博士の挑戦状
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第二百四十七話
第二百四十七話 声も出るゲーム
小田切君は野球ゲームから他のPCエンジンのゲームもプレイしていった、その中でRPG等もしていったが。
「声が出るゲームも多いですね」
「そうであろう」
博士はまさにと応えた。
「ピーシーエンジンはな」
「そうですね」
「これが特徴だったのじゃ」
PCエンジンのというのだ。
「アーケードゲームの様な画面とな」
「声優さんの声が出るのが」
「次第にそうしたゲームが出てな」
「特徴になったんですね」
「そして人気にもなった」
そうだというのだ。
「今では普通のことでな」
「声優さんの重要なお仕事になっていますね」
「アニメと共にな」
「そのはじまりですね」
「そうなのじゃ」
博士はまさにと答えた。
「そう言ってもいい」
「言ってもいいですか」
「これを言うならその前にもな」
「声優さんが喋るゲームありましたか」
「ほんの少しでもな、しかしな」
「本格的にですね」
「喋る様になったのじゃ」
「そうですか」
「だからな」
それでというのだ。
「ピーシーエンジンは画期的だったのじゃ」
「そうですね、キャラが喋りますと」
どうかとだ、小田切君は博士に話した。
「違いますね」
「全くじゃな」
「面白さもです」
「違ってくるな」
「台詞って大事ですね」
小田切君はプレイしつつ実感した。
「つくづく」
「そうであろう、今の声優さんが喋ることはな」
それぞれのキャラを担当してというのだ。
「ピーシーエンジンから本格化してな」
「定着したんですね」
「今ではそうでないと信じられぬこともな」
「当時は画期的で」
「人気の元になったのじゃ」
「そうした風でしたか」
「そうなのじゃ」
「よくわかりました」
小田切君は博士の言葉に頷いた、そうしてだった。
声優さんの声を聴きながらゲームを楽しんでいった、だがここでふとこんなことを言ったのだった。
第二百四十七話 完
2025・2・23
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