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夢幻水滸伝

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第三百九十二話 南米の三国その一

                第三百九十二話  南米の三国
 インファンテとマルタそしてカリブ海とその諸島を加えたアレンカール達はあらためて今後の戦略を考えることになった。
 自身の勢力の星の者達をブラジリアに設けられた官邸に集めてだ、彼は軍議を開いてそのうえで言った。
「さて、結局ね」
「インペルさん達ですね」
「そう、あの子達は戦を選んだわ」
 アマードに話した。
「こちらの参加の申し出を断ってね」
「むしろ勝ってみせるですね」
「そう答えてきたわ」
「そうなのですね」
「そやからね」 
 だからだというのだ。
「これからはね」
「戦ですね」
「そうなるわ、そしてね」
 それでというのだ。
「どうして戦うか」
「それが問題ですね」
「百万でね」
 それだけの兵でというのだ。
「攻めるわよ」
「百二十万ですか」
「ええ、これだけの数なら」 
 それならというのだ。
「問題なしよ、装備も充実させてきたし」
「勝ちますね」
「戦うならね」
 それならというのだ。
「勝つことよ」
「それは絶対ですね」
「そう、戦は出来るだけ避けて」
 そうしてというのだ。
「行うならね」
「勝たないとあきませんね」 
 アルゲダスがまさにと応えた。
「戦をするなら」
「そやからね」
「戦力は出せるだけ出しますね」
「そうするわよ」
「そういうことですね」
「そしてあたい達もよ」
 アレンカールは自分達もと話した。
「出陣するわよ」
「そうして戦いますね」
「ええ、留守番の子を決めて」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「全力で、ですね」
「攻めるわ、敵も調べてね」 
 そうもしてというのだ。
「戦うわよ」
「ほなまずはですね」
 チェチーリアはアレンカールの今の言葉を聞いて言った。
「敵を知りますね」
「そう、何といってもね」
「敵を知ることですね」
「細かいところまでね」
「ほな密偵を送りますね」
「既に結構送っているけどね」
「その数を増やしますね」
 アレンカールに言った。
「そうしますね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのだ。
「戦うわ、相手はこれから準備にかかって」
「こちらも調べてきますね」
「こっちもよ」
「そうしていきますね」
「こうなることも読んでいたしね」
 インペル達と戦になることもというのだ。 
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