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新ヘタリア学園

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第四千百六話  陸奥と津軽と

第四千百六話  陸奥と津軽と
 青森、穏やかそうな外見の青年の姿をした県が来て各国にお話しました。
「実は僕は幾つもの藩を持っていまして」
「江戸時代はだね」
 カナダが応えました。
「そうなっていたんだね」
「南部藩や津軽藩に」
「昔の日本は何処もそうだったね」
「三百以上の藩がありまして」
「そうだったね」
「それで南部藩と津軽藩は仲が悪くて」
 そうだったというのです。
「戦国時代からのことで」
「それは大変だね」
「それでそれぞれの地域で特色があります」 
 同じ県内でもです。
「陸奥と呼ばれる地域もそうで」
「津軽もなんだ」
「はい、おおよそ三つの地域に分けられます」
「それって大阪と同じだな」
 フランスはお話を聞いて思いました。
「あいつも摂津、河内、和泉ってあるからな」
「そうです、同じ県ですが」
 それでもと言う青森です、津軽だけでなく陸奥もありますし一口でそうだとは言えない県なのです。


第四千百六話   完


                     2025・5・5
 
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