、装備もです」
アマードは微笑んで話した。
「かなりええものになっていて」
「そちらでも優勢ね」
「馬も多いです」
このことはチェチーリアが言ってきた、彼女もその場両勢力の国境に程近い基地にいて外で軍を見ているのだ。
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