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ハッピークローバー

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第百六十八話 最後日の開始その十三

「最低な部活だったんだよ」
「酷いことね」
「学校の先生の犯罪って多いけれど」
 犯罪検挙率が異常に高いが表に出ているのは氷山の一角だという。
「そうした先生も多くてね」
「暴力受けて」
「それでそうしたことになったら」
「運命も悪くなるわね」
「トラウマ持っていいことなんてないから」
 それ故にというのだ。
「もうね」
「そんなところからはすぐに逃げることね」
「訳もなく暴力振るう人がいたり」
 若しくはというのだ。
「無茶苦茶な暴力だったりしたら」
「逃げることね」
「危ない場所から逃げる」
 それがというのだ。
「賢いやり方でね」
「運命をよくすることね」
「暴力は我慢する試練じゃないよ」
「絶対にやったらいけないことよね」
「そうだよ、そんなものはね」
 暴力はというのだ。
「絶対にあってはならないもので」
「避けるものね」
「そして避けてね」
 そのうえでというのだ。
「通報しないとね」
「駄目よね」
「教育委員会に行って駄目なら」
 それならというのだ。
「マスコミでもネットでもね」
「言えばいいわね」
「暴力の現場スマホで密かに撮って」
 そうしてというのだ。
「ネットに流してもね」
「いいわね」
「暴力は許さない」
「その考えでないとね」
「おかしいよ、まして目立つとか生意気とか」
「そんな理由で殴ったり蹴ったりは」
「人間としてね」
 そう呼ぶべき存在でというのだ。
「下の下の下以下の」
「最低の行いよ」
「どんな理由でもね」
「それがわからないとね」
「駄目だよ」
 人としてというのだ。
「それを許したらいけなくて」
「そんな先生がいる部活もね」
「行かせたら駄目だよ」
「そうよね」
「先輩でも駄目だしね」
「暴力は」
「特に先生はね」
 この立場にいる者はというのだ。
「仮にも大人でね」
「体格もあるしね」
「しかも立場もあって」
 教師というそれがだ。
「尚更だよ」
「暴力はいけないわね」
「その暴力を批判すべきなのに」
「我慢しろはないわね」
「自分の子供に殴られて来いとか」
「毒親ね」
 留奈は眉を怒らせて言った。
「完全に」
「そう思うよ」 
 実際にというのだ。 
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