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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第十二話 試合になりその十九

「君達が怒るのも当然だ」
「あんたの親父さんも大概だよな」
「いつも悪質な悪戯を行う」
「だから大概なんだな」
「だが流石にこの人達程ではないからな」
 その父親達を見て話した。
「僕は幸せと言える」
「ああ、こんなのが親父で不幸だぜ」
 りんねもまた心の奥底から言った。
「最低の親父だよ」
「同感だ、貴方達はいい加減にしないと駄目だ」
 面堂は玄馬達にも言った。
「さもないと余計に嫌われる」
「ええい、わし等の味方おらんのか!」
 玄馬は怒って叫んだ。
「世の父親達は何をしておる!」
「父の愛がわからぬか!」
 竜之介の親父は号泣さえして叫んだ。
「その様な子に育てた覚えはないぞ!」
「いやあ、俺はやることやってるつもりだけどね」 
 鯖人は全く反省していない顔で笑って言った。
「評判悪いね」
「このおっさん達は六甲の山に捨てねえか?」
 向田も流石に呆れてこの言葉を出した。
「もうな」
「それがいいな」
 犬夜叉は向田の言葉に頷いた。
「もうな」
「そう思うな」
「ああ、碌なことしねえしな」
「それがいいな」
「全くだよ」
「いや、それも駄目だろ」
 すぐに飛麿が言ってきた。
「六甲に入る人や生きものに迷惑だ」
「それもそうだな」
「そうだな」
 向田も犬夜叉も納得した。
「じゃあ仕方ないけれどな」
「こいつ等も連れていくか」
「皆がわし等をそんな目で見るのか」
 竜之介の親父は泣いたまま言った。
「何ということだ」
「自覚するよろし」
「ほんまや」
 シャンプーも右京も批判的だった。
「あの校長も大概やけどな」
「糞親父の中でも最低あるよ」
「というか本当に酷い父親が多いね」
 一ノ瀬のおばさんが見てもだ。
「この面子は。皆よく言うけれどね」
「全くだね」 
 おじさんも言ってきた。
「こうした人達にはね」
「いや、あんた違うからね」
「なっていないかな」
「ならない様にって言うつもりだったね」
「そうだよ」
「なることも出来ないよ」
 自分の旦那に豪快に笑って話した。
「もうこの人達みたいにはね」
「私はなれないかな」
「酷過ぎるからね」
 だからだというのだ。
「ここまで酷くなることはね」
「難しいかな」
「だからね」
 それでというのだ。
「本当にだよ」
「私はそこまで酷くないから」
「ならないよ」
「だといいけれどね」
「ああ、ただね」
 おばさんはこうも言った。
「見ておくことは大事だね」
「ならなくてもだね」
「そう思うよ」
「反面教師ですな」
 弥勒が言ってきた。
「要するに」
「それだよ、こんな人達はね」
「ああはなるまいと思っていつも見て」
「意識してね」
 そうしてというのだ。
「逆のことをしてね」
「努力していくことですな」
「そうだよ」
 まさにというのだ。
「そうしてね」
「いい人になることですな」
「そういうことだよ」
「ううん、俺ってそこまでかな」
 鯖人はここでも笑いながら言った。
「困ったなあ」
「困ったならなおせよ」
 すぐに息子が言い返した。
「ここに捨てられねえなら他の場所に捨てるぞ」
「何処かな、そこは」
「北極か南極にでもな」
 そうした場所にというのだ。
「捨てるぞ」
「冥界にしてくれないかな」
「そのまま二度と出て来るな」
 こう父親に言ってゴミを拾う、ゴミ拾いが終わると一行は面堂が呼んだ巨大なヘリに乗った。そのうえで東京に帰ったのだった。


第十二話   完


                     2025・2・1 
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