新ヘタリア学園
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第四千百七話 青森にいると
第四千百七話 青森にいると
青森は日本ではかなり寒くて雪が多い県です、今は雪はありませんがそれでも涼しいのでカナダは言いました。
「クマ九郎君涼しいよね」
「ダリナンダアンタイッタイ(翻訳:誰なんだあんた一体)」
「君の飼い主のカナダだよ、青森って涼しいよね」
「確かに」
クマ二郎さんも否定しませんでした。
「涼しい」
「そうだよね」
「春でこれだと」
「僕程じゃないけれどね」
「暑い国は辛いかも知れない」
「どうもね」
「そうなんですよね」
青森自身も言ってきました。
「僕は日本さんの中では涼しいです」
「やっぱりそうだね」
「そして冬はかなりです」
「太宰さんはこうしたところで生まれ育ったんだ」
「そして一時帰郷もされています」
疎開してです。
「そうした場所です」
「ここが故郷なんだ」
カナダもしみじみとして言いました、津軽の中で。
第四千百七話 完
2025・5・6
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