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夢幻水滸伝

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第三百九十一話 カリブ海統一その十四

「ほんまね」
「棟梁になって頑張って」
「そうしたこともね」
「同じっていうことか」
「そう、そして」
 それにというのだった。
「今こうして一緒になってるね」
「これからは同じ窯で焼いたパンを食べるってことやな」
「そう、ほんまに」
「起きた世界では同じ学園で」
「友達でこっちの世界でも」
「そやな、ほなこれからな」
「仲よくしてこな」
 ニキータはカルパッチョを食べつつ応えた。
「一緒に」
「ああ、実際仲間が増えてな」
「やったねやな」
「いや、やったねとは思わんは」 
 インファンテはそこは否定した。
「最悪のフラグやからな」
「ああ、そうでしたね」
 マルタはインファンテのその言葉に応えた。
「女の子が親戚のお家に引き取られて」
「最近は何か相手切り裂いて倒すらしいけどな」
「とんでもないことになると言われてますね」
「そやから仲間や家族が増えてもな」 
 それでもというのだ。
「やったねはな」
「禁物ですね」
「思わんことや」 
 絶対にというのだ。
「そこはな」
「そうですね」
「思ったらな」
 そうすればというのだ。
「ほんまな」
「碌でもないことになりますね」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「使わんことやな」
「その言葉は」
「ああ、増えたらよかったや」
「やったねやなくて」
「それはや」
「そうよ、こうした時やったねは禁句よ」
 アレンカールも言った。
「他の言葉よ」
「そうですね」
「ええ、それじゃあ仲間が増えたお祝いも」 
 インファンテにあらためて話した。
「しましょう」
「これから」
「よかったってね」 
 やったてはなくとだ、こう言ってだった。
 全員で飲んで食べて祝った、誰もが新たな仲間達の参加に心から喜びよかったとなったのであった。


第三百九十一話   完


                   2025・2・22 
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