| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

夢幻水滸伝

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第三百九十話 献身的に働いてその三

 売ると全て質がいいので飛ぶ様に売れやがて彼女は老婆と孫娘に言った。
「レシピ出して他の人達にもです」
「作ってもらい」
「大量生産ですか」
「それに入ってです」
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「売りますね」
「大量生産したものを」
「はい、そして」
 そのうえでというのだ。
「沢山の人を助けて」
「私達も儲ける」
「そうしますか」
「そして薬屋さんから」
 今の店をというのだ。
「製薬会社にしましょう」
「会社ですか」
 孫娘はマルタのその言葉に仰天して応えた。
「それはまたです」
「意外ですか」
「意外も意外で」 
 そうであってというのだ。
「そこまでされるとは」
「そうしたらよおさん薬を作れて売れて」
「大勢の人達が助かりますね」
「そしてです」
「儲かりますね」
「あまりお金のこと言うのもよおないですが」
 マルタはそれでもと話した。
「やっぱりです」
「現実としてですね」
「お金は必要ですね」
「私達が暮らす為に」
「そうですさかい」
「お店を会社にして」
「やっていきましょう、見たところです」
 マルタは孫娘と老婆のステータスを見て言った、二人共薬剤師であるがそれだけではなかったのだ。
「商業のスキルもそれなりで」
「まあそれは」
 老婆が答えた。
「商売のことも出来ませんと」
「お店はやっていけへんですね」
「薬剤師の能力とです」
 それと共にというのだ。
「商業のそちらもです」
「必要ですね」
「ですからわしもそちらの努力もしまして」
「お孫さんにもですね」
「教えてきました」
 商業の方もというのだ。
「そうでした」
「それがです」 
 まさにというのだ。
「出ていまして」
「それで、ですか」
「そちらもいけますので」
 商業ここでは経営もというのだ。
「計算とかも得意そうで」
「だからですか」
「私達と一緒にですか」
「会社でやっていきましょう」
 薬屋からというのだ。
「これからは」
「はい、それでは」
「その様に」
 二人も応えた、そうしてだった。
 実際に会社となり多くの者も雇ってだった、マルタが開発した様々な薬を園レシピ通り大量生産してだった。
 これまで以上に売りはじめた、するとだった。
「よりです」
「お薬が売れています」
「業績が鰻登りで」
「今私達の会社は急上昇中です」
「そうです、そうなってです」
 マルタは建てた会社のビルの会議室で老婆と孫娘、社長と副社長になった二人に話した。尚二人の家族もそれぞれ経営陣に入りマルタが会長となっている。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