新オズのブリキの樵
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第十一幕その二
「だからね」
「それでなのね」
「そう、水泳もね」
こちらもというのです。
「好きよ」
「そうだね」
「思いきり泳ぐわよ」
準備体操の後はというのです。
「身体が濡れてもね」
「拭けばいいし」
「だからね」
そうであるからだというのです。
「泳ぐわよ」
「じゃあ私もね」
ビリーナもでした。
「楽しく泳ぐわ」
「そうするわね」
「皆と一緒にね」
「さて、泳ぐとなると」
カエルマンはにこにことして言いました。
「私はもう絶対の自信があるよ」
「それで大好きですね」
「勿論だよ」
黒と黄色の競泳水着姿のクッキーに普段通りの黄色いタキシードとズボンそれにシルクハット姿で言うのでした。
「何時でも何処でも泳げるなら」
「嬉しいですね」
「昨日かかしさんが提案してね」
そうしてというのです。
「凄くね」
「嬉しくて」
「今から川でね」
目の前にあるそちらでというのです。
「思う存分泳ぐよ」
「では私も」
クッキーもこう言ってでした。
準備体操をします、見れば熊の王様もラベンダー熊そしてクマ伍長と一緒に準備体操をしながら言いました。
「泳ぐとするか」
「我々もですね」
「そうしますな」
「生身の熊も泳ぐことが出来て」
そうであってというのです。
「そしてね」
「我々もです」
「ぬいぐるみでも泳げますな」
「そう、防水も出来ていて」
ぬいぐるみの身体もというのです。
「水気を極端に吸って重くもならないから」
「だからです」
「安心して泳げますぞ」
「それ故に思う存分泳ごうぞ」
こうお話してでした。
熊センターの三人も泳ぐ準備をします、そしてアン王女は白のビキニ姿でじっくりとストレッチを行いますが。
教授はその王女を見てです、笑顔で言いました。
「そう、ストレッチもね」
「いいのよね」
「準備体操もよくてね」
そうであってというのです。
「ストレッチも身体をほぐして温めるから」
「だからだね」
「いいね」
「そうだよ、ではね」
それではというのです。
「私もしようか」
「僕もだよ」
モジャボロも言ってきました。
「ストレッチをさせてもらうよ」
「君もだね」
「三人でね」
是非にというのです。
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