新オズのブリキの樵
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第九幕その五
「絶対に」
「うん、閃いてもね」
ジョージはまた言いました。
「そこからね」
「ちゃんと考えて欲しいね」
「それでいいかどうか」
「推敲して」
「それでやれって言って欲しいわ」
「そう、そんなことは駄目だよ」
樵も言いました。
「思いついてもね」
「ちゃんと考えることですね」
「そうだよ」
ジョージにお話しました。
「本当にね」
「そうですよね」
「そう、だからね」
それでというのです。
「僕もね」
「ちゃんと考えて」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「言っているよ」
「政治でも他のことでも」
「思いついても考える」
「それでいいかどうか」
「そのことも大事だよ」
「それをしないとですね」
「おかしなことにもなるよ」
思いついたことをその場ですぐにやろうとかやれとか言うと、とです。樵はジョージ達にお話しました。
「だから駄目なんだよ」
「思いついたことをですね」
「その場で言ったら」
「やろう、やれとか」
「自分がやってもですね」
「駄目なんですね」
「そうだよ、だから書いておくことはね」
このことはというのです。
「大事なんだよ」
「そうですね」
「とても」
「じゃあ僕達もですね」
「書くことですね」
「メモも大事ですね」
「そうだよ、君達もそうしてね」
こう言うのでした、そしてです。
ドロシーは自分が書いたノートをエルフの娘達に見せました、すると六人で目をきらきらさせてお話しました。
「いいわね」
「ええ、そうね」
「どのアイディアもね」
「やってみたいものばかりよ」
「私達もね」
「どれもしてみたいわ」
「ええ、私達もね」
レイさんも読んで言いました。
「アイディアを出すけれど」
「皆が出してくれたアイディアも見て」
サキが応えました。
「考えることですね」
「こんなに沢山出してくれて」
ユウは笑顔で言いました。
「嬉しいですし」
「どの演出をどのステージでやればいいか」
ヒミカの目はきらきらと輝いています。
「皆で考えるといいですね」
「ツアーでは色々な会場に行きますし」
それでと言うミユでした。
「それぞれ考えられますね」
「登場だけでなく」
トモキもにこにことして言います。
「本当に色々ありますね」
「ステージ衣装は私達が考えていますが」
アズキはこちらのお話をしました。
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