新オズのブリキの樵
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第九幕その十二
「僕達みたいな身体でないと」
「出来ないね」
「体力がなかったら」
「そうです、アイドルに必要なものはです」
レイさんも言うことでした。
「何と言ってもまずはです」
「体力だね」
「はい、体力がなかったら」
それならと樵にお話します。
「とてもです」
「出来ないね」
「そうです、ですから体力作りに」
その為にというのです。
「ランニングやサーキットトレーニングもです」
「やっているんだ」
「そしてそうしたトレーニングの前に」
さらにお話しました。
「準備体操それにストレッチもです」
「欠かせないね」
「はい」
そうだというのです。
「もうそれこそスポーツ選手とです」
「変わらないね」
「そうなんです」
「だからだね」
「まず体力がないと」
そもそもというのです。
「とてもです」
「やっていけないね」
「そうしたお仕事です」
「体力なんだね」
「何といっても」
まずはというのです。
「本当に」
「奇麗、可愛いよりも」
「体力です」
最初に必要なものはというのです。
「絶対にです」
「必要だね」
「体力あってこそ」
まさにというのです。
「アイドルはです」
「やっていけるもので」
「体力錬成のトレーニングに」
それにというのです。
「しっかりしたお食事と」
「休憩もだね」
「そしてアフターケアも」
それもというのです。
「必要です」
「アイドルも大変だね」
「肉体労働です」
きっぱりとした返事でした。
「まさに」
「華やかで可愛くあって」
「そしてです」
それと共にというのです。
「肉体労働でもある」
「そうした世界だね」
「いつも身体を動かす」
「それでランニングもいつもしているね」
「他のトレーニングも」
そうであるというのです。
「そうしています」
「成程ね、アイドルはそうした世界だね」
「まさにお水の中ではです」
レイさんはこうも言いました。
「足を必死に動かしている」
「そうした世界だね」
「そうなんですよ」
最後は微笑んで言いました。
「体力があっていつも努力して」
「そうした地道なものもある」
「そうした世界です」
こう樵にお話しました、皆そのお話に成程と頷きました。アイドルの世界はそうしたものであるとわかって。
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