新オズのブリキの樵
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第九幕その九
「人気があるんだよ」
「成程ね」
「そう、そして」
それでというのです。
「それが定着しているんだ」
「日本ではだね」
「そうなんだ」
「面白い国だね」
そのお話を聞いてです、モジャボロは笑って言いました。
「つくづくね」
「声優さんもアイドルみたいな人気でね」
「水着にもなるなんて」
「とてもね」
「面白いよ」
「私もそう思うよ」
笑顔で、でした。教授も言います。そして伍長はこんなことを言いました。
「アイドルと水着は離せないであるか」
「そうだと思うよ」
ラベンダー熊が応えました。
「やっぱりね」
「ステージと一緒にであるな」
「そうだよ、もうね」
それこそというのです。
「アイドルイコールステージ、笑顔で」
「握手会で、であるな」
「歌とダンスでね」
「グラビアもであり」
「そこで水着もね」
こちらもというのです。
「欠かせないんだよ」
「そうであるな」
「若しもである」
王様も言ってきました。
「水着にならないなら」
「アイドルとしてやっていけるか」
「無理かも知れないであるな」
「そうであるな、アイドルなら」
それならというのです。
「やはり水着であるな」
「ですから私達もです」
「グラビアのお仕事もさせてもらっていて」
「水着にもなります」
「デビューの時からで」
「今もです」
「水着になっています」
六人も言います。
「ビキニになったりです」
「競泳水着も着ます」
「海や湖で」
「プールでもです」
「ポーズも取って」
「六人一度や一人一人や二人や三人でも」
「いや、アイドルの人達も大変だね」
ジョージは皆のお話を聞いて思いました。
「水着になりたくない人もいるだろうに」
「そうよね、私なんてね」
ナターシャはお顔を赤くさせて言いました。
「学校の授業でも恥ずかしいわ」
「私もよ」
恵梨香もでした。
「人前で水着になるのは恥ずかしいわ」
「それなのに水着になるなんて」
神宝も言いました。
「アイドルの人達も大変だね」
「若し水着にならないと」
それならと言うカルロスでした。
「アイドルになれないのかな」
「そんなアイドルの娘はいないね」
実際にとです、樵は五人にお話しました。
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