新オズのブリキの樵
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第十幕その一
第十幕 アイドル活動
皆はウィンキー中を回って会場になる場所をそれぞれ観て回って問題点はないかそしてどういったステージにしようかとお話していきました。
そうする中で、です。樵は言いました。
「いや、それぞれの場所で個性があって」
「それぞれ違うステージを演出出来るね」
「そうだね」
一緒にいるかかしに応えました。
「嬉しいことに」
「全部同じだとね」
「同じステージだとね」
「やっぱりよくないから」
だからだというのです。
「それぞれの舞台を演出する」
「そうでないとね」
「駄目だよ」
「そしてね」
それでというのです。
「このステージでもね」
「面白い演出が出来るね」
「そうなるね」
「オズの国は魔法があるから」
それでと言うドロシーでした。
「錬金術も超能力もね」
「色々な技術があるね」
「だからね」
それでというのです。
「そうした力も使って」
「そのうえでね」
「十二分にね」
「面白い舞台にしていこう」
「そうしようね」
「このステージではね」
臆病ライオンはステージを観て言いました、皆今は観客席の一番前からステージを観てお話しています。
「雪を使うんだね」
「そうだね、さっき皆でお話したけれど」
トトが応えました。
「ここはスキー場にあるから」
「それならだね」
「雪を使って」
「雪原のステージにして」
「雪も少し降らして」
「皆北欧の民族衣装を着て歌うね」
「そうしたステージになるよ」
臆病ライオンにお話しました。
「ここではね」
「いいステージになるね」
「絶対にね」
「それと」
モジャボロも言いました。
「雪の結晶の大きなものをね」
「出すね」
「背景にね」
教授にお話しました。
「ステージの背景に」
「雪の結晶はとても奇麗だよ」
教授は目を笑わせて応えました。
「本当にね」
「きらきらしていてね」
「形もよくてね」
「それでね」
そうであってというのです。
「あちらも演出で使えば」
「尚更いいね」
「全くだね」
「今回は兎に角ね」
「スキー場にあるステージだから」
「演出もね」
「雪がメインだよ」
二人もお話します、そしてアン王女は笑ってこんなことを言いました。
「スキーをした後にね」
「コンサートね」
「素敵な流れよね」
「そう、そうなることをね」
ビリーナは王女にまさにと答えました。
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