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新ヘタリア学園

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第四千百四話  創作作品でも

第四千百四話  創作作品でも
 各国は今度は文豪アルケミストのアニメを観て思いました。
「太宰さん凄く必死に芥川さんを追いかけてるね」
「そうだな」
 ドイツはイタリアの言葉に頷きました。
「この作品は作家さんそれぞれの逸話が描かれているが」
「太宰さん一途に芥川さんを慕ってるね」
「実際にここまでです」
 日本はここでも答えました。
「私は太宰さんも知っていますが」
「実際になんだ」
「終生芥川さんを敬愛していたのか」
「作品にも出ていまして」
 そうであってというのです。
「如是我聞でも志賀直哉さんを批判すると共に」
「芥川さんのことを書いていたんだ」
「そうだったのか」
「弱くなれと」
 芥川の様にとです。
「書いていました」
「本当に最後の最後までだね」
「芥川さんを敬愛していたのだな」
「心の中にありました」
 まさに終生芥川龍之介を敬愛していました、そうしてそのうえで芥川の様に自殺して人生を終えたのです。


第四千百四話   完


                2025・5・4

 
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