夢幻水滸伝
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第三百九十二話 南米の三国その四
「お願いするわ」
「内政と外交ですね」
「戦の間もね」
その時もというのだ。
「お願いするわ」
「それでは」
「内政もせえへんと」
チェチーリアは留守番の一人を任せられて言った。
「あきませんね」
「戦をしてもね」
「それを怠りますと勢力が停滞して」
「衰えるからね」
「それは忘れへんで」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「戦うわよ」
「それでは」
「それとさっき言ったけれど」
アレンカールはその目の光を強くさせて話した。
「インペルちゃんとルルフォちゃんのことをね」
「調べることですね」
アルゲダスが応えた。
「今は」
「そう、実際に同盟を結んでいたら」
「僕達は挟み撃ちに遭います」
「そうなるからね」
「よく調べることですね」
「同盟を結んでいるなら中米への抑えを多くするわ」
そうするというのだ。
「今インペルちゃん達に向けようと思っている戦力を割いてでもね」
「抑えを置きますか」
「同盟を結んでいるなら連携して動いてくるから」
このことが充分予想出来るからだというのだ。
「そうするわ」
「そうされますか」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「戦うわ」
「その時は」
「そやからね」
「情報収集を徹底させて」
「あの子達が手を結んでいるかどうかをね」
このことをというのだ。
「確かめるわよ」
「それでは」
「そしてね」
アレンカールは話を続けた。
「戦っていくわよ」
「そわかりました」
「どのみちこれから中米ともどうするか考えることになるわ」
このこともだ、アレンカールは話した。
「あたいとしては中南米を統一したいし」
「そやからですね」
イザベルが応えた。
「いずれはですね」
「インペルちゃん達との戦が終わればね」
「どうしていくか」
「そうなるわ」
「左様ですね」
「出来ればね」
アレンカールは考える顔で話した。
「戦はね」
「避けたいですね」
「ええ、平和によ」
その道でというのだ。
「ことを進めていきたいわね」
「やはり平和が第一ですね」
「そやからね」
だからだというのだ。
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