新オズのブリキの樵
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第十一幕その一
第十一幕 出来ると思ってやって
皆でツアーの色々なことをお話して決めていって実際に準備をしていってです、あと少しで全てが整うとしていました。
その中で、です。かかしは皆にこんなことを言いました。
「明日は休日だからね」
「思い切って遊ぶんだね」
「そうしようか」
こう言うのでした。
「皆でね」
「いいね」
樵は笑顔で応えました。
「それじゃあね」
「そうしようね」
「そして」
そのうえでというのです。
「何をして遊ぶかというと」
「何かな」
「川辺で遊ぼう」
「川辺だね」
「そこで泳いだりね」
そうしたことをしてというのです。
「バーベキューもね」
「楽しむんだね」
「そうして楽しもう」
「いいね、それじゃあね」
「明日はね」
「川辺で遊ぼう」
こうお話してでした。
皆で次の日実際に川辺に行ってでした。
まずは泳ぐことにしました、ドロシーは水色のワンピースのフリルが沢山付いているその水着姿で皆に言いました。
「じゃあまずはね」
「準備体操だね」
いつも一緒にいるトトが応えました。
「それをするんだね」
「そう、泳ぐなら特にだけれど」
ドロシーは自分の足元にいるトトに応えました。
「スポーツをするなら」
「絶対にだよね」
「準備体操はね」
それはというのです。
「しないと駄目よ」
「絶対だね」
「そう、身体をほぐして温めて」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「楽しむんだね」
「そうよ、だからね」
「まずは準備体操だね」
「皆しましょう」
「あたしはする必要ないけれどね」
つぎはぎ娘は今も跳ねています。
「準備体操も好きよ」
「ダンスみたいに出来るからだね」
「ええ、そうよ」
臆病ライオンにその通りだと答えます。
「だからね」
「それでだね」
「好きだから」
それでというのです。
「楽しんでね」
「やらせてもらうね」
「そうさせてもらうわ」
こう言うのでした。
「やっぱりね」
「そうするね」
「喜んでね」
「準備体操をして」
エリカはそれでと言いました。
「沢山泳ぎましょう」
「あんた水泳も好きよね」
「遊びだからね」
ビリーナにそれでと答えます。
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