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ニンジャ・イン・ザ・ファンタジーⅥ

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資料編
  登場用語:ニンジャスレイヤー(随時更新)

 
前書き
こちらでは本作に登場する用語の内、ニンジャスレイヤー出展の物を紹介しています。
基本的には原作の大きなネタバレになる記述は避けますので、説明不足に見える部分も生まれる可能性があります。 

 
 ♢組織、ニンジャ関連

 ■ニンジャ
 平安時代の日本を、恐るべきカラテとジツの力で支配した半神的存在である。
 また、それ以前の神話などに語られる神や怪物、妖怪といった存在も、ニンジャが原典であろうとされる。
 通常の人間が様々な修行や儀式を経てニンジャとなるリアルニンジャと、古代のリアルニンジャの魂たるニンジャソウルが憑依した憑依ニンジャが存在し、現代では殆どが後者である。
 ニンジャ化すると身体能力や反射神経が常人を大きく凌駕するようになり、あらゆる面で自身に劣るただの人間を下に見るようになる場合が多い。
 ニンジャは不死身ではない。
 常人よりも耐久力、回復力が上である事は確かだが、全身に大口径の銃弾を浴びる、心臓を破壊されるなどの致命傷を負えば実際死ぬ。
 なお、現代においてはニンジャはドラゴンや吸血鬼のような伝説上の存在と大部分の人間には認識されているが、日本人のDNAにはニンジャ存在への恐怖が刷り込まれており、実物を目の当たりにすると『NRS(ニンジャ・リアリティ・ショック)』を発症し、恐慌、失神、最悪の場合は心停止する。

 ■ニンジャソウル
 リアルニンジャの魂。
 生前の実力に応じてレッサー級、グレーター級、アーチ級と格付けされており、憑依ソウルの格が高い方が強力なジツや肉体の特徴を得やすい。
 ただし、憑依ニンジャにあっては本人の鍛練次第で格上のソウル憑依者と互角以上に戦える実力を獲得する者も存在し、ソウルの格で絶対的な強弱は決まらない。
 ニンジャに莫大なエネルギーを供給する存在でもあり、ニンジャが死亡する際に爆発四散するのは、宿主を失ったソウルのエネルギーが行き場を無くして暴走している為である。

 ■ニンジャクラン
 リアルニンジャの所属するグループのような物。
 氷を扱うジツに長けたコリ・ニンジャクラン、隠密行動を得意とするシノビ・ニンジャクランなど、固有の技術やジツを重点的に鍛えている。
 憑依したソウルのクランによって、憑依された者にも様々な変化が起きる。
 例えば、巨体の耐久力や怪力を活かした突撃戦法を得意としたビッグ・ニンジャクランのソウルが憑依すると、身体が大きくなり筋肉が付きやすくなるなどする事が殆ど。
 大元のクランから、実力のある者が暖簾分けをして分派となるクランを設立する場合もある。

 ■モータル
 非ニンジャ。ただの人間。
 基本的にはニンジャに一方的に虐げられ、搾取される存在であるが、前述の通りニンジャも不死身ではない為、モータルがニンジャを殺害した例もある。

 ■ソウカイ・シンジケート
 ソウカイヤとも。
 ラオモト・カンを首領とし、日本の首都であるネオサイタマを牛耳るニンジャ組織。
 暗黒メガコーポたるオムラ・インダストリ、ヨロシサン製薬と結託し、ありとあらゆる裏事に手を染めている。
 ソウカイ・シックスゲイツという幹部ニンジャを揃えており、中でもラオモトの覚えめでたい実力者達は『シックスゲイツの六人』とされる。
 『六人』のメンバーは欠員が出れば補充されるが、お膝元であるネオサイタマで暴れ回るニンジャスレイヤーへ実力者を派遣し、返り討ちに遭いまくった事が災いし、末期には目も当てられないサンシタが『六人』に名を連ねていた。

 ■ザイバツ・シャドーギルド
 キョート共和国を拠点とするニンジャ組織。
 ソウカイヤとは対立関係にあり、マルノウチ・スゴイタカイビルで多数のニンジャが入り乱れた『マルノウチ抗争』の後は不可侵条約を結び冷戦状態であったが、ソウカイヤの壊滅後はネオサイタマへ侵攻、その大部分を支配下に置いた。
 ロード・オブ・ザイバツを頂点とするピラミッド構造の位階制度を採っており、ロードの下に最高幹部たるグランドマスター、前線指揮官クラスのマスター、最も数の多いアデプト、グランドマスターやマスターの元で経験を積むニュービーニンジャのアプレンティスと続く。
 ニンジャ至上主義であり、ソウカイヤ以上にモータルへの侮蔑意識が強い者が多い。
 所属ニンジャの質と量はソウカイヤを凌駕するが、各グランドマスター間の派閥政争が激しく、殆どの者が他者に隙を見せる事を嫌って危ない橋を渡ろうとしない為、全体的に積極性に欠け、動きが後手に回りやすい。

