新オズのブリキの樵
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第九幕その七
「六人の娘達と一緒にね」
「グラビアに出たりはですか」
「時々させてもらっているわ」
「そうですか」
「これがね」
笑顔で言うのでした。
「現役時代だとね」
「よくあったんですか」
「グラビアのお仕事もね」
「実際私達グラビアのお仕事よくさせてもらっているわ」
サキが言ってきました。
「色々な場所でね」
「奇麗な服を着てポーズを決めて」
ユウはそれでと言いました。
「そのうえでね」
「水着にもなるのよ」
ヒミカは笑ってお話しました。
「グラビアの時はね」
「色々な服を着て」
そしてと言うミユでした。
「水着も多いわ」
「コスプレもするし」
トモキはそうした衣装のお話をしました。
「色々なお仕事の」
「それで特に水着が多いわ」
まさにと言ったトモキでした。
「私達は」
「私もね」
ドロシーも言ってきました。
「オズマ達もだけれど」
「グラビアされていますね」
「ドロシー王女も」
「オズマ姫もそうですし」
「ベッツイ王女もトロット王女も」
「そうされていますね」
「この前だって」
六人はドロシーに笑顔で応えました。
「そうですね」
「それで、ですよね」
「こうしたお話おわかりですね」
「グラビアのお仕事も」
「一体どういったものか」
「どういった場所でどういった服を着るか」
「ポーズもね、まさかね」
ドロシーはにこりと笑って言いました。
「私達がアイドルみたいなことするなんて」
「いや、オズの国だからね」
樵がドロシーに言ってきました。
「王女様でもだよ」
「アイドルみたいなのね」
「そう、そんなポジションだからね」
それでというのです。
「グラビアもね」
「したりするのね」
「そうだよ」
こう言うのでした。
「人気があるからね」
「王女はアイドルみたいに人気がある」
かかしも言ってきました。
「それもまたオズの国だよ」
「それでグラビアに出たりもするのね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「この国ではね」
「そういうことね」
「昔は違ったけれどね」
臆病ライオンは笑って言いました。
「王女は王女でね」
「人気はあってもね」
トトが応えました。
「それでもね」
「アイドルじゃなかったよ」
「そうだったね」
「というかアイドル自体がね」
「昔はなかったしね」
「オズの国でもね」
「テレビもなかったし」
「そう、テレビが出て来てよ」
それでと言うビリーナでした。
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