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新ヘタリア学園

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第四千百三話  太宰を見て思うこと

第四千百三話  太宰を見て思うこと
 各国は太宰治を読んでから思いました。
「ある人に似ているな」
「というか真似ているあるな」
「ああ、ある人をな」
「そうだよな」 
 アメリカ、中国、イギリス、フランスがまず言いました。
「あの人を尊敬していたらしいからな」
「賞を必死に欲しがってな」
「写真のポーズも意識していたらしいある」
「作風も通じるところがあるな」
「はい、太宰さんは芥川龍之介さんを尊敬していまして」
 日本はまさにと答えました。
「ずっと意識していました」
「それでだな」
「読んでいると芥川さんを思い浮かべるあるな」
「そう言えばお二人共顔立ち整ってるな」
「自殺もな」
「自殺もです」
 日本はこのことは残念そうに言いました。
「同じです」
「作家さんはこうして死ぬべきだと言っておられました」 
 そうだったというのです。
 太宰治を読んでいると芥川龍之介を思い出してしまう各国でした、太宰は本当に芥川を終生敬愛してたので。


第四千百三話   完


                     2025・5・4
 
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