夢幻水滸伝
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第三百九十話 献身的に働いてその九
「あの人とお話します」
「マルタ様ご自身がですか」
「そうされますか」
「お話もわかる人なので」
「ご自身が行かれ」
「お話をされますか」
「そうします」
実際にというのだ。
「これからキューバに行く準備をして」
「それで、ですか」
「会談を行われますね」
「そうします、それでええでしょうか」
二人に自分の考えへの是非を問うた。
「それで」
「急ですがインファンテ様ならです」
まずは老婆が答えた、インファンテについては自分達の国のすぐ北の国のことなのでよく聞いて知っているのでそこから答えた。
「いいと思います」
「私もです」
孫娘も言ってきた。
「あの人でしたら」
「ではこれより」
「行きましょう、キューバに」
「そしてお話をしましょう」
二人は微笑んで言った、こうしてだった。
マルタは自らキューバに赴きインファンテと話すことにした、そして会談の結果二人は共に歩んでいくことになった。
話を全て聞いてだ、インファンテは笑って言った。今二人で飲んでそのうえで話をして聞いていた。
「そういうことやってんな」
「大したお話ではないですが」
「いやいや、おもろかったで」
マルタに心から答えた。
「ほんまな」
「そうやとええですが」
「平和にやってたんやな」
「そのことを意識しまして」
マルタにしてもとだ、インファンテに話した。
「人を助けることを」
「ええことや、自分等はこの世界を救うのが目的や」
ジンを一口飲んでから話した。
「それやとな」
「私がしてきたことは間違いやないですか」
「間違いどころかな」
まさにと言うのだった。
「王道や」
「星の人として」
「そや、これ以上はないまでのな」
それこそというのだ。
「王道や」
「そうなのですね」
「自分も見習わんとな」
腕を組んで述べた。
「そうしたところは」
「そこまで言って頂けますか」
「それでな」
彼はさらに話した。
「これからのことやが」
「私達のですね」
「戦略になるが」
勢力のというのだ。
「どないするか」
「私はです」
マルタは蛸のカルパッチョを一口食べてから述べた。
「まずはカリブ海をです」
「その島々をやな」
「統一してです」
「統治するんやな」
「はい」
まさにというのだ。
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