 ■アマクダリ・セクト
 ラオモト・カンの遺児であるラオモト・チバをトップに据えたニンジャ中心の組織だが、実権は摂政のアガメムノンが握っているも同然である。
 ソウカイヤ残党とアガメムノンの私兵が合流した組織であり、ソウカイヤ壊滅後にその後釜となった。
 ザイバツとは常に緊張状態にあり、テリトリーを巡って抗争となった事もある。
 ネオサイタマを細かく区分けし、それぞれに下部組織を置いて管理させているが、各組織は自分の隣のエリアを管理する組織の事もロクに知らない。
 この為、ソウカイヤやザイバツに対してニンジャスレイヤーが行っていた、下っ端から順に拷問して上の連中の情報を吐かせるという手法が通用しなかった。
 高度な管理システムに基づいた組織運用により、極めて高いレベルで統制が取れており、組織としての纏まりは上記2つの組織を遥かに上回る。
 その一方、システムを絶対と信じて疑わず、システムに従っていれば万事上手く行くと依存、慢心する者が非常に多く、何らかの理由で一旦その統制が乱れると、殆どの者が右往左往するばかりの烏合の衆と化してしまう欠点を持つ。

 ■ニンジャスレイヤー
 ネオサイタマの死神、ベイン・オブ・ソウカイヤなどの異名を持つニンジャ。
 『マルノウチ抗争』後、突如としてネオサイタマに現れ、ソウカイヤのニンジャを次々にスレイした謎のニンジャ。
 全身を赤黒のニンジャ装束で包み、金属質のメンポには『忍』『殺』の2字が刻まれている。
 恐るべきカラテ技量を誇る上に、現代には失われた多彩な奥義を有しており、サンシタニンジャの多くは有効打を与えられぬままにスレイされた。
 窮地に陥ると装束やメンポから赤黒い不浄の炎が燃え盛り、目がセンコ(線香か)めいて輝いてさらにパワーアップする。
 ソウカイヤ、ザイバツと激しいイクサを繰り広げた彼の存在は都市伝説めいて語られており、終盤にはアマクダリニンジャが彼を見て失禁する程の恐怖の対象となっていた。

 ■ラオモト・カン
 ソウカイ・シンジケート首領。
 アーチ級ニンジャ、ブケ・ニンジャのソウルに加え、リー・アラキの『ヨクバリ計画』の産物として6つのニンジャソウルをその身に宿す。
 アルマーニのスーツを着こなし、煌びやかな黄金メンポを着ける。
 ニンジャとしての戦闘能力はずば抜けていながら、自ら現場に立つ事は無く、自らの時間はもっぱらビジネスに費やす。
 ソウカイヤの隠れ蓑であるネコソギ・ファンドCEOとしての優れたビジネス手腕と、ソウカイヤ首領としての豊富なニンジャ戦力を併用し、ネオサイタマの支配を磐石なものとしている。
 弱者が無様に惨たらしく死んでいく姿を好む生粋のサディストである。
 類い稀なカリスマ性を持ち、自身の死後もソウカイヤ残党のニンジャは彼とその遺児であるラオモト・チバに忠誠を誓う者が多い。

 ♢その他の技術や風習など

 ■アイサツ
 「ドーモ、○○=サン」といったアイサツは、礼儀作法としてモータルにも浸透しているが、ニンジャのイクサにおいては絶対不可侵の礼節として本能に刻み込まれており、ニンジャ同士がイクサの場で相対すればまずお互いのアイサツを済まさねばならない。
 これを疎かにする者はシツレイ、スゴイ・シツレイとして敵のみならず味方からも侮蔑される事になる。
 ただし例外が存在し、アイサツ前にアンブッシュ(奇襲攻撃)が1度のみ許されており、このアンブッシュで敵を仕留めた場合はシツレイとは扱われない。
 これはたった1度のアンブッシュで死ぬようなニンジャは、アイサツをする資格も、される価値も持たなかった未熟なサンシタとして扱われるからである。
 集団同士の大イクサとなる場合、それぞれの勢力の代表者同士のアイサツで済まされる場合もある。

 ■カラテ
 実際謎が多い用語である。
 大抵の場合は『○○カラテ』など、武術の流派のように扱われるが、『血中カラテ』、『カラテ粒子』、『カラテが漲る』など、もはやそういった概念的な物のように描かれる事もある。
 そのような特殊な表記でない場合は、基本的にジツに依らない近接格闘技術の事と認識していれば概ね間違いは無いと思われる。
 とある人物が「ノーカラテ・ノーニンジャ(カラテ無くばニンジャに非ず)」と発言し、実際ジツ頼みのニンジャが格闘戦に持ち込まれ爆発四散するパターンは多い。

 ■ジツ
 術。『○○・ジツ』と表記される。
 ニンジャソウルがもたらす特殊能力全般を指すが、サイバネ手術により機械化した部分から繰り出される物もジツ呼びされるなど、こちらも明確な定義は難しい。
 その種類は多岐に渡るが、中でもアーチ級ニンジャソウルが持つユニーク・ジツはいずれも強力無比な効力を持ち、複数のニンジャを相手取っても圧倒する場合も多い。
 多くの強豪ニンジャは、自身のジツとカラテを組み合わせた戦闘技法を編み出しており、ジツが強力だからと胡座を掻いてカラテの鍛練を怠る者は、大抵カラテ巧者に隙を突かれてブザマな死を迎える。 
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